★ 「凶器の刃物を売った」と証言 天国の母の荷もおりた (週刊新社会)
高橋国明
1966年に静岡県清水市(現在の静岡市清水区)で一家4人が殺害された事件の犯人とされた死刑囚・袴田巖さんの再審無罪が9月26日確定した。 事件当時、静岡県沼津市内で刃物店を営み、凶器の刃物を袴田さんに売ったという証言を誘導されたことで、罪の意識を背負ってきた高橋国明さん(72歳、現在は群馬県在住)の母親( . . . 本文を読む
《月刊救援・人権とメディア》 ☆ 袴田巖氏は生死を超越した真理に到達した高僧と化した
一九六六年、静岡県で起きた味噌製造会社の専務一家四人殺害事件の元死刑囚、袴田巖氏の再審裁判で、静岡地裁は九月二六日、袴田氏に無罪を言い渡し、一〇月九日、無罪判決が確定した。 一○月一四日午後、静岡市で開かれた「完全無罪確定を祝う会」に参加した。 袴田氏は「長い闘いがあった。私もやっと完全な無罪が実った」な . . . 本文を読む
《週刊金曜日:沈思実行(219)》 ☆ 死刑制度護持の野蛮
鎌田 慧
袴田巖さん無罪判決が切り拓いたのは、警察・検察官の誤った権力行使批判であり、再審制度の改革への道であり、死刑制度護持への疑問である。はたして日本の司法は民主的なのかどうか、との疑問を強く感じさせることにもなった。 無実であっても、一審判決以来、56年間も死刑囚として拘束されてきた袴田さんへの非人道的措置の問いかけだった . . . 本文を読む
☆ 「日本の死刑制度について考える懇話会」が報告書で提言 「公的な会議体」の設置を (週刊金曜日)
元検事総長、元警察庁長官、研究者、ジャーナリスト、犯罪被害者遺族、国会議員ら16人(別表参照)が委員となった「日本の死刑制度について考える懇話会」(座長は井田良(いだまこと)・中央大学大学院教授)が11月13日、12回目の会議を開き、政府への提言を報告書にまとめた。 委員全員の一致した意見 . . . 本文を読む
《週刊金曜日:今週のジェンダー情報》 ★ CEDAW 日本に強い勧告 選択的夫婦別妊導入や女性議員増など特に強調
女性に対するあらゆる差別を禁じた女性差別撤廃条約の進捗状況を検討する女性差別撤廃委員会(CEDAW)は10月29日、日本政府に対する勧告を含む「最終見解」を公表した。同17日、2016年以来8年ぶりにスイスの国連欧州本部で行なわれた日本審査にもとついて発表されたものだ。 審 . . . 本文を読む
☆ 「選択的夫婦別姓実現に、可能性が」。政府に厳しい指摘。 ~国連女性差別撤廃委員会の元委員長、林陽子さんに聞いた (ハフポスト日本版)
2024年10月、国連の女性差別撤廃委員会で、8年ぶりに日本のジェンダー平等の取り組みについて審議が行われました。結果をふまえ、委員会は選択的夫婦別姓の導入などを求める勧告を日本政府に出しました。 主な勧告内容は以下です。
1、民法を改正し、選択的夫 . . . 本文を読む
国連・人権勧告実現を!―すべての人に尊厳と人権を―第12回・世界人権デー集会包括的反差別法をつくろう!
国連の各種人権機関は日本政府に対して、差別禁止法・国内人権機関・個人通報制度を備えるよう繰り返し勧告しています。しかし政府はその勧告を無視し続け、闘っても、闘い続けても、様々な差別が野放しにされたままです。 今こそ、あらゆる差別のない自由で平等な社会を目指し、「包括的反差別法」をつくろう!の . . . 本文を読む
《週刊金曜日・メディアウオッチ》 ★ 女性差別撤廃条約は法的拘束力あり 「勧告に法的拘束力なし」はミスリード
太田啓子(おおたけいこ・弁護士。明日の自由を守る若手弁護士の会。)
10月29日、女性差別撤廃条約の実施状況を審査する国連の女性差別撤廃委員会(CEDAW)は、日本政府に対する勧告を含む「最終見解」を公表した。指摘は多岐にわたり、選択的夫婦別姓の導入や緊急避妊薬の利用を含む現 . . . 本文を読む
★ ついに国連が「男系男子限定」に勧告 宗教学者が断言「皇室典範改正~愛子天皇実現への初手はこれしかない」
島田 裕巳 によるストーリー
10月末、国連による民法改正勧告がなされた。「皇位継承」についても含まれ、「皇位は男系男子が継承する」とする皇室典範の改正も求められている。宗教学者の島田裕巳さんは「保守層、あるいは男系固執派には、いまだに旧皇室典範の考え方が受け継がれているように見 . . . 本文を読む
★ 国連の勧告 (東京新聞【時代を読む】)
法政大学名誉教授・前総長 田中優子
国連の女性差別撤廃委員会が10月29日、日本政府に対する勧告を公表した。 日本は女性差別撤廃条約を批准している。委員会は条約の実施状況を審査する機関なので、実施を怠っていれば勧告をする義務があるのだ。勧告された項目は多岐にわたる。
「選択的夫婦別姓への法改正」「人工妊娠中絶に必要とされている配偶者の同意要件を . . . 本文を読む
★ 公安警察「個人情報収集」も違法、抹消も命じる (週刊金曜日)
井澤宏明(いざわひろあき・ジャーナリスト)
地域に持ち上がった巨大開発計画に疑問を抱いた市民や周囲の人たちを敵視し、計画推進のために開発業者に肩入れして監視する。そんな「公安警察」の野放図ともいえる振る舞いに「待った」をかけ、声を上げる市民を励ます画期的な司法判断が9月、名古屋高裁で下され、翌月確定した。
2014年7月 . . . 本文を読む
★ “夫婦同姓”定めた民法 日本政府に改正求める勧告 国連委員会 (NHK NEWS)
女性への差別撤廃を目指す国連の委員会は、ジェンダー平等に向けた日本政府の取り組みに対する見解を発表し、夫婦が同じ名字にすることを定めた日本の民法について、改正を求める勧告を出しました。国連の委員会が夫婦同姓を定めた民法について勧告を出すのは、今回で4回目です。
女性差別撤廃 . . . 本文を読む
週刊新社会【沈思実行(215)】 ★ 袴田事件 捜査員の犯罪
鎌田 慧
袴田事件、無罪判決だった。しかし、10年前に再審開始決定の判決がありながら、検察側の抗告によってこの判決まで10年間も空費された。 警察側の「証拠偽造」が再審決定の裁判所から指摘され、さらに今回静岡地裁判決でも、明確に示された。 捜査当局のでっち上げを、裁判所が認めたのは、異例である。
毎日新聞と東京新聞が、それ . . . 本文を読む
★ 客観報道の罪 捏造による死刑判決は殺人罪にも匹敵する
鎌田 慧(ルポライター)
再審無罪判決のあと「東京新聞は」との主語で、毎日新聞は編集局長名で、袴田巌さんへ「おわびします」と文章を発表した。筆者が知る限り再審報道で初めてだ。 一家4人殺害や放火。この大事件の報道は連日マスコミで続けられた。 担当した地裁裁判官が、無実の心証をもちながらも容疑者を犯人視するマスコミの影響力を挙げ、 . . . 本文を読む
★ 東京地裁が「暇空茜」こと水原清晃氏の謂求を棄却 女性への差別意識を認定 (週刊金曜日)
「暇空茜(ひまそらあかね)」などの名前を用い、インターネット上でさまざまな発信をしている水原清晃(みずはらきよてる)氏が、若い女性の支援などに取り組む一般社団法人「Colabo」の訴訟代理人を担った神原元(かんばらはじめ)弁護士に対し「記者会見で(自分の)社会的評価を低下させ、または侮辱する内容の . . . 本文を読む