26 (Tue) Loboc River Resort (Bohol) Chocorate hills and Tarsiers
この日は朝8時頃からバイクでチョコレ-トヒルに向かった。ゆっくり走ったのでヒルまでは片道、恐らく1時間半ほどだったと思う。しばらくはロボック川と並行して走るが、 川が左に緩やかに曲がって、次第に樹林の中に消えていくあたりからかなり急な山道になり、カーブが連続している。
実は、後で判明することだが、この坂道の途中にガソリンスタンドがあって、後述するセビリヤ村にタグビララン方面から入って通過すると出てくる重要なジャンクションもある。
周りの様子は、時には箱根の山道と驚くほど似ていたし、箇所によっては植生さえ似ているように思えたほどだ。 ネットで偶然見かけた記事では、その部分は地元の学生がボランティアで植えた人工林で、見た感じは針葉樹の林に見えた。
タ-シャを見ることの出来る場所はそこから遠くない。看板が出ている ので行き過ぎることもないと思う。看板で右折すると、直ぐに大きな駐車場があって、
受付棟の背後のかなり急傾斜の斜面でネットで囲まれた部分 がターシャの隔離された場所になる。この画像は到着直後、9時頃の様子だがすぐにバスや車で満杯になってしまった。
タ-シャは慣れないと、どこにいるのか判らないので、 係員がそばに立っていて教えてくれるが、それでも最初は何を見ているのか判らなかった程だ。顔がこちらを向いている時には比較的判りやすいが、後ろを向いていると枝葉とそっくりの色だし、 何が見えているのかさえ判らないほど小さい。
タ-シャは実はボホ-ル島だけではなく、ボルネオやインドネシア、あるいは半島マレ-シアなどにも生息しているらしいが、目が丸くて、これほど極端に小さいのはボホ-ルだけらしい。兎に角、小さい。 でも、可愛い。とても可愛い。
ボルネオ中部でオランウ-タンを見たけれど、20mも30mも先にいるし、それに大きくて動きが尊大で、ちっとも可愛いとは思わなかった。ターシャは腕を伸ばせば触れるほどの処にじっとしているので、尚更可愛いと思える。
ウエブで調べると、ボホ-ル島にはタ-シャをもっと本格的に保護している場所が別にある。
タグビラランに宿泊している場合は、そちらの方が圧倒的に近い。タグビラランから山の中を通ってルボック方面に向かう、途中でセビリヤ方面への分岐点がある幹線道路の途中だ。
この上の地図で、今回訪れた保護区と黒い矢印が伸びている場所は、おそらく間違いで、実際にはセビリヤの青いル-トがチョコレ-トヒルにぶつかる辺りが正しい場所だと思う。
唯、バイクで走れば10分ほどの違いだろうし、車なら数分の距離だろう。その間に他の観光対象があるような土地でもないので、場所が見つからないことはありえない。