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パワー・トゥ・ザ・ピープル!!アーカイブ

東京都の元「藤田先生を応援する会」有志によるブログ(2004年11月~2022年6月)のアーカイブ+αです。

労働基準法が空文化された「労働時間」日本のどこでも

2017年07月19日 | 格差社会
  労働相談事例
 ◆ 「労働時間」
   NPO法人労働相談センター


 NPO法人労働相談センター・全国一般東京東部労働組合の労働時間に関する相談例の一部を紹介する。
■ 夫は飲食店チェーンで営業。朝5時に帰宅して、2、3時間睡眠をとってそのまま出勤という日が月に3回もあります。人手不足のためここ数年ほとんど休んでいません。年に5、6回だけです。
 会社はこの実態を隠すため「勤怠」をごまかしています。本当に夫の身体が心配です。
介護付き高齢者住宅に勤務。完全一人体制の18時間拘束の夜勤を月5回から6回やらされています。表向きには、休憩時間が設けられていますが、一人夜勤のため利用者からのコールがあれば必ず行かねばならず、実際は全然休憩も仮眠もとれません。
■ 友人の公立中学の教員。土日も部活のため、実際の休日は年に数回しかありません。平日も夜遅くまで働いています。健康上もおかしくなってきています。このままでは自殺しかねません。
農園勤務。農業は労働基準法の主な項目で適応外とされていますが、朝から晩まで働いて、その上、1日も休みをくれない月もあり、殺されるかと思いました。給料は、たったの15万円です。泣き寝入りするしかないのでしょうか。
面接では、「残業はほぼ無い」という事でした。しかし、入社してみると、毎日10時間から13時間労働です。その上、各種保険も入れてくれません。タイムカードもありません。
幼稚園勤務。求人票には、「時間外労働無し」と書かれていましたが、毎日2時間は残業し、時には夜10時30分頃まで働いています。
 大体、毎日の職員会議は、定時の17時30分が過ぎてからです。タイムカードもなく、そもそも残業代など出す気が一切ないようです。
営業の車で移動中の時間は労働時間としてカウントしてくれません。

『週刊新社会』(2017年7月18日)

※《労働相談センター・スタッフ日記》
http://blog.goo.ne.jp/19681226_001
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