「神のちからっ子新聞」を知ってますか?
日本語マニア必見の脱力新聞。
意味を求めてはいけません。
ただ文字の流れに身を任せ、受け入れるのです。
通り過ぎた言葉に、時間差で口元が緩む。
このユルさはただ事ではありません。
木造平屋・築45年の2DK・家賃2万5千円から発信される小宇宙。
42年間、トンネルを掘り続けた堀田さん。
31年間、町内の事を調べ続ける満丁さん。
55年間、福だるまを作り続ける中村さん。
「励まし大会のようす」
「おこり岩見学のようす」
「スギル杉松のまほうの床」
「しいたけ祭りレポート」
「コマテマリルの研究」等々
魅力的でちょっと悲しい人たちがたくさん登場。
ツボにはまった人はちょっと得した気持ちに。
はまらなかった人も特に損はしません。
このツボが共通の友達はちょっと大切に思ってしまう。
そんな平和な世界「神のちからっ子新聞」
立ち読みじゃ解らない奥深さも備え持つ。
夜、深~い時間に読んでみると更に良。
以前、知り合いに連れられて陶器やグラスの買い付けに
京都の骨董屋さんに行った時。
お店の隅っこに置かれた仏像に釘付けになり
陶器を見るフリをして、ずっと仏像を眺めてた。
3~40センチ、穏やかな表情で立ち姿の仏像。
嫌いじゃないけど、それほど興味もなかった仏像に
あの釘付け具合は、絶対何か出てたよ。
東京に戻っても気になって気になって。。。
仏像の本なんかを見てても必ず思い出すのね。
「どれもあれには敵わないなぁ」って。
不思議と、その仏像の種類や材質とかそういう事は一切覚えていない。
そんな事はどうでも良くなる「何か」があったんだろうなぁ。
先日、そのお店のご主人に電話をする機会があったので
仏像への想いなんかを楽しく話していたら
「安くしたげるから買う?」って言うから
「安くったって幾らよ?」って聞いたら
「12万円でいいよ」だって。
「じゅ、じゅうにまんえん??」
2秒で諦めましたよ。。。
店では20万円で売ってるんだって。
確かに安くしてくれてるけど、無理です。
「近いうち、観にだけ行っていいですか?」
「おう」
で電話を切りました。
仏像の種類とか、また聞くの忘れちゃった。
きっと知らなくて良い事なんだな。
自分の絵からも、あんな「何か」が出せたら凄いなぁ。
みうらじゅんの「テレビ見仏記」を見て、
仏像を嬉しそうに眺めるみうらじゅんの
サングラスの隙間から見える瞳に、
あの日の自分が浮かんできた。
恋愛の事なんてコッパズカシくて書けるか!!
日記にそんな内容で書いた事ないな。たしか。
まあ、書ける程大した経験も出来事も無いんだけどね。
で、今回何を書くか。
それは僕の心に深く根を張る、若かりし頃の苦い思い出。
もう7~8年前の話かしら。
何故そんな古い話かといいますと、
いまだに夢に見たりするすっかりトラウマな出来事なのさ。
今日も夢に見て嫌な目覚め方をしたのさ。
20代前半、若い僕にもウキウキのお付き合いがありました。
いろいろ厳しい時期に出会った人で、今でも感謝感謝のお人です。
僕もすっかり舞い上がりまして、全く興味の無かった車の免許も取り、
車も買って、るるぶも買って、2泊3日の伊豆旅行を計画しました。
朝4時に彼女のお家に迎えに行っていざ出発!
朝早すぎて車はスイスイ。あっという間に伊豆半島入り。
吊り橋のある観光スポットの駐車場で、朝ごはんを食べようと。
料理の経験も全く無い彼女が、
3時に起きて一所懸命おにぎりを沢山作ってきてくれたのです。
嬉しいですね。もちろん。
ここからは僕は悪者ですよ。
大量のおにぎりの中身がね、みんな「こんぶ」だったのね。
別にこんぶが嫌いな訳じゃないのよ。
でもね、其の時の僕は言いましたよ。心無い一言を。
「全部こんぶ?しゃけとか無いの?」
悪気はないのよ。そんなつもりじゃないのよ。
どんなつもりか分からないけど、とにかくそんなつもりじゃないの。
彼女は泣きながら僕のおにぎりを取り上げて、
まだまだ沢山あったおにぎりを、しまいました。
そして車を降りてゴミ箱へ。。。
もう会話もありませんよ。後悔先に立たずです。
こんなに怒ったこの人見た事ないよ。
完全にびびった僕の必死の謝罪も全く相手にされず。。。
これ、2泊3日の出だしですよ。。。
考えてみてください。この後の気まずさ。
頑張ってとった当時の僕らには豪華な旅館も、全く感動がありません。
夕食時、僕らの空気を全く読まずに出てきた豪華舟盛りが悲しくテーブルに。
なんの演出か、舟盛りにはご丁寧に「林丸」と書かれた旗まで立ってる。
もうこの空気、生き地獄です。
2泊3日、後半は何とか会話くらいはありましたが、
最後まで苦しい3日間。
そして近々に別れは訪れました。
別にこれが原因って事ではないけどね。
「おにぎり事件」
僕の友人たちは皆知っているこの事件。
なんであんな一言を言ってしまったのか。
知り合いの女子軍は「それはあんたが悪いね」の冷たい視線。
分かってるのよ、そんな事は。。。
僕自身、自分が憎くて堪らないのですから。
ある女子はおにぎりを食べる僕を見つけると、
「あ、しゃけなんだ(-.-)」と不敵な笑みを浮かべ去っていく。
神様の嫌がらせか、僕の反省が足りないのか、
この一連の出来事を、いまだにそのまま夢に見るのです。
もう勘弁してください。。。
皆さんにはどうでもいい話、長くてごめんね。
数年放ったらかしのロフトに登ってみた。
物置として使用してるから、物がゴチャゴチャ。
其の中に大きなダンボール箱があって、
覚えが無いので覗いてみました。
中は真っ赤なお人形でぎっしり。一瞬ギョッとする。
これ、メキシコのキャラクターかなんからしい。
プレスして手をはめ込んだだけのチープな造り。
大きさは17センチと結構大きい。
手は肌色にしたのに、顔は塗らないのね。。。
背中には羽らしき物で、頭には触覚。
ゴ、ゴキブリですか?。。コレ。。。
そう思うと、安いプラスチックの光沢が気持ち悪いですよ。
手には何をするのかハンマーが握られ不気味な笑みを浮かべる。
胸にはハートマークに「CH」と書いてある。
誰なんだオマエ!
で、何でコレうちにあるんだっけ??
こんな大量に。
これから、会う人に一体ずつ渡していこう。
強制的に。
ちゃんと立つから、テレビの上にでも飾れますよ。
そういえば以前も渡してた気がするな。
でも、まだこんなにいっぱい居たのか。。。
物置として使用してるから、物がゴチャゴチャ。
其の中に大きなダンボール箱があって、
覚えが無いので覗いてみました。
中は真っ赤なお人形でぎっしり。一瞬ギョッとする。
これ、メキシコのキャラクターかなんからしい。
プレスして手をはめ込んだだけのチープな造り。
大きさは17センチと結構大きい。
手は肌色にしたのに、顔は塗らないのね。。。
背中には羽らしき物で、頭には触覚。
ゴ、ゴキブリですか?。。コレ。。。
そう思うと、安いプラスチックの光沢が気持ち悪いですよ。
手には何をするのかハンマーが握られ不気味な笑みを浮かべる。
胸にはハートマークに「CH」と書いてある。
誰なんだオマエ!
で、何でコレうちにあるんだっけ??
こんな大量に。
これから、会う人に一体ずつ渡していこう。
強制的に。
ちゃんと立つから、テレビの上にでも飾れますよ。
そういえば以前も渡してた気がするな。
でも、まだこんなにいっぱい居たのか。。。
頭を鳥にせずにはいられなかった。
何故かと聞かれても分かりません。
描いた僕にも分からないのです。
だからお絵描きは楽しいのです。
31歳にもなったら、
立派なお家に、綺麗な奥さんと可愛い子供と暮らしてるはずでした。
週末には小さな子供と川原で遊ぶ予定でした。
淡い色のセーターを着こなしてるはずでした。
一体全体、何処で植え付けられた理想の姿か。
今の自分に大した不満はないし、
逆に上記のようになっていたらと思うとゾッとしたりもする。
今、其の時、最善と思う道を行く
ワンルームで一人、呑気な休日を過ごしながら
ちょっとだけそんな事を考えた。
皆さんに感謝。
こんな面倒な用事って滅多に無い
免許の更新に行ってきた。
平成13年の「通行禁止」違反一回のおかげで、またゴールドは逃しました。
印紙を貼って、目の検査。
ここ数年で急激に視力が落ちていて、
その急激さったら、こないだまで見えていた物が
見えなくなったのが実感できるほどで。
メガネもコンタクトも作らず、不安な検査へ。
恐ろしく事務的で早口なロボットみたいなお姉さん。
「は~い、穴の開いた向きを言ってくださ~い」
「これは?」
(しょっぱなから、ほとんど見えず、テキトーに)
「右!」
「えっ!?」
「あ、左…」
「左?」
こんなやり取りを繰り返したあげく、
「ダメですねぇ、じゃあこの紙持って再検査の部屋へ行って下さい」
あぁ、困ったぞ。面倒な事になったな。
再検査の部屋に入ると、今度は怖そうなおじさん。
「はい、じゃあそこに立って」
「これ見えるかな?」
相変わらずほとんど見えない。
「み、みぎ…」
「え?」
「右!」
「ほんとに??」
「じゃあ左で」
「う~ん、上か下で言ったら??」
(え?)
「う、うえかしら…」
「上かぁ…」
(さては言ったもの全部ハズレたな)
こんな有様。
かなり時間をかけて、検査しました。
はっきり見えたものはゼロ。
ところが、「次回の更新の時はムリだよ」と、サービスで通過。
何とか今回は助かった。
メガネ嫌だなぁ。。。
コンタクトなんてもっと嫌だなぁ。。。
とある小さな駅の待合室
古いベンチに向かい合って座る僕とパキスタン人の友人
これから始まる旅に心躍らせ、会話を楽しみ列車を待つ
しばらくして
頭に立派なターバンを巻いたインド人がやって来た。
友人の横に座ったインド人は、彼をジロジロと見て
「オマエ何ジンカ?」と尋ねた。
「パキスタン人デス」
そう友人が答えると、インド人は激昂し立ち上がり、
猛烈にパキスタンを批判しだした。
優しい性格の友人は、すっかり怯えてしまっている。
あまりに酷い発言に我慢の限界に達した僕は、
「そんなターバンやめちまえ!!」と
インド人に掴み掛かり、ターバンを引っ張った。
クルクルと回りだすインド人。
しかし、引っ張っても引っ張っても少しも小さくならず、
僕らの足元はターバンの布で埋まっていく。
(これでは無限ループではないか!)
僕は恐ろしくなってきた。
このままでは、僕はインドとパキスタンの問題に介入してしまう。
日本人の僕が、核戦争のきっかけになりかねないのだ。
しかしもう遅かった。
山となったターバンで僕達はもう身動きも取れなくなり、
回っていたインド人はいつの間にか友人に変わっていた。
突然僕の頭の中にイメージが浮かぶ。
さっきのインド人がニヤリと笑い、核ミサイルのボタンを押した。
多少落ち着いてきたものの、
最近の不安定な精神状態のせいか
ただ「燃えろ燃えろ!」って騒いでる夢を見た。
多分、火を点けたのは僕なのです。
燃えていく美しいヨーロッパ調の町を、
離れた丘の上から見ている。
僕は飛び跳ねて喜んでいるようで泣いていたり。
もう恐ろしいったらない夢でした。
いかんぞ。
これはいかんぞ。
でも綺麗だったなぁ、燃える町。
全て燃やして再出発。
レッツゴー!!