簡単に言えば、グーグルマップ上で、任意の場所の地名をクリックすると、その場所に関連する画像集があるので、それに目を通すことだ。文字のない場所をクリックしても画像はないのと、画像は、その場所に広義に関連する別の場所を示すこともあるので注意が必要だ。
後述する白い矢印が頼りになる。
とにかく、最初は画面左上の文字情報などは読まないで、ひたすら画面下の画像を片っ端から見ると、必ず何か目を引くものが出てくる。その時に、地図をグ-グルア-スに切り替えておく必要は、まだない。たいていの場合、そんな場所はガイドブックには出ていないマイナ-な場所だ。
そのような場所のほうが面白いし、そこに行く途中にも付随的な発見もあるだろう。今回の場合、 Valencia の少し先の Garcia Hernandez という所が一つの例になる。実際には時間がなくて行けなかった場所ではあるが、以下に全体図を示す。
フィリピンは基本的にはエベレストの頂上と同じように、石灰岩が隆起して出来た島で、所々に火山が突き抜けている。この地図を操作すると、ガルシアヘルナンデスでは、その石灰岩を採石している場所があることが画像集からわかる。
更に、そのネイル画像にマウスオ-バ-すれば、そこから地図上の実際の場所まで矢印が伸びるので、確実に行くことができる。
サムネイルの画像の位置を地図やグ-グルア-ス上で矢印を使って特定するには順序があるので、以下に詳述する。
最初に、普通のグ-グルマップを表示することが必要で、次に関心のある地名をクリックすると、左側に大きく、その見出し画面(サイドパネルと呼ばれている)で土地の文字情報が表示されて、一番下に写真表示の場所がある。
その部分を押しても画面全体の一番下側にサムネ-ル画像集が現れるが、同時に今までの地図があった画面の部分がサムネ-ルの拡大画像で覆われてしまうので望ましくない。つまり、次のような画面に切り替わってしまう。 このヤシの木の移っている大きな部分に、地図か、あるいは衛星画像がないと矢印機能は使えない。
では、どうするかというと、サイドパネルが見えている場面で、右下にあるストリ-トビュ-などの表示用ミニウインドウの一番右端の上向き矢印をクリックするのが一番手っ取り早い。
結果的にはこのような画面に切り替わる。つまり、サムネ-ル画像の出現だ。
ここで全体表示の邪魔になっているサイドパネルは簡単に左向き矢印で消すことができるが、その後でも実は二つ問題が残っている。
1. 関心のあるサムネ-ル画像に、そもそもGPSの位置情報が刻印されてない場合、矢印は絶対に出現しない。
2. 仮にGPSの位置情報が刻印されているサムネ-ルの場合でも、その上の参照用地図や衛星画像が下に下がりすぎていると矢印は矢張り出ない。
もう少し正確に言うと、本来の矢印の到達点がサムネ-ル画像の帯の幅の上限より下側に潜り込んでしまっている場合には矢印の伸ばしようがないからだ。なので、地図や衛星画像は当初は、この画像の位に離しておいて構わない。矢印を確認できればいくらでも移動できるからだ。
他にも、色々と操作すれば矢印場面には到達出来るが、以上のやり方が一番短くて済むと思われる。実際に白い矢印が伸びた画像が以下になる。
これはガルシアヘルナンデスの石灰岩採石場を衛星画像で示している場面で、ガイドブックには載っていない。もし、今回事前にこのような場所の存在を知っていれば、当然バイクで行ってみただろうが、バレンシアまで行って引き返してしまった。 これが採石場の拡大画面になる。冒頭のヤシの木の海岸だって、十分に魅力的だし、事前にグ-グルマップで情報を集めることが如何に大事かと思い知らされる。
次に例えば、今年の冬に滞在する予定のネグロス島での例を見てみよう。まず、全体画像から。
この地図では2か所に当面の関心がある。すべて事前調査で見つけたもので、実際に行くことになるだろう。牛と釣りの画像だ。
恐らく、このような場所もガイドブックには載っていないだろう。万人の心の定常状態を崩す訳ではないからだ。