何度かここにも書いた事のある『Le Joueur De Violon(邦題:無伴奏「シャコンヌ」)』という映画。
落ちぶれたバイオリニストが、同じバイオリニストの死をきっかけに
地下鉄の駅で演奏を始める。。。という感じのヨーロッパの映画が苦手な人は、
まず観る事はないであろう雰囲気丸出しの映画です。
僕は幸せな事に、こっち方面の映画も観る事の出来る体質でして(ただダルいのは嫌だけど)、
この映画は大好きな映画のひとつで、楽器・音楽を扱った中ではピカイチだと思っているのです。
音楽は大好きなヴァイオリニストのギドン・クレーメル。
実はこの映画、本編もさることながら、サントラCDへの思い入れが強く、
今家にあるCDは4枚目になります。
大好きなCDなのに、何故かすぐに行方不明になってしまうので、
その都度、国内版の発売されていないCDを探しては買っているのです。
映画内の効果音もそのまま収録したこのサントラは、本当に素晴らしいのです。
僕の追い求める理想の音に近いものでした。
下の動画は、映画本編のエンディングですが、
「今度観ようと思ってたのに!!」なんて人もいないと思いますし、
観ようと思ってもDVDも出ていないと思われますので、貼らせて頂きます。
音と楽器の扱いがとても巧く、それを壊さないように語る映像が素敵な映画でした。
スタッフロールの後ろで流れる「音」とかね、エンディングの演出も巧いのです。