ピアソラ万歳!

2006-10-15 | Weblog


学生の頃、友人に薦められて聴いたAstor Piazzolla。
アルゼンチン出身のバンドネオン演奏家。

まだまだハードロック、ヘヴィーメタルに夢中だった私。
「タンゴ?ふ~ん・・・」と、半信半疑のままCDを聴いてみました。
3分後には、そのあまりの美しさにすっかり打ちのめされまして、
CDは、当分デッキから出てくる事はありませんでした。

ピアソラさんは、アルゼンチン・タンゴに新しい風を吹かせた御人。
クラシックやジャズの要素も取り入れ、自身のブエノスアイレス八重奏団では
エレキギターまで取り入れ非難をあびたのだそう。
保守的なファンからは「タンゴをぶっ壊した罪人」の扱いも受けました。
何時でも、一番タンゴを愛していたのはピアソラ自身だと思うけどね。
命を狙われたりもしたらしく、生活の場はニューヨークに移したのだそうで。

完全に時代の先をいってしまったピアソラさん。
その後も、新しい編成の楽団を作っては壊しの繰り返し。
自分の理想のタンゴを目指し突き進みました。
その精神性はある意味ロックでありパンクであり。

1990年にお亡くなりになりました。

久しぶりに聴いてみたくなり、日曜日の午後、
掃除をしながら聴いておりました。
何なんでしょう、この情熱的で攻撃的で繊細な演奏は…。
物凄く絵を描きたくなるのです。
掃除なんてクダラナイ事は後回しで。
完全に時の流れは忘れてしまう。
出会えて本当に良かったよ、ピアソラさん。

ラトビアのヴァイオリニスト、ギドン・クレーメル
ピアソラの音楽に取り組んだCDが何枚かあるのですが、
こちらもとても好きでよく聴いております。


ピアソラとの活動も多いタンゴ・ヴァイオリンの名匠アントニオ・アグリとの
素晴らしい演奏を見つけました。


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