《子どもと教科書全国ネット21ニュース》 ★ 世界と日本を見透すために
柴田 健(しばたたけし・地理教育研究会理事)
〈中学校新教科書〉の検定内容が明らかになって以来、各地で学習会が行われている。おしなべて対象科目が歴史・公民的分野に限定されており、育鵬社、令和書籍などの歴史教科書に関心が偏重している。 地理的分野の出版点数は、東京書籍、帝国書院、教育出版、日本文教出版の4点である。
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《子どもと教科書全国ネット21ニュース》 ★ 「教育機関における学問の自由と表現の自由」を検討
吉田典裕(よしだのりひろ・子どもと教科書全国ネット21常任運営委員/出版労連)
★ はじめに
2024年6月18日から7月12日にかけて、国連人権理事会第56会期がジュネーブで開催されました。この会期に、ファリダ・シャヒード(Farida Shaheed、女性、パキスタン出身)学問の自由・ . . . 本文を読む
★ 教員採用試験で合格者「7割辞退」の高知県の波紋 現代の若者には通じない「やりがい」「教職への憧れ」(AERA dot.)
高知新聞が10月29日に報じた教員採用をめぐる記事が、教育関係者で話題となっている。採用試験に合格した人のうち、7割が辞退したという内容だった。こうした傾向は高知だけではないようだ。指摘されて久しい教員の過酷な労働環境。「なり手不足」は深刻さを増している。
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《週刊金曜日:後藤逸郞の経済私考》 ★ 約20年デフレ推進された教員給与 石破首相就任で教育手当回復か?
9月の消費者物価指数は前年同月比2.4%上昇し、コメ類は49年ぶりの上昇幅を示すなどインフレが続いている。 アベノミクス以降、政府がインフレ政策を進め、石破茂首相は就任直後に日本銀行の利上げを牽制する異例の発言をするなど、物価が下がる要素は少ない。 そんな政府が20年近くデフレを推 . . . 本文を読む
《子どもと教科書全国ネット21ニュース》 ★ 育鵬社版公民教科書採択阻止の背景
宮良純一郎(みやらじゅんいちろう 子どもと教科書を考える八重山地区住民の会会長)
13年間、石垣市と与那国町の生徒が使い続けてきた育鵬社版公民教科書(以下、本教科書)が不採択になった。 子どもの学びと成長を保障する教育本来の営みを考えると、「教科書」を巡る今後へ大きな転換点である。不採択の背景を探り、教訓を今 . . . 本文を読む
《子どもと教科書全国ネット21ニュース》 ★ 中学校新教科書の採択をふりかえって
糀谷陽子(こうじやようこ・子どもと教科書全国ネット21事務局長)
★ 育鵬社からの採択替えが目立つ
今年は、これまでの育鵬社、自由社に加え、令和書籍(令書)の『国史教科書』が検定を通過して採択の対象になりました。各地で、「戦争賛美と憲法改悪推進の“危ない教科書”の採択を許すな」と . . . 本文を読む
東京大学安田講堂③_20240703_丸谷希唯
《interschool journal》 ★ 東大・授業料値上げを正式決定 「学生不在」狙い強行
東京大学は24日、来年度の入学生から学部の授業料を約64.3万円(現行約53万円)に20%引き上げることを決定した。 現在、東大の学部授業料は文科省の定める標準額の53万5800円。しかし値上げ後は同省の定める上限額の64万2960円と20% . . . 本文を読む
(全国の別学公立校)
《尾形修一の紫陽花(あじさい)通信から》 ★ 埼玉県の公立校共学化問題ーどう考えれば良いのか
埼玉県の県立高校には12校の「男女別学高校」がある。2023年8月に県の第三者機関「男女共同参画苦情処理委員会」から「早期の共学化」を勧告され、1年位内の報告を求められていた。その報告書がまとまり、8月22日に公表された。そこでは「主体的に共学化を推進していく」としながらも . . . 本文を読む
埼玉県庁
《interschool journal》 ★ 埼玉県立高校 共学化めぐり反対の声上がる 県教委は推進方針変えず
埼玉県教育委員会が進める県立高校の男子校・女子校の共学化をめぐり、生徒や卒業生からの反対意見が上がっている。 埼玉県の県立高校137校のうち、現在も男女別学の高校は12校あり、全体の8・7%を占めている。旧制時代からの伝統を引き継いでいる学校もあり、長年別学を続けて . . . 本文を読む
《教育と個人情報保護を考える会から》 ★ 教育D×はひとも教育も壊す
外山喜久男
教育DXの発案がどこで、それがどこに向かっているかについては上記のレポートで触れているので少し違った側面から眺めてみたい。
★ プロファイリングについて語らない文科省
一つは、児童生徒の個人情報やセンシディブ情報の扱いの問題である。個別最適な学びを実現するためにはできるだけ児童生徒のデー . . . 本文を読む
《「教育と個人情報保護を考える会」通信から》 ★ 既定方針となった「教育DX」(※)
有賀明彦
★ 教育DXの中身とは
まず、現在の状況を見てみよう。 教育の「市場化」と、「デジタル監視」が急激に推し進められようとしている。膨大なありとあらゆる子どもの個人情報が集積され、データベースがつくられ、そこに民間資本が参入する。 「教育DX」の中身はこうなっている。「一斉授業」から「子ども主 . . . 本文を読む
★ <談話>真実と平和を学ぶ、よりよい教科書を子どもたちに
2024年5月20日子どもと教科書全国ネット21 事務局長 糀谷陽子
今年は中学校教科書の採択替えの年です。文部科学省は3月22日、検定申請された103点の中学校教科書のうち100点の合格を発表し、4月19日に、3月時点で「決定未了」となっていた2点の「合格」を発表しました。
今回の教科書検定の状況や、採択の対象となる新教科書 . . . 本文を読む
《子どもと教科書全国ネット21ニュースから》 ★ 令和書籍「国史教科書第7版」について(序論)
鈴木敏夫(すずぎとしお 子どもと教科書全国ネット代表委員)
★ 中学校歴史的分野に、新たに令和書籍が参入
令和書籍(以後、「令書」)は2018年度を皮切りに4回不合格(1回は取り下げ)。 20年度は600カ所以上の欠陥を指摘された。 21年度版は、中国の呼称を「支那」、新型コロナウイルスを . . . 本文を読む
★ SDGs実践……“政府・企業の責任を問わず”でいいのか? (「平和教育通信」)
東京A
4年ぶりの対面教研。意義あるものとなった。それは
「加害・被害の構造にふまえての」ミナマタ実践、「放射線神話が復活している」福島の現状、危機一髪だった「能登半島地震による志賀原発の変圧器火災」、台湾誘致の半導体熊本工場による河川汚染が新たな問題に . . . 本文を読む
=第73次日教組全国教研集会【平和教育分科会】(2024年1月26日~28日札幌)報告= ★ 今だからこそ、平和教育を実践しよう! 東京K
若い人たちが力強い! 対面で直接の報告、活発な議論と交流一 4年ぶりの対面方式のなかで感じました。平和教育にとり組む環境が厳しいなかで、多くの県からそれをうち破るような若い世代の力を感じることができました。 分科会報告は23本、平和教育にとり組むことで . . . 本文を読む