いよいよ秋も近づいてきましたしね、
暑さも収まった夜長にオススメの一冊。
佐藤勝彦の「眠れなくなる宇宙のはなし」です。
インフレーション宇宙論(※)を提唱したトンデモナイ先生の本ですが、
表現はとても柔らかく、読み易くなっています。
※宇宙は誕生直後の10のマイナス36乗秒後から34乗秒後に
エネルギーの高い真空から低い真空に相転移し、
この過程で負の圧力を持つ偽の真空のエネルギー密度によって
引き起こされた指数関数的な膨張(インフレーション)の時期を経たとする。
なんのこっちゃ??でしょ。
ビッグバン誕生以前の話なんですけどね。。
僕、このインフレーション宇宙論について、
一生懸命、本買ったり借りたりしてますが、
いまだにチンプンカンプンでございますの。。。
本に戻りますが、
古代インドの宇宙観
宇宙関連宗教裁判
相対性理論
ブレーン宇宙論
と、このあたりの頭パニックっぽいものが
解り易い図解と共に、楽しく親切に書かれています。
人と宇宙の関わりの歴史を、
「ほぉ~」「へぇ~」とスイスイ読めてしまい
本を読むのが遅い僕でも、一気に読んでしまいましたよ。
眠れなくなる人は、たいした頭の人だと思います。
こんだけ偉い人が地球上に大勢いるのに、
今現在、宇宙の95%は謎のままなんだから、
僕みたいなもんが眠れなくなる必要なんてないのさ♪
僕の宇宙は、ファンタジーなもんでイイのさ☆
と、すっかり切り替えて爆睡すればよろしい。