〒232-0072 神奈川県横浜市南区永田東3-7-1 TEL045-731-4479 FAX045-731-4612
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このバイクでフジスピードウェイをフルコースでレースにエントリー
ノーマルショックの硬いスプリングと腰高な姿勢では、
スクリーンの中に頭をねじ込むのは辛く、伏せていられません。
サスの上端部取付けボルトの下からいきなりスプリングが生えているので、ハイパープロ社でラインナップされている数ある中にあるボディーがあてはまりません。
このボディーを使って作る予定だったのですが、ガスの吸入口が邪魔でスプリングを上に持ち上げられません。
しかし私という人間、頭を抱えている時に必ず救世主がくるのです。
なんとオランダからハイパープロの社長ピーターがフラリとお店に遊びに来たのです。
これはこれは・・・!まった、ちょうどよいところに!
このバイクでレースに出るからサスのボディーを作ってプリーズ!
よし!分かった!
オランダでもこのバイク買えるから帰ったらすぐ連絡するよ!
一週間後連絡があり、バイク買ったから、どういう設定にするのか聞いてきました。
ヤバい!投げたボールが帰ってきてしまった。
ここからは私の仕事、奥様に手伝わせ休日にデーター収集
サグ値を始めノーマルサスをダイナモにかけ、作ってもらう車高とスプリングのレートを伝えなんやかんや大忙し
ボールを投げ返しました。
先日輸送されてきたサスはバラバラの状態!組み立て、サグ値をとり、ボディーをダイナモに掛け
完成!
車高調付きです。スプリングのレートは9K!
8Kと10Kもためしました。
コンプ側はHIとLOの調整機能があり、ガスタンクを別体とし冷却を促進!
マニアックな作りとなっています。
試作品なので見かけはともかく、とても良い動きとなっています。
試走テストもこなし、さらに磨きをかけている段階です。
ここからが大変なんですけどね!
なにしろアクティブにいる大御所がOK!を出すまでは
少なくとも私達にも使わせないでしょうから、
というわけで、只今バイクとサスは愛知県に連れていかれています。
あ!忘れていました。ピーターはフロントスプリングも作ってくれました!さすがだよ~!
ピーターありがとう!最高だよ君は!
完成形はこちら!
ステッカー貼っただけじゃないです!
名門ヨシムラがライダーの人事異動で大物を走らせるという噂が!
2017年にGSXR1000Rが発売になってから、
タイトルが無いのは日本だけ、
とても寂しいですが、
ECUはスペシャル!
スズキのエンジニアしか中を覗く事は許されず、ライダーの要望などちょっとイジれるレベルの人達には手に負えないでしょう。
それはそうです。
それが財産であり、他メーカーに知れる事などあってはならないのでしょう。
以前ヨーロッパでブリテッシュスーパーバイクのワークスマシンが盗まれましたが、
どうせエンジンすら掛らないんだから返してくれとのコメントがありました。
レースが終われば中のデーターを抜いてしまうのでしょう。
それぐらい慎重になっているようです。
と、言う事で2台のお客様のGSXR-1000RのECUをチューンナップ!
国内仕様なので180KMリミッターを解除!点火マップと燃調を変更!
各ギヤーに入っている制御を外して走行!
無事テストを終えました。
それは、さて置いて、
今年はお客様がGSX-R150を購入!
富士スピードウェイの本コースで6耐があるそうで、
これに向けてバイクを調達!入ってきました!
スズキ車でのレースは初!これで国内4メーカー全てでレースにエントリー!
仲間を集め、これを取り換えて、ここをこうして!の議論!
日程は?レギュレーションは?金は?
話は尽きませんが、新しいレースにチャレンジすると必ず盛り上がります。
このクラスのタイヤはどこが良いのか?
マフラーは?ステップが低いな!とか
カウルはどうするか、ブレーキにサスペンション!・・・ん?
作るか!ハイパープロで!
なんだこのサスは!
ボディーに適合するのがない!
よし!作ってしまおう!
おー!
また始まってしまいました!
毎晩ちゃくちゃっくと作業は進行中!
こうして夜も眠れなくなるのです!
歳のせいか、夜中まで作業していると、気が付くとボー!っとしてる時多々あります。
メンタルが弱ってるので、
聞いてきました!
しかし、早口でごによごにょ喋る話し方なのか、
公演中もボーっとしてしまいました。
ボーっとしてるといっても、頭の中を整理しているので、
まったく無駄な時間ではありません。
好きにやらしてもらいます。
結局はいつも決勝で走っているので!
テストを繰り返し、納得するまでやり遂げていきます!
当店でハイパープロ・スプリングで設定しました。
2人乗りした時程、足付き性が重要!
重さがネックになり、バランスを失うと耐え切れず倒れてしまいます。
しかし、ローダウンサスは乗り心地が悪く、ゴツゴツした感触で疲れてしまいます。
むしろ、お金を払うのであれば、ローダウンは勿論、乗り心地の良いものにしたいです。
スプリングが外れるタイプなので、ノーマルダンパーを生かしたスプリング設定しました。
勿論コンスタントライジング・レート・スプリング!
2人乗りでも腰砕けになりません。
一人乗りでも、ノーマルの乗り心地よりしなやかに動きます。
目指したのは3cm!ライダーの体重にもよりますが、そうは変わらないでしょう。
フロントも設定しましたが、乗り心地、足付き共にリヤーだけでも十分良くなります。
価格はリヤースプリング代 税別¥20000-
脱着工賃が、税別¥9000-となります。
在庫がなくなると、オランダより取り寄せになるので3か月程かかりますので、
ストックしますが、それも只今取り寄せ中!
ご注文頂ければ、順番にお届け致します。
今の時期に乗りたいのに!
もっともです。
私も昨日ツーリングに行って、気持ちいいな~と思いながらトコトコ走ってきました。
手前の赤いバイクで、これも、フロントスプリングをどうにかすると、すごく良くなるでしょう!
MOTEGIで開催される耐久レース、通称もて耐!
昨年は11時間耐久にエントリーしましたが、
今年はメンバーも減り、諸事情もあり、
3人のライダーとチーム監督の4人で4時間完走を目指します!
サス担当の砂邊選手が、スタートライダー!
ルマン式のスタート方式より、
4番グリッドから怒涛のロケットスタート!2位で1コーナーに進入!
競り合いの中、落ち着いた順位は3位!
しかし、3位争いが激化!3台を絡めたスーパーバトルに突入!
ストレートで前に出るCBR250RRをブレーキングで抜く攻防戦を1時間近く繰り広げ、
つばぜり合いを展開するうちに、トップはおろか、2位にも引き離され、
それでも3位でピットに戻ってきてくれました!
給油後セカンドライダーのウルトラスムース堀選手へ!
序盤トップは♯18LUCKY MONDAY!
約1周半差をつけられたものの、自己ベストを更新しながらジリジリとその差をちじめた堀選手は、
安定したタイムを刻み、トップの背後に迫りつつあります!
この時点で2位!につけ、給油のピットストップ!
サードライダーは社長!
順調に周回を重る中、♯18が給油のピットストップ!
なんと、なんと、2時間30分を過ぎた辺りでついに捕え、トップ!
パドックでは無言の小さなガッツポーズ!
ここでチーム監督、高澤!相手チームの給油が多いと見て、早めに給油し逃げ切りを計る作戦に!
しかし、またもこちらの給油のタイミングで逆転される!
チェッカーライダーは再びレインマスター砂邊選手!GO!
レブリミットを落し、給油回数を減らした作戦は功を制し、残り20分に♯18が給油のピットストップ!
猛然と追い上げる ♯117 peaky1砂邊!
場内アナウンスはpeaky1が第三セクターを今抜ける所!
‘間に合うか・・・!
♯18がパドックから走り始めピットアウト!
そこにホームストレートを駆け抜ける砂邊選手!
‘行けるか!
交差する1コーナー!
‘‘抜けた!
ここに怒涛の雷が!
雨よ降れ!風よ吹け~!
なにせ、チェッカーライダーは走りに行けば雨!のレインマスター
そこに、大粒の雨が!
きた!やはり!
猛烈に追い上げてくる♯18!
‘残り15分!‘逃げ切れるか!
チーム監督の高澤!
‘ピットサインを1位!で出すか!2位とのタイム差を出すか!
‘やめるんだー!ばいきんまん!
‘なにも出すなー!
沈黙でモニターをニラむチーム員!
‘全身に力が入り、両手はコブシを握り締め、歯を食い縛る!
逃げる♯117PEAKY1に追う♯18LUCKY MONDAYという構図は最後の最後までわからず。
‘‘‘そこにチェッカーフラッグが!
雨の中サインエリアに飛び出し、走り抜ける黄色いバイクに‘ガッツポーズ!
‘おりゃー!
ご覧ください、
ゆうしょ~で~す。
96周し4時間で僅差の2.794秒前でチェッカー!
なぜか、他チームの方々が来て、パドックで一緒に観戦し喜んでくれました。
ゼッケンが117で表示は1と17を繰り返していたので、♯1
レース終盤、女性が来て、もうだめ!見てられない!
各パドックから、とても面白かったです!と、握手しにきてくれた方も!
今迄色々なレースに出ましたが、こんな雰囲気まったくありませんでした。
アナウンスも終始私達のチームを放送してくれていて、状況が手に取るように解かりました。
いつも思うし、人にもよく言うのですが、私は周りにいる人にいつも恵まれていると思います。
また、最後の最後まで私達 ♯117 PEAKY1を苦しめ、長丁場のレースをこんなにも面白くしてくれた♯18LUCKY MONDAYを称賛します!
どちらが勝ってもおかしくありませんでした!
私達が棄権し7時間耐久の権利を得た♯18LUCKY MONDAYは完走できたようです。
色々あったでしょうが、おめでとうございます。
バイクは型落ちのニンジャ250、
エンジンを社長が、車体関係を工場長、サスペンション全般を砂邊君が、
第2ライダー堀さんは当店のお客様、チーム監督高澤君もお客様であり、モテ耐マスターズ時代のライダーで構成
全て自社でまかなっています。
今回ライダー3人共が、同じようなタイムで走れたので計算できました。
私達はこのレースを実験室と、捕えていて、
新商品のパーツや自分達で作った部品、オイルを評価するのにとても適していると思い、毎年参加しています。
来年は7時間で上位完走を目指します。
しかし、トップ争いしていると、体力いりますね!
自分が走っているより疲れます。
来年は新チーム、新メンバーで富士スピードウェイ6時間耐久も目指します。
今回の反省で思ったのは、117というゼッケンです。
このレース、台数が多く希望のゼッケンがとれません。
時報サービスのようでカッコよくなく、
しかも、コントロールタワーに表示されるゼッケンは3桁に対応しておらず、
1と17を交互に表示、
カウルに貼りやすいので117ですが、来年は2桁でいきたいです!
お金かかるから、もったいないか!
スパ西浦にバイクを持込み、
各方面のスペシャリストを呼んで走り込み!
当社からメカニックが3名、
オランダで修業を積んだ、2輪雑誌でもお馴染みのハイパープロ開発担当者!
メカニック世界大会、優勝者、
また、スズキワールド浜松のメカニックがサポートしてくれました。
監修として、アクティブより専務にも来て頂きました。
この日、50分の走行が3枠、
本日は、3つの項目を、熟していきます。
アクセルの開けやすさ
切り替えし時のスピード、
接地感、です。
ライダーとして、全員が評価する事とし、一切のおせいじヌキ!
そして走行開始!
ノーマルとの比較のため、1台は完全にノーマル車両を残し
2本のハイパープロサスをテスト
ライジングレート・スプリング装着サスと、
リニアレート・スプリング装着サスですが、
リニアは3本のスプリングを用意!
すべてのスプリングで機能するかの、確認作業をこなします。
まずノーマルを全員が試乗、
その後ハイパープロ装着車に乗り換え、セッティングを繰り返し、
ここぞ!という所をスタートにしました。
タイヤの表情を確認しながら、各ライダーのコメントを走行時間後に一人ずつ聞き出し、
次の走行前にショックを入れ替える作業としました。
走行時間外では公道でも確認!
一般路面での乗り心地も損なわないよう、こちらも、評価して頂きます。
心がけたのは、固く、しすぎない!
つまり、アクセルが開けやすく、乗りやすい!
ハイパープロならではの、しなやかさ です!
日常での使いやすさ!から、サーキットでのスポーツ走行!
そして、レースにも対応!です。
走って走って走る!セッティングを詰めて詰めて詰める!
すり合わせは1日つずき、
順調にセットアップが進み、皆さん、高評価で終る事ができました!
見て下さい、この、やりきった感!
ふだん、写真を撮らないのもありますが、こんないい写真、最近ありません!
あらかじめ、サス担当者とダイナモを睨み、
最終的には、全イニシャルの真ん中で終るように作りましたが、
全く、狙いどうりになった事を報告しておきます。
全世界のジクサーを愛する皆様!もうちょっとお待ちください。
私達の情熱が入った物を、お届けしますので!