静岡地検の山田英夫検事正から謝罪を受ける巌さん(中央)とひで子さん(代表撮影)
《『日刊ゲンダイ』注目の人 直撃インタビュー》 ☆ 58年間“見えない敵”と闘い続けた不屈の精神の源泉は「ガムシャラ」
☆ 袴田ひで子さん(袴田巌さんの姉)
「私も巌も運命だと思っています。無罪が確定して、今は大変喜んでいます」──。袴田巌さん(88)の姉ひで子さん(91)は、謝罪 . . . 本文を読む
=たんぽぽ舎:「メディア改革」連載第166回(2024年12月26日)= ☆ 「自白の研究」浜田寿美男氏が解き明かす
浅野健一(アカデミックジャーナリスト)
58年前に逮捕された元死刑囚の袴田巌氏の再審無罪が2024年10月9日に確定した。 その4日後の10月13日、静岡市で開かれた「無罪確定を祝う会」で、袴田さんの「自白」が警察・検察による捏造であったことを証明する鑑定意見書を出した浜 . . . 本文を読む
☆ マイナ保険証でなくても大丈夫
宮崎俊郎(共通番号いらないネット)
2022年10月に河野デジタル大臣が記者会見でマイナンバーカード(以降「マイナカード」と略)と保険証の一本化を突如発表して、にわかに脚光を浴びたのがマイナ保険証問題だった。 マイナカードは2016年から配布が始まり、当初10%台に低迷していたが、2期のポイント付与を経て60%台まで伸長した。そして現在取得率は74%台まで . . . 本文を読む
☆ 多田謡子反権力人権賞 36回目の受賞発表会を開催
久下格
夭折した故多田謡子弁護士の友人たちが運営している多田謡子反権力人権基金は、12月14日、連合会館(東京・お茶の水)に60名が参加して、36回目の受賞発表会を開催しました。 発表会では3分野4名の受賞者から講演を受け、正賞として多田謡子の著作『私の敵が見えてきた』と、副賞30万円が贈られました。 発表会のあと、受賞者を囲んで恒例の . . . 本文を読む
☆ 死刑残置残酷国家
鎌田 慧(ルポライター)
最高裁で死刑が確定した袴田巌さんの無実が再審で証明され、死刑制度への疑問が強まっている。 与野党の国会議員を含む「日本の死刑制度について考える懇話会」は、11月中旬、政府に対して「現状のまま存続させてはならない」と死刑制度を根本的に検討するための、会議の設置を提言した。 国連総会は1989年に死刑廃止条約を採択。 欧州を含む112力国、米国の . . . 本文を読む
=レイバーネット日本『週刊 本の発見・第369回』= ☆ なぜ「廃止派」に変わったのか? 『死刑について』(平野啓一郎 著、岩波書店、1200円) 評者:大西赤人
以前の大西は、SNS――Twitter(現・X)やFacebook――に気軽に書き込んでいたのだが、最近では、誰の発言に関しても本来の意図を汲み取らない荒れた反応が向けられる状況が恐いので、ほぼ眺めるだけになっている。 そん . . . 本文を読む
★ 「凶器の刃物を売った」と証言 天国の母の荷もおりた (週刊新社会)
高橋国明
1966年に静岡県清水市(現在の静岡市清水区)で一家4人が殺害された事件の犯人とされた死刑囚・袴田巖さんの再審無罪が9月26日確定した。 事件当時、静岡県沼津市内で刃物店を営み、凶器の刃物を袴田さんに売ったという証言を誘導されたことで、罪の意識を背負ってきた高橋国明さん(72歳、現在は群馬県在住)の母親( . . . 本文を読む
《月刊救援・人権とメディア》 ☆ 袴田巖氏は生死を超越した真理に到達した高僧と化した
一九六六年、静岡県で起きた味噌製造会社の専務一家四人殺害事件の元死刑囚、袴田巖氏の再審裁判で、静岡地裁は九月二六日、袴田氏に無罪を言い渡し、一〇月九日、無罪判決が確定した。 一○月一四日午後、静岡市で開かれた「完全無罪確定を祝う会」に参加した。 袴田氏は「長い闘いがあった。私もやっと完全な無罪が実った」な . . . 本文を読む
《週刊金曜日:沈思実行(219)》 ☆ 死刑制度護持の野蛮
鎌田 慧
袴田巖さん無罪判決が切り拓いたのは、警察・検察官の誤った権力行使批判であり、再審制度の改革への道であり、死刑制度護持への疑問である。はたして日本の司法は民主的なのかどうか、との疑問を強く感じさせることにもなった。 無実であっても、一審判決以来、56年間も死刑囚として拘束されてきた袴田さんへの非人道的措置の問いかけだった . . . 本文を読む
☆ 「日本の死刑制度について考える懇話会」が報告書で提言 「公的な会議体」の設置を (週刊金曜日)
元検事総長、元警察庁長官、研究者、ジャーナリスト、犯罪被害者遺族、国会議員ら16人(別表参照)が委員となった「日本の死刑制度について考える懇話会」(座長は井田良(いだまこと)・中央大学大学院教授)が11月13日、12回目の会議を開き、政府への提言を報告書にまとめた。 委員全員の一致した意見 . . . 本文を読む
《週刊金曜日:今週のジェンダー情報》 ★ CEDAW 日本に強い勧告 選択的夫婦別妊導入や女性議員増など特に強調
女性に対するあらゆる差別を禁じた女性差別撤廃条約の進捗状況を検討する女性差別撤廃委員会(CEDAW)は10月29日、日本政府に対する勧告を含む「最終見解」を公表した。同17日、2016年以来8年ぶりにスイスの国連欧州本部で行なわれた日本審査にもとついて発表されたものだ。 審 . . . 本文を読む
☆ 「選択的夫婦別姓実現に、可能性が」。政府に厳しい指摘。 ~国連女性差別撤廃委員会の元委員長、林陽子さんに聞いた (ハフポスト日本版)
2024年10月、国連の女性差別撤廃委員会で、8年ぶりに日本のジェンダー平等の取り組みについて審議が行われました。結果をふまえ、委員会は選択的夫婦別姓の導入などを求める勧告を日本政府に出しました。 主な勧告内容は以下です。
1、民法を改正し、選択的夫 . . . 本文を読む
国連・人権勧告実現を!―すべての人に尊厳と人権を―第12回・世界人権デー集会包括的反差別法をつくろう!
国連の各種人権機関は日本政府に対して、差別禁止法・国内人権機関・個人通報制度を備えるよう繰り返し勧告しています。しかし政府はその勧告を無視し続け、闘っても、闘い続けても、様々な差別が野放しにされたままです。 今こそ、あらゆる差別のない自由で平等な社会を目指し、「包括的反差別法」をつくろう!の . . . 本文を読む
《週刊金曜日・メディアウオッチ》 ★ 女性差別撤廃条約は法的拘束力あり 「勧告に法的拘束力なし」はミスリード
太田啓子(おおたけいこ・弁護士。明日の自由を守る若手弁護士の会。)
10月29日、女性差別撤廃条約の実施状況を審査する国連の女性差別撤廃委員会(CEDAW)は、日本政府に対する勧告を含む「最終見解」を公表した。指摘は多岐にわたり、選択的夫婦別姓の導入や緊急避妊薬の利用を含む現 . . . 本文を読む
★ ついに国連が「男系男子限定」に勧告 宗教学者が断言「皇室典範改正~愛子天皇実現への初手はこれしかない」
島田 裕巳 によるストーリー
10月末、国連による民法改正勧告がなされた。「皇位継承」についても含まれ、「皇位は男系男子が継承する」とする皇室典範の改正も求められている。宗教学者の島田裕巳さんは「保守層、あるいは男系固執派には、いまだに旧皇室典範の考え方が受け継がれているように見 . . . 本文を読む