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↑クリックで聴けます
最近、「一日何回聴くんだ」のFleet Foxes。
シアトル産の不思議なバンドです。
地元では人気者らしく、
アメリカって広いな。。。って感想。
60年代位の音
中世のどこら辺かの音
土臭いフォークの音
この、単体で聴くと飽きの早いジャンル達(僕が)が
最高のバランスで見事に合わさってくれています。
美しいメロディとコーラス。
センスの良いアレンジで、
何度でも聴かせてくれます。
CDはまだEPと1stアルバムだけみたい。
また良い音楽と出会えました。
素晴らしいです。
ご無沙汰しております。
皆様、風邪などひかないように
御自愛専一にお過ごしくださいませ。
「今」のバンドですので。
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サメジマミツル氏のニューアルバムに
絵を描かせていただきました。
いつか一緒に何か出来れば嬉しいな
と思っていた男との初仕事。
ずぼら単純B型男二人ではありますが、
割とスイスイと進みました。
「集中すれば強い!」という事にしています。
音を聴かせて頂いて絵を描く
というやり方は、僕はとても好きでして
良い音楽を聴かせてもらえますと
もの凄い勢いで描けるのです。
楽しく良い仕事をさせて頂きました。
ありがとう、ミツルくん!
一度行方不明になったモノは、
二度と出てこないと噂の
カオス四畳半で生み出される素敵な歌を是非!
サメジマミツル氏のサイト
試聴ページを作らせてもらったので、
是非聴いてみてくださいませ。
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こんな感じにデキアガリ☆
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パンズ・ラビリンス (2006/メキシコ=スペイン)
恐ろしい映画であります。
いわゆる「ファンタジー映画」というイメージで鑑賞されますと
必ず痛い目にあいます。保証します。
僕等が観てきた80年代のあの素晴らしきファンタジー映画たちとは
かなり違いますから。
妖精が飛んできてチュ♪なんてことも、
犬みたいなドラゴンに乗って、ガキ大将を蹴散らしたり
モッコリタイツのデビッド・ボウイ王様の迷宮で
舞踏会に参加したりとかも
指輪に惑わされながら、ちびっ子たちが巨大な悪を撃退したり
成長が心配される眼鏡少年が、楽しい魔法学校で学んだり
そんな素敵な事は、断じて起こり得ないのです。
どれも名作ですけどね。(眼鏡魔法は??だけども)
だから、覚悟を決めて観た方が良いです。
このギレルモ・デル・トロの
正当な悪意に満ちたファンタジー映画は
絶望の淵から産まれる「ファンタジー」に
正面からぶつかり、媚びる事無く最後まで突き進み、
観る者に思い知らしめてくれるのです。
これ、面倒なプロデューサーが居たら、
絶対にOKは出なかったでしょう。
スペイン内戦を背景に、描かれる不幸な少女の物語は、
太刀打ち出来ない大人たちの現実と
戦う唯一の手段として産まれる少女の非現実世界が
見事に描かれています。
ファンタジーとは、「逃避」の為ではなく、
「戦う」為でなくてはいけません。
この映画も、それをしっかりと描いており、
一部で言われてる様な「悪趣味」なものだとは
僕は全く思いませんでした。
ファンタジーを描く時、
その裏側にある「現実」から目を反らす事は出来ません。
勿論、完全な子供向け娯楽作品等では、
そこまで描く必要はない例外はありますけど。
ギレルモ・デル・トロ監督の映像・美術も
美しく残酷で魅力的です。