広川モータース Development Team 1947

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エアークリーナー!どうせ変えるなら!

2013年01月31日 | 整備

最近のバイクに付いてくるスタンダードのエアークリーナーは掃除ができません。エアーブローガンで飛ばすと薬品が剥がれるからです。

新品と交換するのが適切ですが、アフターマーケット製のエアークリーナーも数多くのラインナップがあり、ユーザーの心を擽りまくります。私もその中の一人ですが、インダクションポットが付き始めた最近のバイクはとてもエアークリーナーが汚れます。

こってりと、汚れが付いたクリーナーを見るとげんなり、小声でだいじょうぶか~と、バイクにつぶやいてしまいます。

マスクをしたままマラソンをするようなものです。

また、転倒した時などは、必ずクリーナーボックスを掃除するべきです。

砂がエアーインテークから入り込むからです。

さて、アフターマーケット製のエアークリーナはそのままつかえる物もありますが、セッティングをする事でパワーアップも期待できます。

キャブ車ならメインジェットを交換する事でセッティングができますが、最近のバイクはインジェクション、サブコンが必要になります。

以前、セッティングは入りません!と言う広告がある棒社のエアークリーナーを仕入れて付けたら、ノーマルより力が無くなってしまい、アクセルを戻すとパンパン!とアフターファイヤーします。結局セッティングする事になりました。

空気の通りが良くなれば、当然燃調が変わリます。何処のメーカーを選ぶかは自由ですが、プロのアドバイスも聞いてからでも遅くないでしょう。なんでそれを進めるのか聞いても面白いです。

セットアップが決まって走ると爽快です。吸気音が変わり、カッコイイです!セットアップに費やした時間もなんのその!

でも、今はとてつもなく寒いので、近所を回って満足するに留まってしまうかもしれません。

 

 

 

 


オイルに関して言わせて頂くのなら・・・

2013年01月09日 | 整備

今や何処のオイルメーカーが特別にいいという時代ではなく、いかにして自分のバイクに合ったオイルを見つけるかと言う方がいいのでしょう。

 新しいブランドが入ってくる度に飛びつく傾向がありますが、何がいいの?と聞くと、垂れない!と言います。

 でも、何度になるの?と聞くと、殆どの人が答えられません。温度を重要視しているわけではないのですが、何処まで管理して言っているのか、目安に聞いています。

 メーカーの人が来ると、何が入っているの?とも聞いたりします。

 なので、だいたい会話がそこで終ってしまいます。意地悪でしょうか?

 二輪用のオイルは四輪用よりも勝っていると勘違いしているかたもいます。リンと硫黄を入れると、ヌルッ、とした状態を作れるそうですが、二輪はクラッチが滑ってしまう為、摩擦抵抗剤をあまり入れられません。ボトルにMAかMBと表示がありますがMAが適しています。

 ドライクラッチなら、MB,四輪用がフリクションロスが少ないはずです。

 粘度には最も注意しておきたい所ですが、あいにくと、確立した基準がありません。各メーカーの10w40を比べるとあるメーカーだと5w30になってたりします。オイルメーカーは粘度指数表を持っていますので、オイルを勉強した販売員ならサッ!と答えるはずです。

 しかし、メーカーによっては紙面としてくれない所もあります。他人には見せない!と、印鑑をつかされたメーカーもあった程です。しかめっ面で印鑑を押した記憶があります。

 やらかい粘度程、E/Gがよく回ると最近の傾向にありますが、ラップタイムが良くなった試しがありません。私の腕前は除いても、少しは違ってもいいと思うのですが、迷ったらバイクメーカーの推奨値を守る事で最適なコンディションが約束される筈です。

 E/Gオイルはシンセティックオイルが適していると言う事は分っていますが,大きく分けると2種類、エステルベースとPAO,そのどれもが素晴らしいパフォーマンスを発揮する筈ですが、たまに、クラッチが滑り出した、とか、シフトフィーリング、ギヤー抜けなどを起こすなど、いたずらをする事があります。その場合は、”そのバイクに合わなかった!”と言うべきでしょう。

 ブランドを変える場合はフィルターも交換してから入れるべきです。古いオイルはドレンボルトがら全ては抜けません。1Lぐらい残ります。出来れば毎回交換したいのですが、コストがかさみます。それでも2回に一回は交換したいですね、

 自分の7万キロ走っていた車のオートマチックフルードを交換しようと意気揚々としてた所に、車のディーラーに勤めていたお客さんが、それならオイルパンを外して掃除するべきだ!と言うので外してみました。

 オイルパンの中に磁石があるのですが鉄粉の塊になっていました。鉄粉で出来たマリモのようです!

 でも問題はオイルパンを外した時に顔からオイルを被りオイルまみれになった事です。ドレンから抜いたものの2Lは残っていました。予想はしていた物のやはり!と、言った所です。忘れもしません!

 でもこの日、アドバイスをもらったお客さんにあかちゃんが誕生しました。3年ぐらい経ちますが、まったくなつきません。

 良く”このオイルにしたら調子良くなったよ!”と聞きますが、その前に入っていたオイルは数千キロ走っていた筈です。同じ物を入れても調子良くなります。

 ともかく、数メーカーの中からお客さんの好みを交えて、最適なオイルをお勧めしています!

 写真は一部の商品ですが、MOTUL, ROYALPURPLE, SILKOLENE, PJ1, TOTAL, とそれぞれのメーカーのラインナップを取り揃えてお待ちしています!!

 

 

 

 


男のロマン?

2012年12月12日 | 整備

 

 鈴鹿のバックストレートを全開走行中、エンジンが急にストールしました。

 何年か前の話ですが、そのまま放置されていたこのバイクはCRF100を125にボアアップし、ミニモト4耐の練習走行に出かけた時の出来事でした。

 無残な姿のピストンには大きな穴があいてしまいました。止まった時には何がおきたのか分かっていたので開けても驚きませんでしたが、遊びに来るお客さん達には好評で、皆さん揃って驚いてくれます。

 もっと凄いのがあるよ~、と、握り拳のようになったピストンを見せてあげると、またまた驚いてくれます。

 この時はエンジンを開けるとピストンがありません!

 おっとー!ピストンを入れ忘れたか~と思ってしまいました。

 そんな筈はありません。それまで走っていたのですから・・・

 ピストンはクランクケースの中に2つになって転がっていました。

 部品問屋さんが来て、どうしても1つ欲しいと言われプレゼントしました。

 その片割れが写真の物です。

 このバイクは何度も壊れ、何度も復活し、何十人もの人がこのバイクでサーキットデビューし、腕を上げさせて来たバイクです。

 今回も復活しました!来週は10人のお客さんを連れてミニバイクコースに行ってきます。

 その中に3人、ニューフェイスがいます。、またこのバイクの出番がやってきました。

 他にも3台用意しますが、楽しくいい一日になるように頑張ってきます!

 さて、何処のサーキットにするかな~

 

 


テスト走行

2012年09月20日 | 整備
先日ツインリンクモテギでライディングクラブというフリー走行形式の走行日があり

お客さん数名と走りに行きました。

今回は任務があり、サポートに行ったのは工場長です。

ブレーキがフェードするので、その対策をしたバイクの確認

サスペンションを交換したのでセッティングの立会い

ひさびさに走るのでアドバイスを

などなど

21歳の女子も参加で2;40秒とまずまずのタイム

インストラクターの高田選手と坂田選手に貴重なアドバイスを頂いたそうです。

マフラーを製作し、サブコンでセッティングしたバイクもまずまずの様子でとても喜んでいました。

マフラーはスリップオンで作りました。

当店の工場長は普段、旋盤やフライスばっかりイジッテイマス。

1日中無言で何かを削っています。

何でも作ってしまいますので、よく、コレやっといて~と言って

他の仕事をしてしまいます。

そんな彼の一生懸命作ったパーツには、画像のステッカーがついています。

GSXR750所有の工場長、1年ぶりのモテギですが、お客さんのバイクをつぎつぎと乗って

格パーツの動作確認をして、2;16秒だったそうです。

乗ってないと、だめだね~

翌日、なぜか筋肉痛は無かったそうです。









de耐マシンにアルミスイングアーム装着!

2009年12月28日 | 整備
12月のde耐公開練習に初めて走る3人がエントリー

気合入れと思い、お店にあったアルミスイングアームを付けてみました。

ボディーがcrf100とあって、装着に難ありで、

ベアリングをサイズ変更、ディスタンスカラーを作って

なんとか間に合わせました。

この手の作業にいつも頭を使うのは、やはり、チェーンラインのセンターを

出すことです。タイヤのセンターは計算して出るのですが、

ハブに付いているスプロケットは外に出す分なら良いのですが

中に追い込むとなるとやっかいです。

結局ハブを削りました。

元々ドラムブレーキなのでそっちの方がやっかいだったかもしれません。

走った方達にも好評で、しっかりした感じで車体は問題なし!

エンジンにも手を入れ調子よく周回を重ね

初めて走ったのにもかかわらず3分6秒がでてました。

とても楽しそうでしたね。

私も乗りたくなりました。

次回の練習走行までにやることがまだまだ沢山あります。

少しずつ色々覚えて、より楽しんでいってもらいたいと思います。