





日記に「桜」の話なんて絶対に書かないぞ!
と、毎年思うのですが、
満開の桜の中を歩いてくると、いっつも書いちゃう。
それ程、桜には大きな力があるのだ。
日本人のDNAに刻まれた「何か」が、
僕の内、全日本人の内で働いているのだ。
その証拠に、桜通りを通る車は、もの凄くスピードを落とす。
営業途中のおじさんも
買い物途中のおばさんも
怖い顔のお兄ちゃんも
ケバいお姉ちゃんも
全員が心の中で「きれいだな」と呟いてるに決まってる。
そういうものなのだ。
毎年毎年、全くタイミングがズレズレの桜祭りも
めげずに開催されるではないか。
桜の木に花びらの一枚も付いていない「桜祭り」も開催。
「今年は咲いてるぞい!」と喜んでも、
前日の大雨に全市民の希望を見事打ち砕かれても、開催。
「来年こそは。。。」
市職員の桜への想いが消える事は決して無いのです。
だから僕は、
ヘルメットに貼りついた桜の花びらを剥がさないんだ。
そういうものなのさ。