団地愛好家が集うイベント
『大団地博覧会 ダンパク2007』が開催されます。
あぁ、楽しそう!行きたい!絶対に行きたい!
と思ったけど、開催地・大阪。。。
1,500円(1ドリンク付)で、団地のカリスマたちの
ありがたいお話が聞けるのですよ!
高度成長期に勢いに乗って建てられた団地たちも、
今や全国的に取り壊しや建替えの時期にあります。
敗戦から日本を取り戻し、血と汗とで発展させてくれた人々。
彼らの家庭がギュッと詰まった「団地」。
何百、何千、何万の生活・人生がそこにはあった。
僕等が「団地」を目にした時、胸に湧き上がるあの気持ち。
それはまぎれもなく、そこに居る(居た)人々の人生の気配であるのです。
勿論それは、幸せなものばかりではなく、様々な模様があったでしょう。
「うさぎ小屋」と言われようが、
「働き蜂」と笑われようが、そんな事は気にしない。
箱の中にギュッと詰まった人生が、
僕らの生きる今の日本を築いてくれたのだ。
「取り壊し」という悲しみの時期は、
同時に「団地」の歴史へと想いを巡らす時期でもあります。
空っぽになった部屋の一つ一つを目にし、
そこにあった「生活」を、
響いていたであろう子供達の笑い声を、
夕方に漂うシチューの香りを、
疲れて階段を登る、お父さんの大きな背中を、
僕は見るのです。