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生涯学習 日本仏教祖師シリーズ 最澄

2014年10月23日 16時41分19秒 | 雑記
第二回は、まさに日本仏教の祖と言われる天台宗の
開祖 最澄です。
最澄と言えば比叡山を開いた僧で有名ですね。

会場




766年に今の滋賀県の琵琶湖近くに生れる(近江の国)
12歳で近江国分寺に入り、行表の弟子となり師の教えで
ある「心を一乗に帰すべし」思想の骨格を成す。
*一乗に帰すべしとは、すべての人が仏になれるという教え。

14歳に国分寺で正式な僧になるために修行にあけくれる
19歳、東大寺で具足戒(小乗仏教の)を受けてその三か月後に
比叡山に入る。

比叡山で願文を作成し、自分の行く道の標を表す。
自利でなく他利を目指す。
徹底的な自己内省をする。
愚が中の愚と自覚し、学問と修行の両立目指す
これを最澄20歳の時に悟る。


788年に今の比叡山根本中塔(一乗止観院)を建立、自刻の薬師像を安置
する。
常灯(不滅の法灯)

797年 この願文が朝廷の目にとまり、宮中に入る

802年高雄山寺(神護寺)で最澄も他の高僧とともに講師となって
天台を弘める機会をつくる。

神護寺 これから京都の紅葉は真っ盛りにんりますが、ここは隠れた紅葉の名所でもあります



比叡山根本中塔

804年遣唐使として唐に渡る、この時空海も行くことになり、後々の
二人の関わりが生まれてくる。ただ考え方の違いで袂を分ける。

「古人の云わく、径寸十枚、国宝に非ず。一隅を照らす、此れ即ち国宝なり」

余りに有名な言葉ですね。

822年 56才で没

その後、823年延暦寺の寺号を、866年伝教大師号を下賜される。

根本中塔

日本仏教の祖を作った人でもある、のちに比叡山からは
法然、親鸞をはじめ、栄西、道元、日蓮などすべて、ここ比叡山から
旅立つ。



小乗仏教と大乗仏教の違い
小乗は一部の人(貴族や氏族の高貴な方のための仏教で大乗は民すべての人を
救う教え)


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