しずくな日記

書きたいなあと思ったときにぽつぽつと、しずくのように書いてます。

パッチワークではなく

2011-12-05 20:57:29 | 日記
お米がきれたので、帰宅途中のスーパーで購入しようと立ち寄る。
しかし、購入に戸惑う。
これらのお米、本当に大丈夫なんだろうか。

放射線による食料汚染の記事がツイッターで飛び交う。
そして恐ろしい様々な噂・・・。
汚染地区で水揚げされた魚が深夜に名古屋まで運ばれ、格安で関西圏に売りさばかれているというものもある。

昨日は、福島第一原発の汚染水を淡水化する施設から、施設内だけでなく、
施設のコンクリートのひび割れから汚染水が海に漏れ出た可能性があるという発表が東電からあったばかりだ。
だから正直、魚が怖い。お肉が食べれない私にはこれは相当辛い。

メルトアウトした核燃料の塊が地下水に墜落したら、水蒸気爆発を起こす。
それで北半球はおしまいだ、とドイツの被曝防止協会の議長 Dr.Sebastian Pflugbeilは発言し、
あとは神様に祈るしかない、と締めくくったという記事も読んだ。

そうかと思えば、放射線技師さんや福島で医療に従事している方のツイートから、
放射線トラウマについての記事も入ってくる。
報道などで不安を煽ることが精神的被害を拡大させ「放射能トラウマ」を生むというもの。
女子高生が「将来子どもが産めない」と嘆き、大人がうつ状態になり子どもに辛くあたって
子どもに身体症状を伴う深刻な状況が出始めている・・・。

全てツイッター上の情報だ。
3.11後、とにかくたくさん情報が知りたくて、放射線関連、医学関連、マスコミ関連の方々を手当たり次第フォローした。
なので様々な分野や視点からのツイートが入ってくるのはとても良いのだけど、
完全に断片情報で、自分の中での整理がつかない。
これでは単なる情報のパッチワークだ。全体像がつかめていないまま。

ただ真実が知りたい。どのくらい危険な状況なんだろう。
海外では関東全域がすでに汚染区域であるとされているようだ。
海外に住んでいる人が最近毎日ツイートしている。
「関東の人たちも、早く逃げろ。子どもと妊婦は、本当に危ない。」と。

私はそこで日々生活しているのだ。このままでいいのか。どんな対策を講じればいいのか。

結局、こんな便利な世の中でも、自分で勉強するしかないのだ。
学生時代、産業社会学のフィールドワークに参加したときに、ゼミの教授がおっしゃっていた。
自分の身体を、五感を使ってつかみ取ったものが真だ、と。

チェルノブイリと完全に一緒にしてはいけないけれど、過去の事象から学ぶことは大切だ。
そのあたりから、文献や記録をちょっとでも読んでいこうと思う。

パッチワーク情報はいろんなことを知るインデックスとしては大いに役立つけれど、
それに甘んじては、おそらく何も見えないのだろう。



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