わがままZyZyの徒然日記

ペットロスから抜けられない爺が日々の出来事や想いを書いてます
ほぼはちゅ達時々マリノスたまに音楽医薬世の中のこと

五つの赤い風船

2022-04-09 12:17:04 | 音楽のこと
ギタリストの中川イサト氏死去」というヘッドラインを見て、「え?中川イサト?誰だっけ?聴いたことあるぞ?あれ?」としばし考え、「あ、風船じゃん!」と、やっとつながったダメな儂。
そこから、連想ゲームのようにいろいろな記憶が蘇った。
そして辿り着いたのがこのアルバム。

このLP、今でも持ってる。LPって何?という人もいるだろうけど、懐かしさMAXって感じ。なにしろレコードプレイヤーがないのでレコードがあっても聞けないw。
このアルバムが出された時には、イサト氏はすでに脱退してたと思うけど、やっぱり風船の結成メンバーだからね。
ご冥福をお祈りします(合掌

そして、YouTubeで見つけたもう一枚。

久しぶりに聞いたけど、これもメッチャ懐かしい。映像がない分、想像力を掻き立てるんだよね。

風船のことは、以前にも一度書いた。この時も書いたけど、この時代は、儂にとって一番辛い苦しい数年だった。大事な大事なワン子を亡くしたのも、この時。だから、今日のこの日記を書くのもちょっと逡巡した。やっぱりいろいろ思い出すし、なにより、あの子が亡くなった時のことを思い出すのが一番辛い。
そして、その辛さを、今また繰り返してるし。。。
繰り返してると言えば、今、世界もそうだねえ。。。

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レクイエム

2022-03-29 09:19:17 | 音楽のこと
レクイエム=死者のためのミサ曲。

レクイエムって、本来は「死者のための曲」だから、よく考えると、「好きな」っていう表現はちょっと似つかわしくないのかもしれない。でも、少なくともこれを書いた時はそんなことは考えてなくて、純粋に音楽としてしか捉えていなかった。
ところが、ぼあちゃんが亡くなってから、この中の、モーツァルトヴェルディフォーレの3つのレクイエムを聴いてみて、今まで経験したことのないことを感じた。

儂は以前から、この三大レクイエム(安っぽい表現で好きじゃないけど)の中ではモーツァルトが最高だと思っていた。儂が死んだら葬式の時にはこれをリピートして流してもらおうと思ってたくらいだった。
ぼあちゃんが亡くなった日の夜だったか、あるいは翌日だったか(なにしろ頭が混乱していたのでよく覚えていない)に、この曲のCDをかけた。でも、すぐに聴くのをやめた。なぜなら、聴きたくない、聴いてられない、と、強く感じたから。なんだかよくわからなかったのだけれど、最初の数小節位を聴いただけで、辛い感情が溢れて来た。
そして、次に聴いたのがフォーレ。これは、モーツァルトとは違い、不思議と素直に耳に入って来て、心に沁みた。

その後、葬儀の日にお寺に向かう車の中で、両方のレクイエムを聴いた。この時はモーツァルトも普通に聴けた。そして感じたのは、モーツァルトは、残された者にある種の厳しさを求めてくるということ。そして、それに対してフォーレは、残された者の気持ちに寄り添うように、残された者を包み込むように流れてくるということだった。
ヴェルディのレクイエムは、聴く前から「これはきっとダメだ」と思っていたので、亡くなって1週間位は見向きもしなかった。それから少し時間が経って聴いてみたけれど、それでもダメだった。この曲は、やっぱりレクイエムじゃなくてオペラ。「僧衣を纏ったオペラ」と言われることがあるけど、まったくその通りだと思った。

ラテン語のRequiemは「安息」という意味 。モーツァルトのレクイエムは、まさに死者のための曲であり、死者に安息を与えるものなんだと思う。そのために、「残された者はしっかりしろ!」と峻厳に迫って来るんじゃないだろうか。
でも、フォーレは、死者にも残された者にも、等しく安息を与えるのかもしれない。
ヴェルディは、残された者の悲しみや辛さなどを吹き飛ばし、死者をも目覚めさせる趣。もっとも、少しでも早く悲しみを忘れるためには、これが一番良いのかもしれないけれど。
もう何十年もこれらの曲を聴いているのに、こういう感覚を覚え、こんなことを考えたのは初めてのこと。

音楽って、同じ曲でも、やっぱりその時々の気持ちによって、思いもよらぬ感覚や感情を引き出す力があるんだなと、つくづく思った。



2021年7月3日 12時12分 儂の抱っこ
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PJBE

2021-12-25 14:20:14 | 音楽のこと
昨日はクリスマスイブだったので、こんなことを書いてみた
今日はクリスマスなので、朝からこんなCDを聴いてみた。これもほぼ1年に1回しか聴かないけどね。


YouTubeを探してみたら、この中の3曲だけ見つかった。

もう廃盤かなと思ってたんだけど、リマスターされてジャケットも変わり、再発売されてた。
演奏してるフィリップジョーンズ・ブラス・アンサンブルは、すでに解散してしまったけど、儂にとっては未だに世界最高のブラスアンサンブル。
そして、前にも一度書いたこの曲のこの演奏は、この団体の最高の演奏の一つだと思ってる。

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クリスマスイブなので

2021-12-24 20:25:55 | 音楽のこと
今日はクリスマスイブ。2年前のクリスマスの日にも「ハレルヤ」のこと書いたけど、やっぱり1年に1回、今日位は「メサイア」を聴かないとね~。
今朝もぼあちゃんのご様子を見ながら聴いてた。


儂は人間が古いせいか、この曲だけはオリジナル楽器の演奏よりも、グーセンスが編曲した4管編成の大オーケストラ版の方が好き、かなり好き。
そもそも儂がクラシックを聞き始めた頃は、古楽器の演奏って今ほど当たり前じゃなかったと思うんだよね。
そして、前にも書いたけど、ホント、ハレルヤコーラスは歌ってて気持ちいい!
(ハレルヤは12:10あたり)

Merry Christmas !
って、儂、仏教を勉強中だけどね(^^; 

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鬼滅3曲

2021-03-20 09:10:52 | 音楽のこと
「鬼滅の刃」の曲、前にも貼ったけど、もう一度まとめておこうかと。
やっぱり今のところの My Favorite はこの3曲。




「紅蓮華」と「炎」は、アニメバージョンではなく、どうしてもこの THE FIRST TAKE バージョンがいい! 

ちなみに、両曲の MUSIC CLIP。



バンドの音も迫力があるしコーラスは入ってるし、完成度が高いのは MUSUIC CLIP の方だとは思うけど、心を揺さぶるのは THE FIRST TAKE の方だと、儂は思う。気持ちの振れ幅が全然違うんだもん。

音楽って、やっぱり一期一会だと思うし、瞬間瞬間に生まれて消えていくからすばらしい。
クラシックでも、実況録音にはとんでもなく素晴らしい演奏がある。
でも、いや、だからなのか、儂、実は演奏会の記録はあまり好きじゃないんだよねえ。

と言う訳で、今回は「音楽のこと」のカテゴリーで書いた。
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血まみれの鳩

2021-01-19 11:58:41 | 音楽のこと
このブログに時々コメントをいただているマリコさんという方は、ご自分のブログに、昔のなつかしい歌を載せられている。
それに触発されたというわけでもないんだけど、儂もちょっとだけ。

「五つの赤い風船」。ご存じの方は多いと思う。一番有名なのはやっぱり「遠い世界に」だろう。教科書にも載ったんだっけ?
もちろん「遠い世界に」は素晴らしい曲。でも、儂は、風船と言えばこの曲。


儂が風船を聞いていた頃はこういう時代だった。
実は、儂、それまでも少しリコーダーの勉強をしてたんだけど、どうしてもこの曲のリコーダーのパートを吹きたくて、テナーリコーダーを買ったw。
それと、今思い返しても、この時期は儂の人生の中で一番辛かった時。普通、昔の記憶って美化されることが多いと思うんだけど、この頃の記憶だけはそのまま残っていて、この時代にだけは戻りたくない、と、今でも思う。

「まことの平和つくろう
それがあの小さな鳩のためにも」

まことの平和、作れてるのかなあ。


P.S.
タグに「血まみれ」と言う言葉が使えないみたいなので、ひらがなにしたw。
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ノートルダム・ミサ

2020-11-16 12:42:45 | 音楽のこと
♪ クラシック音楽の事書いたのですが、ちょっとマニアックなので、興味がない方はスルーして下さい

以前にも何度か書いたマリサポ仲間の社長から、またCDをもらっちゃった。





いや〜、これ聴いた瞬間、ぶっ飛びました\(◎o◎)/!
作曲者のギョーム・ド・マショーは14世紀のフランスの作曲家で、このノートルダム・ミサ曲はこの人の最も有名な曲。(詳しいことはググって下さいw。)
儂はルネサンス以前の音楽はあまり聴かないし知識もないので、難しいことはよくわからないけど、普通に演奏されるこの曲はこんな感じだと思う。

でも、この、「グランドラヴォラ」の演奏はまったく違った。現代音楽とか民族音楽とか、そんな感じさえした。中世の教会音楽というイメージは簡単に崩れましたw。
とにかく、声の出し方、歌い方が普通じゃない。ポルタメントとか音程の揺れとか(こぶし? 木遣り?)、この時代の音楽ではあまりやらないだろうという歌い方、そして一番スゴイと思ったのは通奏低音のように響き続けるバス。CDに付いている解説に「ロシア正教の合唱を思わせる低声部の迫力ある響きには、呪術的ともいえそうな強烈な魅力がある。」と書いてあるが、まさにこの通り。

儂には音楽の魅力を文章で正しく表すことはまったくできないので、興味を持った方は、是非一度聴いてみてほしいなあ。去年のレコードアカデミー賞の音楽史部門の受賞アルバムだから、何を今更って感じもするけどw。

(リンク切れてたらごめんなさい)
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生誕250周年

2020-10-05 09:28:13 | 音楽のこと
今年はベートーベンの生誕250年。
儂がクラシックを本格的に聞き始めた翌年が生誕200年だったから、なんと、あれから50年も経つのか! と、ちょっと、いや、かなり驚いたんだけど、自分の歳を考えれば合ってるw。
当時は、いろいろなレコード会社が記念盤や全集なんかを出したり、多くのオーケストラが記念演奏会を開いたりと、当然ビジネス的にもお祭りって感じだった。儂もレコードが欲しくて欲しくてたまらない時期だったし、演奏会にも行きたくて行きたくてしょうがなかったけど、そこは中学生の身、なにぶんにもお金がないから泣く泣くあきらめざるを得なかった。まあぶっちゃけ、一番覚えているのはそこw。
でも、誕生日だのクリスマスだのと言って親に頼み倒し、1年かけて買ってもらったのがこのレコード(CDじゃありません、30cmLPですw)。

上はバックハウスのピアノソナタ全集、10枚組で¥15,000(と書いてあったw)。下はカール・ベーム指揮ドレスデン国立歌劇場の歌劇「フィデリオ」全曲、3枚組で¥6,000。
ピアノソナタ全集の方は、段ボールのボロボロ加減が時の経過を物語ってるし、「今世紀最高のベートーベン弾き」、「史上最大の遺産」、「ステレオ決定盤!」っていうコピーも時代を感じさせる。しかも「ピアノ奏鳴曲」だって!

ちなみに、左下の楕円形のシールは「予約限定版愛蔵家番号」とかだったみたいw。

儂、あの頃はほとんどベートーベンしか聴かなかったけど、次第に他の作曲家に興味が移り、そのうちベートーベンはほとんど聴かなくなった。今にして思うと、「ベートーベンを聞くのは初心者」みたいに、ちょっとカッコつけてたのかもしれないなあw。
でも、歳とってきてカッコつける必要もなくなったしw、時間もできたし、最近はまたよく聞くようになった。やっぱりベートーベンはすべての作曲家の頂点に立つと、儂は思う。
「運命」とか「合唱」とか、有名な曲はあまたある。もちろん儂もこれらの曲を頻繁に聴くし、どれが一番好きということもない。今もこれ聴きながら書いてる。ただ儂の中では、ピアノ協奏曲第4番は頭一つ抜け出てるかもw。それも、この演奏で聞くこの曲は本当に素晴らしい。「静謐に潜む熱情」とでも言えばいいのだろうか、そういうものを感じずぬにはいられないし、聴く度に常に心に響く。

ピアノを弾いているグレン・グールドは天才であり不世出のピアニスト。50歳の若さで亡くなってしまったことが本当に惜しまれる。そのグールドの独特な音楽世界を見事にサポートしているバーンスタインも、これまたさすがの一言。儂が昔から大々々好きな指揮者の一人。

そして今年の生誕250年もいろいろやってるみたいだけど、気のせいか、50年前ほどの盛り上がりは感じないかな。あぁ、儂が歳のせいで鈍感になっただけかもしれないのかw。

いずれリンクは切れちゃうと思うけど、このあたりがちょっとおもしろい。

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有り難いことです

2020-05-19 19:20:55 | 音楽のこと
先週の始め、郵便ポストを覗いたら、何か厚みのある封筒が入っていた。
開けてみると、「ステイホームのお供に」と書かれたメモと一緒にCDが入っていた。
以前にも一度頂いたことがある、THE MARIAN CONSORTのCDだった。

送ってくれたのは、もちろん前回と同じ、CDを輸入している会社の社長のマリサポ仲間。(マリサポ=横浜F・マリノスのサポーターの略w)
今シーズンは試合ができていないので、もうずっと会っていないにもかかわらず、こうしてわざわざ送ってくれるのは、大変有り難いことです。

今回のCDは、ルネッサンス期のイングランドの作曲家であるウィリアム・バードの作品集。この時代のこの分野では有名な作曲家で、コーラスをやってる人間だったら、一度は歌ってみた方が良い作曲家だと思う。ただし、残念ながら儂自身は歌ったことがない。

このCDの第1曲でもある「Miserere mei」

けんぼーさん、どうもありがとー!
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カッコよくないですか

2020-04-29 13:37:09 | 音楽のこと


カッコよくないですかー。
あ、映像もそうなんだけど、この曲ね、曲。
儂個人的には、「この曲すごい」って、初めて聞いた時から思った。
その一番の理由は、1、2回聞いて頭に残ったからw。
儂、大河のオープニングテーマは、「今年は誰の作曲でどんな曲なのかな」って、毎年毎年とても楽しみにしてるんだけど、こんなにすぐに記憶に残る曲は、そう多くはないんだよね。
この曲を作曲したジョン・グラムって作曲家、まったく知らなかったのでググったら、主に映画音楽畑の人なのね。日本史にも詳しいとか。ファイナルファンタジーの音楽も書いてるから、ゲームやる人は知ってるのかな?
うーん、結構な才能なのかも。

実は儂が初めて心魅かれた大河ドラマのテーマは「源義経」(滝沢くんがやった「義経」じゃないからw)だった。

これを作曲したのは、大好きな武満徹なんだけど、この時、儂はまだ10歳だったから、もちろん武満なんてまったく知らなんだ。武満作品を聞くようになって、「え~、あのテーマを作ったの武満徹だったんだー!」って、とっても驚いたのをよく覚えてる。

ついでに、


どれも懐かしいな~。
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