※ 現在、ピアノ練習室は仕事等の都合で一時休止しています ※
とあるスタジオのニューヨーク製のスタインウェイのピアノ♪
今では、触れることが少なくなった象牙の鍵盤です。
新素材で加工された鍵盤は、格段に進歩し、弾きやすいことは間違いないのですが、
天然素材の象牙の感触にはまだまだ劣っているような気がします。
どの辺りが劣っているかというと、緊張したり長時間弾いていると、指先が汗をかくことがありますが、この汗で濡れた時・汗が乾いてきた時、新素材の鍵盤では滑ったり引っかかったりと触れた時の感触が随分と変わり弾きにくくなってしまいます。
方や象牙の鍵盤は、この汗の滑りがほどよく抑えられ、汗が乾いたときの引っかかりもなく表面のサラサラ感があまり変わらなく表面の感触が安定しているような気がします。
昔の人の材料探しはほんとスゴイです。
考えてみれば、良いピアノって使用する木材の調達に随分とお金をかけていると聞きます。
ピアノだけでなく木を使う楽器は年々価格が上昇してきているようです。
心に響く音色は、まだまだ天然素材なくしては不可能なのでしょうね。
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