神のちから

2006-03-27 | Weblog

「神のちからっ子新聞」を知ってますか?
日本語マニア必見の脱力新聞。
意味を求めてはいけません。
ただ文字の流れに身を任せ、受け入れるのです。
通り過ぎた言葉に、時間差で口元が緩む。

このユルさはただ事ではありません。
木造平屋・築45年の2DK・家賃2万5千円から発信される小宇宙。

42年間、トンネルを掘り続けた堀田さん。
31年間、町内の事を調べ続ける満丁さん。
55年間、福だるまを作り続ける中村さん。
「励まし大会のようす」
「おこり岩見学のようす」
「スギル杉松のまほうの床」
「しいたけ祭りレポート」
「コマテマリルの研究」等々
魅力的でちょっと悲しい人たちがたくさん登場。

ツボにはまった人はちょっと得した気持ちに。
はまらなかった人も特に損はしません。
このツボが共通の友達はちょっと大切に思ってしまう。

そんな平和な世界「神のちからっ子新聞」
立ち読みじゃ解らない奥深さも備え持つ。

夜、深~い時間に読んでみると更に良。



仏像の「何か」

2006-03-26 | Weblog

以前、知り合いに連れられて陶器やグラスの買い付けに
京都の骨董屋さんに行った時。
お店の隅っこに置かれた仏像に釘付けになり
陶器を見るフリをして、ずっと仏像を眺めてた。

3~40センチ、穏やかな表情で立ち姿の仏像。
嫌いじゃないけど、それほど興味もなかった仏像に
あの釘付け具合は、絶対何か出てたよ。

東京に戻っても気になって気になって。。。
仏像の本なんかを見てても必ず思い出すのね。
「どれもあれには敵わないなぁ」って。

不思議と、その仏像の種類や材質とかそういう事は一切覚えていない。
そんな事はどうでも良くなる「何か」があったんだろうなぁ。

先日、そのお店のご主人に電話をする機会があったので
仏像への想いなんかを楽しく話していたら
「安くしたげるから買う?」って言うから
「安くったって幾らよ?」って聞いたら
「12万円でいいよ」だって。

「じゅ、じゅうにまんえん??」
2秒で諦めましたよ。。。

店では20万円で売ってるんだって。
確かに安くしてくれてるけど、無理です。

「近いうち、観にだけ行っていいですか?」
「おう」
で電話を切りました。

仏像の種類とか、また聞くの忘れちゃった。
きっと知らなくて良い事なんだな。

自分の絵からも、あんな「何か」が出せたら凄いなぁ。

みうらじゅんの「テレビ見仏記」を見て、
仏像を嬉しそうに眺めるみうらじゅんの
サングラスの隙間から見える瞳に、
あの日の自分が浮かんできた。

「おにぎり事件」の悪夢

2006-03-21 | Weblog

恋愛の事なんてコッパズカシくて書けるか!!

日記にそんな内容で書いた事ないな。たしか。
まあ、書ける程大した経験も出来事も無いんだけどね。

で、今回何を書くか。
それは僕の心に深く根を張る、若かりし頃の苦い思い出。
もう7~8年前の話かしら。
何故そんな古い話かといいますと、
いまだに夢に見たりするすっかりトラウマな出来事なのさ。
今日も夢に見て嫌な目覚め方をしたのさ。

20代前半、若い僕にもウキウキのお付き合いがありました。
いろいろ厳しい時期に出会った人で、今でも感謝感謝のお人です。

僕もすっかり舞い上がりまして、全く興味の無かった車の免許も取り、
車も買って、るるぶも買って、2泊3日の伊豆旅行を計画しました。
朝4時に彼女のお家に迎えに行っていざ出発!

朝早すぎて車はスイスイ。あっという間に伊豆半島入り。
吊り橋のある観光スポットの駐車場で、朝ごはんを食べようと。
料理の経験も全く無い彼女が、
3時に起きて一所懸命おにぎりを沢山作ってきてくれたのです。
嬉しいですね。もちろん。

ここからは僕は悪者ですよ。

大量のおにぎりの中身がね、みんな「こんぶ」だったのね。
別にこんぶが嫌いな訳じゃないのよ。
でもね、其の時の僕は言いましたよ。心無い一言を。

「全部こんぶ?しゃけとか無いの?」

悪気はないのよ。そんなつもりじゃないのよ。
どんなつもりか分からないけど、とにかくそんなつもりじゃないの。

彼女は泣きながら僕のおにぎりを取り上げて、
まだまだ沢山あったおにぎりを、しまいました。
そして車を降りてゴミ箱へ。。。

もう会話もありませんよ。後悔先に立たずです。
こんなに怒ったこの人見た事ないよ。
完全にびびった僕の必死の謝罪も全く相手にされず。。。

これ、2泊3日の出だしですよ。。。
考えてみてください。この後の気まずさ。
頑張ってとった当時の僕らには豪華な旅館も、全く感動がありません。
夕食時、僕らの空気を全く読まずに出てきた豪華舟盛りが悲しくテーブルに。
なんの演出か、舟盛りにはご丁寧に「林丸」と書かれた旗まで立ってる。
もうこの空気、生き地獄です。

2泊3日、後半は何とか会話くらいはありましたが、
最後まで苦しい3日間。
そして近々に別れは訪れました。
別にこれが原因って事ではないけどね。


「おにぎり事件」
僕の友人たちは皆知っているこの事件。
なんであんな一言を言ってしまったのか。
知り合いの女子軍は「それはあんたが悪いね」の冷たい視線。
分かってるのよ、そんな事は。。。
僕自身、自分が憎くて堪らないのですから。
ある女子はおにぎりを食べる僕を見つけると、
「あ、しゃけなんだ(-.-)」と不敵な笑みを浮かべ去っていく。

神様の嫌がらせか、僕の反省が足りないのか、
この一連の出来事を、いまだにそのまま夢に見るのです。
もう勘弁してください。。。

皆さんにはどうでもいい話、長くてごめんね。


真っ赤な奴等

2006-03-20 | Weblog
数年放ったらかしのロフトに登ってみた。
物置として使用してるから、物がゴチャゴチャ。
其の中に大きなダンボール箱があって、
覚えが無いので覗いてみました。
中は真っ赤なお人形でぎっしり。一瞬ギョッとする。

これ、メキシコのキャラクターかなんからしい。

プレスして手をはめ込んだだけのチープな造り。

大きさは17センチと結構大きい。
手は肌色にしたのに、顔は塗らないのね。。。
背中には羽らしき物で、頭には触覚。
ゴ、ゴキブリですか?。。コレ。。。
そう思うと、安いプラスチックの光沢が気持ち悪いですよ。
手には何をするのかハンマーが握られ不気味な笑みを浮かべる。
胸にはハートマークに「CH」と書いてある。
誰なんだオマエ!

で、何でコレうちにあるんだっけ??
こんな大量に。

これから、会う人に一体ずつ渡していこう。
強制的に。
ちゃんと立つから、テレビの上にでも飾れますよ。

そういえば以前も渡してた気がするな。
でも、まだこんなにいっぱい居たのか。。。




三十一歳鳥頭

2006-03-19 | Weblog

頭を鳥にせずにはいられなかった。
何故かと聞かれても分かりません。
描いた僕にも分からないのです。
だからお絵描きは楽しいのです。

31歳にもなったら、
立派なお家に、綺麗な奥さんと可愛い子供と暮らしてるはずでした。
週末には小さな子供と川原で遊ぶ予定でした。
淡い色のセーターを着こなしてるはずでした。
一体全体、何処で植え付けられた理想の姿か。

今の自分に大した不満はないし、
逆に上記のようになっていたらと思うとゾッとしたりもする。
今、其の時、最善と思う道を行く

ワンルームで一人、呑気な休日を過ごしながら
ちょっとだけそんな事を考えた。
皆さんに感謝。





ただの円にしか見えません…

2006-03-17 | Weblog

こんな面倒な用事って滅多に無い
免許の更新に行ってきた。
平成13年の「通行禁止」違反一回のおかげで、またゴールドは逃しました。

印紙を貼って、目の検査。
ここ数年で急激に視力が落ちていて、
その急激さったら、こないだまで見えていた物が
見えなくなったのが実感できるほどで。
メガネもコンタクトも作らず、不安な検査へ。

恐ろしく事務的で早口なロボットみたいなお姉さん。
「は~い、穴の開いた向きを言ってくださ~い」
「これは?」
(しょっぱなから、ほとんど見えず、テキトーに)
「右!」
「えっ!?」
「あ、左…」
「左?」

こんなやり取りを繰り返したあげく、
「ダメですねぇ、じゃあこの紙持って再検査の部屋へ行って下さい」

あぁ、困ったぞ。面倒な事になったな。

再検査の部屋に入ると、今度は怖そうなおじさん。
「はい、じゃあそこに立って」
「これ見えるかな?」
相変わらずほとんど見えない。
「み、みぎ…」
「え?」
「右!」
「ほんとに??」
「じゃあ左で」
「う~ん、上か下で言ったら??」
(え?)
「う、うえかしら…」
「上かぁ…」
(さては言ったもの全部ハズレたな)

こんな有様。
かなり時間をかけて、検査しました。
はっきり見えたものはゼロ。

ところが、「次回の更新の時はムリだよ」と、サービスで通過。

何とか今回は助かった。
メガネ嫌だなぁ。。。
コンタクトなんてもっと嫌だなぁ。。。

インド、パキスタン、僕

2006-03-12 | Weblog

とある小さな駅の待合室
古いベンチに向かい合って座る僕とパキスタン人の友人
これから始まる旅に心躍らせ、会話を楽しみ列車を待つ

しばらくして
頭に立派なターバンを巻いたインド人がやって来た。
友人の横に座ったインド人は、彼をジロジロと見て
「オマエ何ジンカ?」と尋ねた。
「パキスタン人デス」
そう友人が答えると、インド人は激昂し立ち上がり、
猛烈にパキスタンを批判しだした。
優しい性格の友人は、すっかり怯えてしまっている。

あまりに酷い発言に我慢の限界に達した僕は、
「そんなターバンやめちまえ!!」と
インド人に掴み掛かり、ターバンを引っ張った。
クルクルと回りだすインド人。

しかし、引っ張っても引っ張っても少しも小さくならず、
僕らの足元はターバンの布で埋まっていく。

(これでは無限ループではないか!)

僕は恐ろしくなってきた。
このままでは、僕はインドとパキスタンの問題に介入してしまう。
日本人の僕が、核戦争のきっかけになりかねないのだ。

しかしもう遅かった。
山となったターバンで僕達はもう身動きも取れなくなり、
回っていたインド人はいつの間にか友人に変わっていた。

突然僕の頭の中にイメージが浮かぶ。
さっきのインド人がニヤリと笑い、核ミサイルのボタンを押した。


燃えろ燃えろみんな燃えちまえ!

2006-03-08 | Weblog

多少落ち着いてきたものの、
最近の不安定な精神状態のせいか
ただ「燃えろ燃えろ!」って騒いでる夢を見た。

多分、火を点けたのは僕なのです。
燃えていく美しいヨーロッパ調の町を、
離れた丘の上から見ている。
僕は飛び跳ねて喜んでいるようで泣いていたり。

もう恐ろしいったらない夢でした。
いかんぞ。
これはいかんぞ。

でも綺麗だったなぁ、燃える町。

全て燃やして再出発。
レッツゴー!!

傷心の日曜もーにんぐ

2006-03-05 | Weblog

ピンポ~ン♪と宅急便が届きました。

友人からのプレゼント
開けてビックリ、俺の絵が本になってる~

画像のファイルをくれなんて言うから、
何に使うのかと思ったら、こんな素敵な事に!

ボロボロの胃腸にも、一気に爽やかで温かい風が流れ込みます。

言葉がありませぬ。
宝物にします☆ 抱いて寝ます☆
ありがとう。