ご無沙汰しております。
突然、「奈良旅記」の続きです。
前回の白毫寺を出たのが、既に夕方近くでありました。
朝一の浄瑠璃寺・奥の院から始まった2日目、体もヘトヘトでありました。
「今日はもうホテルに戻ってのんびりしよう。。」と
車を走らせましたが、ふと思い出した不退寺さん。
前回奈良を訪れた際、ホテルから歩いて行ける所にある
海龍王寺と法華寺と不退寺をお参りする予定でしたが、
皇太子様御一行がやって来る時間と重なり、ホテル前の道で足止め。
皇太子様の車に旗を振っている間に時間が過ぎてしまい、
ここだけは諦めたのでありました。
そんな事を思い出し、ホテルから車で5分位の不退寺に寄る事にしました。
このお寺も混雑する時季ですと、車で行くのは厳しそうな場所。
近辺はとにかく狭い道、狭い踏切り、狭い駐車場と、大変です。
仁明天皇の勅願によって在原業平が建立したとされる『不退寺(ふたいじ)』。
正式名称を「金龍山 不退転法輪寺」、別名を「業平寺」をいいます。
創建は847年で、過去は「南都十五大寺」の一つとして数えられていたそうです。
こじんまりとしたお寺で、小さな池に緑とお花で埋め尽くされた境内は
ゆっくり見て周っても20分くらい。
受付のおばさんが僕のカメラを見て、「今日は○○きれいに咲いてますよ」と
言っていたので、お花も有名なのでしょう(あまり興味が無いので花の名前も覚えてませんが)。
のんびりと一通り見て周って、いよいよ本堂に入ります。
平安初期の「在原業平作」と伝えられている御本尊の聖観音菩薩立像(重文)、
像高2m弱の一木造りで、極彩色の装飾が剥がれ落ちてきて、白い彩色と木肌が独特の色合いです。
最大の特徴は、頭の両脇についた「リボン」のような飾り。なんとも可愛らしい。
誰もいない本堂内、御本尊の前に座って、美しさに口を開いて眺めていると、
無言で入ってきたお寺の方(住職さん?)が、僕の真後ろに座り、ロボットの様に解説を始めました。
これが、何一つ聞き取れず困惑。
一通り話し終わり、満足気な住職に御礼をして(何も分からなかったけど)本堂内の仏像たちを拝見。
異形の五大明王が魅力的で楽しい。
全て揃って現存しているのは珍しいそうです。
小さな小さなお寺ですが、リボンの聖観音さんは、いつまでも眺めていたいお美しさでした。
前回からの道程。
突然、「奈良旅記」の続きです。
前回の白毫寺を出たのが、既に夕方近くでありました。
朝一の浄瑠璃寺・奥の院から始まった2日目、体もヘトヘトでありました。
「今日はもうホテルに戻ってのんびりしよう。。」と
車を走らせましたが、ふと思い出した不退寺さん。
前回奈良を訪れた際、ホテルから歩いて行ける所にある
海龍王寺と法華寺と不退寺をお参りする予定でしたが、
皇太子様御一行がやって来る時間と重なり、ホテル前の道で足止め。
皇太子様の車に旗を振っている間に時間が過ぎてしまい、
ここだけは諦めたのでありました。
そんな事を思い出し、ホテルから車で5分位の不退寺に寄る事にしました。
このお寺も混雑する時季ですと、車で行くのは厳しそうな場所。
近辺はとにかく狭い道、狭い踏切り、狭い駐車場と、大変です。
仁明天皇の勅願によって在原業平が建立したとされる『不退寺(ふたいじ)』。
正式名称を「金龍山 不退転法輪寺」、別名を「業平寺」をいいます。
創建は847年で、過去は「南都十五大寺」の一つとして数えられていたそうです。
こじんまりとしたお寺で、小さな池に緑とお花で埋め尽くされた境内は
ゆっくり見て周っても20分くらい。
受付のおばさんが僕のカメラを見て、「今日は○○きれいに咲いてますよ」と
言っていたので、お花も有名なのでしょう(あまり興味が無いので花の名前も覚えてませんが)。
のんびりと一通り見て周って、いよいよ本堂に入ります。
平安初期の「在原業平作」と伝えられている御本尊の聖観音菩薩立像(重文)、
像高2m弱の一木造りで、極彩色の装飾が剥がれ落ちてきて、白い彩色と木肌が独特の色合いです。
最大の特徴は、頭の両脇についた「リボン」のような飾り。なんとも可愛らしい。
誰もいない本堂内、御本尊の前に座って、美しさに口を開いて眺めていると、
無言で入ってきたお寺の方(住職さん?)が、僕の真後ろに座り、ロボットの様に解説を始めました。
これが、何一つ聞き取れず困惑。
一通り話し終わり、満足気な住職に御礼をして(何も分からなかったけど)本堂内の仏像たちを拝見。
異形の五大明王が魅力的で楽しい。
全て揃って現存しているのは珍しいそうです。
小さな小さなお寺ですが、リボンの聖観音さんは、いつまでも眺めていたいお美しさでした。
前回からの道程。