◎ 「集団自決」検定審議/“虚偽”説明に批判噴出
文部科学省が二〇〇六年度の高校歴史教科書検定で、沖縄戦の「集団自決(強制集団死)」の記述について、教科用図書検定調査審議会(教科書審議会)で議論されずに軍の強制が削除されたことが明らかになり、県内では批判が広がった。
「学術的な検討を得た審議会の決定。首相でも一言も容喙(口出し)できない」としてきた伊吹文明文科相らの説明と大きく食い違う教科 . . . 本文を読む
◎ 金城氏「軍命出た」 岩波「集団自決」訴訟
沖縄戦中、渡嘉敷・座間味両島で起きた「集団自決」(強制集団死)をめぐり、岩波新書「沖縄ノート」などで日本軍の隊長命令だったと記述され、名誉を傷つけられたとして、戦隊長だった梅澤裕氏(90)らが岩波書店と作家の大江健三郎氏に出版差し止めなどを求めている訴訟で、大阪地裁(深見敏正裁判長)は10日午後、福岡高裁那覇支部で所在尋問(出張法廷)を行った。渡 . . . 本文を読む