ひょうたん島研究会・TT(高木@千葉高退教)です。
すべての友人の皆さんへ。
以下の雑文を書いたので紹介します。
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☆ しつこいようだが、
朝日の「社説」に茶々を入れる
T.T.0641(ひょうたん島研究会)
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今回取り上げるのは8月3日(土)の社説で、タイトルは、「全国学力調査/新たな格差生まぬため」。「学力調査」とあるが、「教育一般」についての「社説」でもあると、ぼくは読んだ。
「社説」の次の記述について、若干のコメントを書く。
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│ 今回の調査では、受けてきた授業が、「個別最適な学びでも協働的な学び│
│でもない」「ICTを上手に活用できていない」と考える子は、全教科の正答 │
│率が低調だった。教育格差を埋めるための施策が、別の形の格差を生みつつ│
│ある可能性がある。 │
│ こうした不安から、大勢の教員が、学習指導要領が定める教育内容の精選│
│や教員増を求めている。教員の心と体に余裕をもたせ、子どもと向き合う時│
│間を確保しながら、研修などに参加して効果的な授業の進め方を身につけて│
│もらわなければならない。 │
└──────────────────────────────────┘
引用文の前半の段落はアンケートについての話だが、ぼくは次のようなことを考えながら読んだ。
「ICTを上手に~」についてはそれなりに理解できるが、「個別最適な学び」や「協働的な学び」については、ぼくにはその意味すら分からない。ある種のキャッチコピーだとは思うが、「キャッチコピーで教育政策を決めるのはやめて!」というのが、正直な感想である。
引用の後半の段落については言いたいことは何となく分かるが、ぼくに言わせれば、後半の「研修などに参加して~身につけてもらわなければならない」の部分は余計である。現場はいま、アップアップの状況で仕事に励んでいる。
教職員増はみんなの願いーーその一点に集中した社説を期待するーーって、「無い物ねだりの子守唄」か?
(2024/08/04)
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