カウンセラー室と保健室は最近フル稼働。
うちのクラスの登校渋りの生徒2人が、今日は学校に来たは良かったけど、
カウンセラー室と保健室へ。欠席が続くと、教室には入り辛い。
カウンセラー室へ入った方の生徒。
この生徒、昨日も同じパターンで空き時間の先生に入れ替わり話を聞いてもらいながら、
結局、授業には1時間も出なかった。今日は出るって約束したのだけど。
1分でも遅刻すると、もう教室には入れない。みんなの目が怖いらしい。
街を歩いていて、知らない人がみんな自分の悪口を言っているような気がするという。
・・・これは、相当危ない症状だ。精神分裂病で、同じような症状を聞いたことがある。
昔、安定剤を処方されて服用していたことがあるという。
しかし薬は脳を麻痺させるだけだから、出来る限り飲まない方がいいのだけど。
今日は空き時間が多かった私は、
明日の授業の準備物をカウンセラー室に持ち込んで、
この生徒の話を3時間近く聞いた。
勉強はやる気がしない。
どうしていいかわからない。毎日苦しい、頭が爆発しそうだ。
人間関係めんどくさい。
そればかり繰り返す。ただ、整形手術をうけて綺麗になりたいという。
あとお金を稼ぎたい、秋葉原のメイド喫茶はバイト代が高いからバイトしたいという。
学校へ行く意味も、この生徒にはよくわからないようだった。
じゃあ、高校行くの辞めたら?
というとビックリしたような顔をした。
だって、勉強する気も友達づきあいする気もないんでしょ?
高校生活って、今の延長線上にあるんだから同じだよ、といってみた。
高校は当然行くもの、と思っていたらしく、動揺していた。
高校入試をなめてるな。
全日制高校だと、またなんだかんだ言って行かなくなりそうだ。
集団行動がものすごく苦手なのに,人に合わせてしまうのだ。
自分の「核」がなくて、人に合わせるのだけど、すぐに苦しくなって閉じこもってしまう。
生きる事が苦しいんだろうな。人ごととは思えない。そんな頃は自分にもあった気がする。
定時制高校でちょっと変わり種のところをすすめてみた。
進路指導の資料を持ち込んで、一変、進路指導タイムとなった。
この高校のシステムを話すと、この子は興味を持った。
この定時制、夜の部もあるけれど、朝や昼の部もあるのだ。
朝、学校へ行って昼には終わり、昼からはバイトできる。
大好きなダンス部もある。昼からダンスもできる。習いにも行ける。
この子には、こういう自由が必要だと思った。
ガチガチに生活を固められる全日制ではない方がいい。
ここの学校いいね!と言い出した。しめたものだ。
目標ができれば、変わるのではないか。
この子が一生懸命資料を読み始めた、と同時にチャイムが鳴ったので、私は授業へ。
別の先生を呼んで、この子の話を聞いてもらった。
あとから来たもう一人の保健室の方の生徒は、修学旅行ぐらいから欠席していたので、
ほぼ1ヶ月ぶりのお久しぶり状態。
お弁当も持って来ておらず、
他の先生が夜食用に持っていたカップ麺をもらって食べさせた。
前述のカウンセラー室の子もお弁当を持っていておらず、
私がやっぱり夜食用に持って来ていた蜂蜜とチーズのパンを食べさせた。
こういう子たちは、もう、食生活の基盤もグラグラなのだ。
親もご飯を作らない。夕ご飯がコンビニやファミレスのものだったりする。
野菜とかも持って来てあげなくてはいけないかなあ・・・。
学校に販売に来るお弁当屋さんは、この月曜日から新しい業者になって美味しそうだけど、
11時までしか追加を受け付けてくれない。
登校渋りの子は11時に間に合わない時が多くて、お弁当の追加注文もできない。
保健室の子と、今後のことを話していたら、
「お母さんに、高校行かずに働けって言われた。」という話が出て来た。
本人の気持ちでは高校にはやっぱり行きたいけど、
小さい妹の面倒を見る人が誰もいないから、
妹が中学校に入学するまでは自分がバイトと家事をする、というのだ。
行きたいって思ってるんじゃん・・・・・行かせてあげたい。
お母さんは仕事とバイトとを掛け持ちしていてなかなか連絡が取れない。
経済的に大変なのだ。
でも、このままこの子が高校に行きたい気持ちを抱えたままバイト生活に突入するのは、
あまりにも忍びないし、
10~20代前半の年齢ならばバイトでも暮らして行けるけど、
その後はどうするの?ずっとバイトは続けられるものではないんだよ、と話した。
それならば、中学卒業後にキチンと就職した方がいい。
ただし、中卒はとても職は少ない。
定時制高校をすすめてみているけど、
本人の中ではお母さんをがっくりさせたくないからと高校生活への「諦め」が漂っていた。
3年前、初めて3年生の担任をしてクラスの進路指導をしたけれど、
1人だけが定時制で、あとは全員、全日制高校へ進学していった。
今回、就職を含む多種多様な進路指導(特別支援学校も含む)を経験することになる感じだ。
自分に関わった生徒たちが、将来幸せになって欲しいと、教員なら誰でも思うだろう。
一人ひとりの生徒が抱える「事情」があまりに多様でクラクラしてしまうけど、
なんとか、ベストを探りたい。
三者面談の時期は近づいている。
進路指導、ついに始まるなあ。。。
うちのクラスの登校渋りの生徒2人が、今日は学校に来たは良かったけど、
カウンセラー室と保健室へ。欠席が続くと、教室には入り辛い。
カウンセラー室へ入った方の生徒。
この生徒、昨日も同じパターンで空き時間の先生に入れ替わり話を聞いてもらいながら、
結局、授業には1時間も出なかった。今日は出るって約束したのだけど。
1分でも遅刻すると、もう教室には入れない。みんなの目が怖いらしい。
街を歩いていて、知らない人がみんな自分の悪口を言っているような気がするという。
・・・これは、相当危ない症状だ。精神分裂病で、同じような症状を聞いたことがある。
昔、安定剤を処方されて服用していたことがあるという。
しかし薬は脳を麻痺させるだけだから、出来る限り飲まない方がいいのだけど。
今日は空き時間が多かった私は、
明日の授業の準備物をカウンセラー室に持ち込んで、
この生徒の話を3時間近く聞いた。
勉強はやる気がしない。
どうしていいかわからない。毎日苦しい、頭が爆発しそうだ。
人間関係めんどくさい。
そればかり繰り返す。ただ、整形手術をうけて綺麗になりたいという。
あとお金を稼ぎたい、秋葉原のメイド喫茶はバイト代が高いからバイトしたいという。
学校へ行く意味も、この生徒にはよくわからないようだった。
じゃあ、高校行くの辞めたら?
というとビックリしたような顔をした。
だって、勉強する気も友達づきあいする気もないんでしょ?
高校生活って、今の延長線上にあるんだから同じだよ、といってみた。
高校は当然行くもの、と思っていたらしく、動揺していた。
高校入試をなめてるな。
全日制高校だと、またなんだかんだ言って行かなくなりそうだ。
集団行動がものすごく苦手なのに,人に合わせてしまうのだ。
自分の「核」がなくて、人に合わせるのだけど、すぐに苦しくなって閉じこもってしまう。
生きる事が苦しいんだろうな。人ごととは思えない。そんな頃は自分にもあった気がする。
定時制高校でちょっと変わり種のところをすすめてみた。
進路指導の資料を持ち込んで、一変、進路指導タイムとなった。
この高校のシステムを話すと、この子は興味を持った。
この定時制、夜の部もあるけれど、朝や昼の部もあるのだ。
朝、学校へ行って昼には終わり、昼からはバイトできる。
大好きなダンス部もある。昼からダンスもできる。習いにも行ける。
この子には、こういう自由が必要だと思った。
ガチガチに生活を固められる全日制ではない方がいい。
ここの学校いいね!と言い出した。しめたものだ。
目標ができれば、変わるのではないか。
この子が一生懸命資料を読み始めた、と同時にチャイムが鳴ったので、私は授業へ。
別の先生を呼んで、この子の話を聞いてもらった。
あとから来たもう一人の保健室の方の生徒は、修学旅行ぐらいから欠席していたので、
ほぼ1ヶ月ぶりのお久しぶり状態。
お弁当も持って来ておらず、
他の先生が夜食用に持っていたカップ麺をもらって食べさせた。
前述のカウンセラー室の子もお弁当を持っていておらず、
私がやっぱり夜食用に持って来ていた蜂蜜とチーズのパンを食べさせた。
こういう子たちは、もう、食生活の基盤もグラグラなのだ。
親もご飯を作らない。夕ご飯がコンビニやファミレスのものだったりする。
野菜とかも持って来てあげなくてはいけないかなあ・・・。
学校に販売に来るお弁当屋さんは、この月曜日から新しい業者になって美味しそうだけど、
11時までしか追加を受け付けてくれない。
登校渋りの子は11時に間に合わない時が多くて、お弁当の追加注文もできない。
保健室の子と、今後のことを話していたら、
「お母さんに、高校行かずに働けって言われた。」という話が出て来た。
本人の気持ちでは高校にはやっぱり行きたいけど、
小さい妹の面倒を見る人が誰もいないから、
妹が中学校に入学するまでは自分がバイトと家事をする、というのだ。
行きたいって思ってるんじゃん・・・・・行かせてあげたい。
お母さんは仕事とバイトとを掛け持ちしていてなかなか連絡が取れない。
経済的に大変なのだ。
でも、このままこの子が高校に行きたい気持ちを抱えたままバイト生活に突入するのは、
あまりにも忍びないし、
10~20代前半の年齢ならばバイトでも暮らして行けるけど、
その後はどうするの?ずっとバイトは続けられるものではないんだよ、と話した。
それならば、中学卒業後にキチンと就職した方がいい。
ただし、中卒はとても職は少ない。
定時制高校をすすめてみているけど、
本人の中ではお母さんをがっくりさせたくないからと高校生活への「諦め」が漂っていた。
3年前、初めて3年生の担任をしてクラスの進路指導をしたけれど、
1人だけが定時制で、あとは全員、全日制高校へ進学していった。
今回、就職を含む多種多様な進路指導(特別支援学校も含む)を経験することになる感じだ。
自分に関わった生徒たちが、将来幸せになって欲しいと、教員なら誰でも思うだろう。
一人ひとりの生徒が抱える「事情」があまりに多様でクラクラしてしまうけど、
なんとか、ベストを探りたい。
三者面談の時期は近づいている。
進路指導、ついに始まるなあ。。。