まってろ~

2011-03-30 | Weblog



3歳と1歳の子供を、訳あって一人で働きながら
頑張って育てている友人がいます。
震災後の品薄状態に、仕事で身動きのとり辛い彼女は、
とても困っていました。
紙オムツやその他の紙製品まで買い占められてしまいましたから。

そんな中、先日の水パニック。
何とか凌いでいたお母さんも、「子供に飲ませないように」という
話を聞いてとても驚き、子供の水を買おうと走りましたが、
仕事が終わる時間帯では、もうどこにも売っていません。

遅くまで働いている彼女は、
入荷の情報を聞きつけ他のお母さん達と列に並ぶ事も出来ない。
職場のお友達が分けてくれた水も残り少なく、
どうしたら良いか分からず、普段冷静な彼女も少しパニックになっていました。

一人で働いて子育てをしている様なお母さんは、
どうしても母親同士のネットワークからも外れてしまうので、
なにか良い方法があったとしても、なかなか知る事が出来ないのです。

遅くまで一生懸命働いて身体も気持ちも余裕の無い状態で、
保育所にもお金がたくさん必要ですし、本当に大変だと思います。
本人はその辺の弱音は吐きませんけども。

で、たまたま僕は普段から水をまとめて買っていたので、
先日の水パニック発生時にも結構な数が部屋にありました。
本当は僕なんか水道水で十分なんだけど、
お医者に「水を飲め!」と脅かされてなんとなく買うようになっていたのです。

そんな大して必要ともしていないおっさんの水が、
人の役に立つ時が来たのです。
リュックとかばんに、ありたけのペットボトルを詰めて出かけました。

お母さんは泣いて喜んでくれました。
「もう今は飲ませても大丈夫ですよ」と言われても、
子供の事はやっぱり不安でしょう。役に立ててよかった。

子供たちも意味も分からず喜んでくれました。
彼らの姿を見ていると、
他人の僕でも「絶対に守らなきゃ」という気持ちになります。

彼らが安心して育っていける環境を繋げてあげなきゃね。
大人の責任だと思います。


しっかりしなきゃ

2011-03-30 | Weblog



僕は未来に絶望はしない。
元々「なんとかなるさ」人間なんだ。
毎日、自分に言い聞かせています。

無力感で塞いでいてもしかたない。
自分がどういう自分でいるべきか。
そんな事を考えて皆が冷静でいることだけでも、
未来は少し明るくなるのではないでしょうか。

今を知る努力は必要だと思うのです。
しっかりと知った上で、自分がどう振舞うか。

「水に微量の放射性物質が入っている」事を知る。
「水を買えない乳幼児をもつ母親たちの不安」を知る。

そのふたつを知った時、どうするのか。

ふたつとも「知らない」場合も、パニックは起きないでしょう。
でも、それではいけません。いつか何かを「知る」時は必ずきますから。
「知った上で」が大切なのです。

みんな自分が大切だし家族も大切です。
そんなのは当たり前です。

でも、そこで止まっちゃいけないんだと思います。
その先まで思いを広げられるかどうかが、大切なんだと思います。





治療開始。

2011-03-26 | Weblog



あれ以来、よく眠っていません。
音楽も聴く事が出来ず、ニュース以外のテレビも見れない。
本も読めず、絵も描けず、掃除も出来ず、、、とにかく何も出来ない。

こんな事じゃいけないのは分かっているのですが、
とにかく身体も何も動かないのです。

習慣のチカラのみで仕事に出かけ、食べるものを買って帰ってくる。
あとはニュースを見て、分からない事をインターネットで調べる。

そんな毎日が続いていました。

身体は四六時中揺れている気がして、本当の地震かどうかの
判断も難しく、部屋の電器のヒモを一日何十回睨むことか。。。
テレビと携帯からの「緊急地震速報」音は、僕の心臓を締め付ける。

情けないけど、すっかりやられてしまった様です。。

それでも昨晩やっと、久しぶりに音楽を聴いてみようと思いました。
直前に購入して、聴けずにいたCD。何かのアニメの曲だそうです。

音は小さめでないと聴けませんでした(僕の心の問題ね)けど、
なんだか妙なタイミングで買っておいて正解なCDでした。






下のは映画「告白」のサントラですが、
レディオヘッド、やくしまるえつこ、AKB48他が一枚に収まってる凄さです。



よし

2011-03-25 | Weblog



もうこうなったら どう生きるか ですよ。

この先どうなるのか全く分かりませんが、

みんなでみんなの事を考えて、

少しでも嫌な光景を減らしたいじゃない。



デンキが消えたら空を見てみ

2011-03-17 | Weblog



ついに きた ケイカク停電

とても とても 寒い 夜

こんな ガマンは なんでもない

と 思いつつも 寒い 暗い 怖い

テンパった 都民の皆さんが 買い占めて くれたので

頭に付けた 探検ライトの 電池も 残り わずか

カセットコンロの ガスも 残り 一本

ガソリンの 行列

本当に みんな 必要かい

ガマン できないかい

苦しんでる人たちへの 物資を 止めてまでの 事かい

あなただけ なにか 特別 なのかい






未来のため

2011-03-15 | Weblog



毎日、恐ろしいニュースばかり目にして

外に出てもなんだかいつもと違う空気で

東京の僕がこんな事じゃいけないのだけど

気持ちもなんだか身体から離れてしまったよう

お母さんと楽しそうに歩く小さな子供を見て

涙が出てくる

こんな幸せがあの町にもたくさんあったはず

無事で居てくれた子供たちに、不幸な未来を渡しちゃいけない

せめて、人がこしらえた核という恐怖だけでも抑えなくては

お願いします

本当にお願いします



不安

2011-03-12 | Weblog



仕事帰りにスーパーマーケットによりました。

店内の雰囲気は異様で、棚はスカスカ。

みんなが、いつもより、なんだか乱暴だ。

店員さんも、疲れ果て、接客が乱暴だ。

冷たくあしらわれたお婆さんといっしょに、何とか買い物を済ませた。

お婆さんは一人暮らしだと言っていた。

お店の雰囲気にとても不安そうな笑顔を浮かべていた。

どうぞお元気でいてください。


テレビでは原発が爆発している。


正直に言いますが、

怖くて怖くて仕方ありません。


とにかくみんな、ピリピリしないで頑張ろう!



まいった。

2011-03-12 | Weblog



皆様、ご無事でしょうか。
大変な事になりました。本当に恐ろしい。
地震発生時、私は職場の大きなエレベーターにひとりで乗ってました。
とんでもない揺れで、立っていられませんでした。
なんとか閉じ込められずにすみ、外に避難しました。

帰宅。
ドアを開けると部屋はとんでもない状態です。
普通の人の数倍はゴチャゴチャした部屋でしたので、
それはそれは酷い事になりました。
今日はとても片付ける気持ちにはなりません。
足場だけ確保して、とりあえず身内や友人の安否を確認。
電話は繋がらず、メールでなんとか。

余震もあり、落ち着かず。
こんな状態で眠れるのか。
明日も早朝から仕事に行かねばならず。

ガスは復旧せず。

気仙沼の状態が恐ろしく、本当に本当に心配です。
原発もとても心配です。

この後一ヶ月は大きな余震に注意との情報もあります。
何とか、これ以上の事が起こりませんように。

皆様、どうぞお気をつけて。



夕方団地で

2011-03-10 | どうでもいいこと



近所の団地の公園にちょっとした丘があります。

子供たちが小さな自転車で頂上から下りる度胸試し。

彼等の体のサイズからしたら震える高さです。

引きつった表情で下りてくる。

成功後の得意な顔。

見守る更に小さな弟妹たちの賛美の声。

頂上でいつまでも決心のつかない子。

勢いあまって生垣に突っ込む子。

みんな良い顔です。

眺める俺の顔はどんなだったろう。

そんな感じの帰り道。