待ってるさ。

2011-06-04 | Weblog
父が倒れた。
お気に入りのカッコイイ自転車に乗ってひとり、
天気も良くてきっとワクワクと出かけたはず。

鶴見川源流の泉を見に行ったみたい。
自宅からは何キロあるだろう。。かなりの距離。
今日はちょっと暑かった。

サイクリングコースの様な所を走行中に
心臓が止まってしまったらしく、
そのまま心肺停止で倒れていた所を、通りがかりの人が見つけてくださいました。
自然が一杯の場所。
蘇生処置は遅れてしまいました。

仕事を早退させて頂き、搬送された多摩の大きな病院に向かう。
道で倒れていたというのもあり、警官、刑事、鑑識、
お医者さんに囲まれ説明を受ける。

お医者さんは「心臓はなんとか動き出したが、意識が戻るかは厳しい」と言う。
面会が許され、集中治療室へ。
たくさんの管を取り付けられた父。
なんだか身体がとても小さく見えた。

看護師さんが父の荷物を持ってきてくれ、
中に、買ったばかりかピカピカなデジカメがありました。
倒れる数分前だろう写真は、緑の中にお気に入りの自転車が写っていました

60歳。まだ早すぎる。
震災後、顔を見てなかったから、明後日に会いに行こうと思ってたんだから。

親父よ、戻ってきてくれよ!
頼むよ。







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