【全文掲載】
平成23年4月29日内閣官房参与の辞任にあたって
(辞意表明)内閣官房参与
小佐古敏荘
平成23年3月16日、私、小佐古敏荘は内閣官房参与に任ぜられ、原子力災害の収束に向けての活動を当日から開始いたしました。そして災害後、一ヶ月半以上が経過し、事態収束に向けての各種対策が講じられておりますので、4月30日付けで参与としての活動も一段落させて頂きたいと考え、本日、総理へ退任の報告を行 . . . 本文を読む
▼ わが内なる原発体制
鎌田 慧(ルポライター)
福島原発が放射能を放出しつづけている。その陸側の集落には、津波に呑み込まれた遺体が放置されたままだ。亡くなった数百のひとびとが、建物の下敷きになり、雨に打たれ、放射能をふくんだ風に曝されている。その壮絶な光景を、わたしは想像できなかった。
「毒まんじゅう」と「モルヒネ」
しかし、津波が原発に襲いかかるのは、「想定内」だった。海水が去って海 . . . 本文を読む
▼ 合意なき国策
内橋克人(経済評論家)
「この国においては、人びとの未来を決める致命的な国家命題に関してさえ、国民的合意の形成につとめようとする政治意思は見受けられなかった。エネルギー政策が原発一辺倒に激しく傾斜していった過程をどれだけの国民が認知し、同意していたであろうか」
二十九年前にまとめた「原発への警鐘」を緊急復刻し、「日本の原発、どこで間違えたのか」として再び世に問うことにした。 . . . 本文を読む
『ジャーナリスト 木下黄太のブログ 「福島第一原発を考えます」』
▼ 菅艦隊から放射能防護担当官房参与離脱
「子どもを被曝させたくない」
福島第一原発の問題で、官邸に入れた、内閣官房参与の小佐古氏が辞任を表明した事から、大きな波紋が広がるのではないかと僕は思っています。大きな変化につながるスタートが、ここから始まる可能性が否定できません。
子どもを被曝させたくない、学校は年間1ミ . . . 本文を読む
★ 都教委定例会、加重処分撤回近藤裁判
<転送歓迎>(重複ご容赦)
・「都教委包囲首都圏ネットワーク」・「千葉高教組」・「新芽ML」の渡部です。
本日(4月28日)、<「君が代」解雇をさせない会>の早朝都庁前ビラまきがありました(5名参加)。
ビラには、
①「今年の入学式でも『君が代』不起立教員がいます。抵抗の火は消えていません。」
②「福島第一原発発電所の事故と『日の丸・君が代 . . . 本文を読む
東京・全国の仲間の皆さんへ。(転送・転載歓迎。重複はご容赦下さい。一部報道関係者にも送信しています。)
被処分者の会・東京「君が代」裁判原告団の近藤です。
◆ 再雇用拒否撤回二次訴訟報告、
5・3憲法集会へ!
◆ 『再雇用拒否撤回を求める第2次訴訟』第7回弁論報告
4月25日、再雇用拒否撤回を求める第2次訴訟第7回弁論が行われました。弁護士の陳述の後、私近藤を含む原告3名の陳述があ . . . 本文を読む
《再雇用拒否二次訴訟第7回原告意見陳述》<3>
◎ 押しつけや教え込みではなく、複数の見解を示して生徒に考えさせる
原告 田中行義
「報告集会」 《撮影:平田 泉》
1.教職志望まで
私は、母が再婚したので養父に養育されました。養父は国語・漢文の教師で、剣道4段。戦前・戦中の教育をそのまま正しいと信じ込んでいる人でした。
「武道によって日本精神を養う」、ということで、小学校5年から3年 . . . 本文を読む
『Peace Philosophy Centre』(Monday, April 25, 2011)
大原発事故から25年:『チェルノブイリ原発事故・終わりなき人体汚染』(NHK・1996年放映)が伝える大事なこと
4月26日はチェルノブイリ原発事故25周年です。亡くなった方たち、今も被害に苦しむ人たちに想いを馳せています。
福島事故が「レベル7」と発表された後、4月13日に仲間たちにこう . . . 本文を読む
どんなに理不尽であろうと失われた命は帰ってきません。
この上いま生きている子どもたちの命を見殺しに出来るでしょうか?
死んで痛ましいのは、津波でも、放射能でも、一緒です。
『原子力発電を考える石巻市民の会』(2011年4月16日)
▼ 大津波に呑まれた大川小学校のこどもたち
108人の全校児童中64人死亡、10人行方不明
(略)北上川の右岸に沿って道を下り釜谷(かまや)の新北 . . . 本文を読む
2011年4月26日
福島県教育委員会
教育委員長 鈴木 芳喜 様
教育長 遠藤 俊博 様
福島県教職員組合
中央執行委員長 竹中 柳一
★ 放射線による健康被害から
子どもたちを守るための具体的措置の要請
東日本大震災及び原発事故から、子どもたち及び教職員の安全確保に努力されていることに感謝申し上げます。
文部科学省は4月19日、「学校等の校舎・校庭等の利用判断に係る暫 . . . 本文を読む
《福島県教組の声明(2011/4/20)》
★ 放射線による健康被害から子どもたちを守る県教組声明
福島原発の大事故以降、放射線量が極めて高い状態が続いています。私たちは、放射線による健康被害から子どもたちを守るために、福島県教育委員会及び文部科学省に対し、安全対策についての指針とマニュアルの提示を強く求めてきました。大事故から一ヶ月が経過した4月19日、ようやく文部科学省は「学校等の校舎 . . . 本文を読む
《再雇用拒否二次訴訟第7回原告意見陳述》<2>
◎ 「中国の人に大変申し訳ないことをした」
~引揚者の父の言葉が頭を離れたことはありません
原告 近藤 徹
原告の近藤徹です。私は、1973年、都立新宿高校の英語科教諭になりその後、江戸川高校、深川高校、篠崎高校に勤務し、2009年3月、葛西南高校を最後に、36年間の都立高校教員としての生活に終止符を打ち、退職となりました。
私は、退職 . . . 本文を読む
『田中龍作ジャーナル』
▼ 【第一報】「生活できない」福島農民が東電に請求書
損害賠償請求書を手渡しに東電を訪れた福島県の農民。大きなボトルには牛乳が入っている
(26日、東京電力別館。写真:筆者撮影)
東電福島原発の爆発事故による放射の影響で、酪農、野菜やコメの栽培ができなくなった福島県の農家が26日、東京電力本店を訪れ「損害賠償請求書」を手渡した。
対応した東京電力「福島原発・被災者 . . . 本文を読む
『武田邦彦 ■■■■ 特設の2』
▼ 外人は来ない保安院・東電の会見
外国の記者を相手にした保安院と東電の会見には、最近、記者1人、説明側10人ということが続いたが、4月25日、ついに誰も記者は来なかった。
無人の記者席に向かって「誰もいないのに」説明をする、という非人間的なことをする保安院の役人の姿が印象的だった。
海外では福島原発の事故についての関心は強い。
関心が強いので、保 . . . 本文を読む
《再雇用拒否二次訴訟第7回原告意見陳述》<1>
◎ 生徒個人の尊厳が尊重される学校生活と卒業式
原告 愛甲哲郎
原告の愛甲と申します。私は処分を受けた2005年3月、富士高校定時制に勤務しておりました。教科は数学です。始めに、「10・23」通達以前に同校で行われていた卒業式をふり返ってみます。
「報告集会」 《撮影:平田 泉》
当時生徒には、働きながら学ぶ年配者、中学には1日も通ったこと . . . 本文を読む