捻くれ者

僕なんて男はね、コンプレックスの塊で、
そこからくる異常な自意識と被害妄想を甘やかし
捻じ曲がった自己防衛法で、何とか生きてきてるのです。
思春期という闇が去れば、そんなものは黙っていてもどこか遠くへ
飛んでいってくれるものだと思っていたけども、
そうは問屋が卸さずに、今でも心の中をうろついていらっしゃる。

あなた達の見ている僕なんて、全て偽者であるけども、
本物がどこに居るかも、僕にも分からないのだから仕方ない。
「どれも僕である」と言ってしまえばそれで済むんだ。

僕は誰にも会いたくない。誰に会うのもうしろめたい。

そんな僕にも、たまにはどうしても会いたい人が現れたりもする。
汗を流し、心を少しだけ開いて闇を抜け出す。
単純な構造なものでね、「面倒だったかしら」なんて思わなくて大丈夫。
面倒なら行かない。それだけなんだもの。

もう三十過ぎのおっさんだぜ！
いつまでウジウジやってんだ！
周りは皆、抜け出してるじゃないか。
もっと光の当たる場所へ飛び出してるじゃないか。

酔い浸ってるうちはまだ良い。
それすら失った冷たい世界に、一体何が待っているというのか。
稀に少しだけ光の差す時に希望を抱きつつ、
抜けきる事のなさそうな闇はどこまで続くのか。


こんな男を長年温かく見守ってくれる友人達。
新たに心を少しだけ開くチャンスをくださる方々。
ありがたいです。
直接声に出すつもりは毛頭ございませんが、
本当にありがたいのです。

映画鑑賞

最近すっかり映画を観なくなり、たまにツタヤなんか覗くと、
「観たい」と思っていた映画が山ほど並んでいます。

そんな中、最近観た映画といえば、「さくらん」「大日本人」という
しょうもないと口に出すのもしょうもない2本。
映像美が売りの「さくらん」は本当にソレだけで、お話は大味少女漫画。
売りであるソレですら、2時間近く目にするには少々弱め。
椎名林檎のビデオクリップとして３分で終わる、
のであれば話は別な映画でした。

「大日本人」
松本人志の映像作品は過去にも面白い物が多く、
期待もしてましたが、これはいかんでしょ。。。
残念な人をドキュメンタリータッチで描くという手法なのですが、
何百倍のお金をかけながら、劇団ひとりが自身のDVDの中でやっている
人間ドキュメントの足元にも及ばない。

メイン「笑い」、サブ「哀愁」を逆転させ
人間を描くドラマ方面に行ってくれたら
良いものを観せてくれそうなんだけどなぁ。


　

２作共に、「映画」と呼ぶにはちょっと残念と感じ、
先日テレビで観た「ナルニアなんちゃら」の方が
100倍楽しめた私なのでありました。

あれはあれで…だけどさ、
面倒だからおしまい！

初心（うぶ）

26歳にして、
デートもした事の無かったウブ友人に、彼女が出来た。
仲間達が心配で仕方なかったウブ君。
井の頭公園を2時間歩き続けてやっと告白し、
最近は手まで繋いでいるという。

付き合って数ヶ月、うぶ過ぎて何も無いにも程がある毎日。
デートも地元のみで、「中学生かよ！」と悪い先輩達に叱られる。

そんな彼が「漫画喫茶」に言ってみたいという彼女を連れて、
あの密室へ行く事になりました。（私、行った事ありませんが）

まぁ、その話に食い付くオッサン組の下品さは、想像にお任せしますがね、
ウブカップルがいよいよ密室に二人きりとくれば、
そりゃ穏やかじゃない訳です。

結果、下品なオッサンどもの妄想は蹴散らし、
「眠くなった彼女の頭を撫でる」という
オッサン鳥肌悶絶のピュア密室という事で終了。
ホッとしたというか、ガッカリしたというか。。。
彼にとったら凄い事なんだけどね。

バイト先のお昼休みに、この甘酸っぱいウブカップル話を聞いて
オッサン鳥肌立ちっぱなしの昨今。

若いって素敵。

ブーブー言っとりますが、応援してますので！

ウェルカムな気持ちで

「玄関にあんたの絵を飾りたいので、なんか素敵なの描いてちょ」

そんなありがたい依頼ですけども、
玄関に僕の絵、よろしいのでしょうか？
「おまかせ」という事だと本当に好きに描きますけども、
そんなウェルカムな場所に、
本当に僕の絵でよろしいのでしょうか？？
ウシシ…

そんな気持ちで紙の前に座る午前1時。
絵具をポタッ、ピシャッ、ドボヮ、いつもの毒色良い調子。
まぁ、毒色なだけで暗いもんは描かないけどもさ。
だって、「玄関」だもんね。。。


僕、あんな事なら、パンダはいらないと思います。
何故、あのタイミングでリンリンは逝ってしまったのか。
書きたい事は山ほどありますが、
やめときます。。。

休んでんのかい

歓迎されない聖火が通り過ぎ、
ガソリン税が下がり上がり、
簡単お手軽な自殺ブームで、
現代日本の闇も噴出中ではありますが、
そんな事は2秒で忘れられる僕ら日本人は
黄金週間に突入しているわけです。

あの自殺法は危険です。
あれ程の威力のものが薬局で簡単に手に入ってしまえば、
大量購入で、テロにでも使われたら一発ですもの。
大勢人の集まる場所でガスを発生されたら、と思うとゾッとします。
どこかの訴訟大国だったら、とっくに製造販売会社が訴えられ
もの凄い額の賠償金を支払っている事でしょうよ。

何にしても、どうしても自殺するなら、
他人に迷惑のかからない様にお願い致します。
「一人も迷惑をかけない」なんてのは不可能だけどね。
だから、やめときなさいって。

そんなお休み初日、
山で遭難した僕が、歩きに歩いた末
山田邦子がひっそりと経営するブティックに辿り着き
お茶をご馳走になる、というどうでも良い夢を見た事は内緒です。

チベットに自由を！

雨だけど

[Cease to Begin] / Band of Horses

このくらいのが好いなぁ。。
うん、このくらいの感じが好い。。

これといって新しい事も何もないけども
なんとも言えない安堵感

晴れた日に一人で歩きたくなるのです。
Wilcoなんかと同じ効能だな。