しずくな日記

書きたいなあと思ったときにぽつぽつと、しずくのように書いてます。

疲れもシラズ、で。

2012-06-25 23:18:01 | 日記
月曜からバタバタ。
お昼ご飯を夕方に、隠れるようにして職員室で食べた。

今日の陶芸の授業で地域の方々が入ってくださった。

ところが、リーダーの方と事前に打ち合わせしたにも関わらず、
ちょっとしたところで双方の勘違いがあって、
今日のクラスの生徒たち、成形まで充分に入れなかった。

反省・・・。説明が長引いて、45分授業は風のように過ぎていった。
練りの後、生徒たちはきょろきょろと周囲を見渡して、
なかなか成形に入らない。成形の仕方はモデルを使って説明したのに。。。
成形からは一人ひとり、作りたい形を違うわけだから、
どれだけ成形用に粘土を使い、どれだけ加飾用に残しておくのかは自分で考えるのだけど、
とにかく「自分で考える」というのが難しいようだった。
粘土を2つに分ける事ができないのだ。
こういうのは、「だいたいこのくらい」というアバウトなさじ加減でいいのに。

加えて、今日は教えてくださるボランティアの方が3人もいたのに、
質問すらできない。もったいないなあ。。。。

昨年度の生徒はわからなかったらどんどん質問していた。
生徒も、年度毎で全然様子が違う。
今年の2学年は何故か、とにかく自分で考えない、人のマネで凌ごうとする。
学力テスト的には、昨年の2学年よりできるはずなのに・・。
これ、なんとかしたいなあ。

授業後にボランティアの3人の方と片付けながら、
反省点と改善すべき点を話す。
練りの実演は前でするけど、生徒にはやらせない、すぐに成形に入ること。
板作りは生徒には少し難しいので、紹介はしたけど、基本的には玉つくりでやること。
などなど、時間内に制作できるように授業の構成を考え直した。
あさって、明々後日に、同じ授業を他のクラスでも行うから、
今度はしっかりと成形に時間が取れるようにしたい。

今日のボランティアさんは、リーダーの男性(60歳代)、あと2人は女性(40歳代)。
生徒たちのお母さんやおじいさんの世代の方。
日によっていらっしゃる方は異なるけれど、年齢構成はだいたいこんな感じだ。
穏やかで、子ども好きな優しい方ばかり。
若輩者の私としては、陶芸の技術もだし、生徒との接し方、言葉がけでも教わることが多い。

なんだけど、
生徒は「内弁慶」的なところがあり、学校内で先生に対しては、
「何でそんなことまでわざわざ聞くのだろう・・。」と思うようなことまで聞くのに、
外からやってきた人の前では、借りて来た猫のようにおとなしい。
というか、どうやって質問して良いかわからないんだろう.敬語も難しいし。

美術科としてもだし、それ以外のこともまだまだ課題がたくさんあるなあ・・・。
わかんなかったら聴く!というのは生きる力。
これが育っていないと思う。
わかんないことを、多分避けてきたんだなあ。

地域の方がこんな風に全面的に協力してくださることは、本当にありがたい。
生徒たちには、このありがたさはわからないかもしれないけど、
地域の大人が自分たちのことを考えてくれている、
という温かい雰囲気を感じ取ることだけは、とりあえずできたようだった。
最後、制作のアドバイスをしてくださった陶芸クラブの方々に、
みんなで大きな声でお礼をいう事ができた。

やることが多くて疲れるけど、やる意味があることは、
たゆまずやっていきたい。