秋から冬へ、カラッとした北風は冷たく季節の移り変わりを感じるようになってきました。
秋の話題、最後は ”読書の秋”。
この秋、ふとしたことから吉村葉子さんの本を何冊が読みました。
たまたま書店で見かけた
「 お金がなくても平気なフランス人・お金があっても不安な日本人 」
という本を手に取ったのがきっかけで、その後、何冊か買い込んで読み続けてしまいました。
本の内容はというと、パリ生活20年の体験などのエッセイで、
パリっ子やフランス人の習慣や考え方など、観光ガイドなどの手直しした情報ではなく、
日常的で素朴な出来事を感じたままというリアルで、とてもワクワクしながら読める本でした。
私自身、特にフランスやパリに興味があった訳ではなかったのですが、
最近、どうも外食や携帯電話等に毎月何万円もジャブジャブとお金を使う人たちが普通な世の中、どうもお金の使い方が変? になってきてるのではないかと感じていたので、興味をそそるタイトルだった訳です。
そして、実際に読んでみると、
物を大切に長く使う習慣や、考えに考えて本当に必要かを考えお金を使う物を買う習慣、”個性”や”食”への考えなど、人生を楽しむためというのがハッキリ読み取れます。
逆に、壊れてもいないのにどんどん物を捨てて買い替えたり、外食など日常の食費にお金を使いすぎていたりする今の日本とは逆ではないかというのがよく分かります。
そして、人間は孤独では生きられない、人と人の繋がりがあってこそというのが分かりやすく伝わってきます。
パリの魅力など、個性や自分自身の自分らしさや暮らしぶりを考え直すきっかけになるのではと感じた ”吉村葉子さんのエッセイ集” 、 何冊か出版されているようなので興味のある方はぜひ読んでみてはいかがでしょうか?
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