そういえば、ここのところ、猫にばかりかまけていて、気付きの更新がおろそかになっていました。
とはいっても、かつてないくらいのスピードで変化していたので、書こうと思っている間に変わってしまうので、書きそびれていた、ということもある。
その中でも、特に役に立っているものは「迂回する腕」。
ダイレクトに目指すのではなく、一旦迂回する方が実は近道という。
そして、「左右」。正確には「右左」と言った方が良いだろう。
左右は対象ではなく、その使い方の順番でも身体は大きく変化する、というのはとても面白い。特に四方襷における違いは本当に不思議。
フルートの構え方としては、この2つが現在のメイン。
あと、訂正事項としては羊座り。
これほど、左右対称ではありません、人もまた法螺貝みたいな非対称的螺旋構造?なんてことをずっとのたくっていたのにも関わらず、なんと羊座りはがっつりと真後ろで行っていた、という・・・
本当に、過去にすりこまれた「思い込み」からの脱却は困難だ。
羊座りも真後ろではなく、ごくわずかに左に。
ここは、本来、男性の着物の帯を締めるポイントの箇所、とそういえば、昔、史上最強の東の呉服屋の若旦那ウッチーさんに教えていただいたことを思い出す。
今もそれが伝わっているのか、知る人ぞ知る知識なのかは定かではないけれど、それまで私は知らなかった。
で、何故、そんな話になったかというと、腰に丸紐を結ぶだけでなく、長く垂らしてアースみたいにして舞台と繋がる、というのが私の裏技で、コンサートや録音の時はロングドレスの下に、こうした秘密兵器を仕込んでいる。
その垂らす箇所が、日は、その少し左側だった、ということで。
そこが一番しっくりくる、という感覚でしか説明できなかったことが、着物のお作法の中でちゃんとあった、というのが驚きだった。
もしかしたら、女性の着物の帯も、本来はこの少し左の位置だったのかも。
もちろん、見た目は、真ん中が美しいという常識に支配されているから違和感あるかもしれないけれど、今度着る時には試してみようと思う。
この違いは、とても大きいものでした。
・・でも・・・
そんなことが、そして、過去の様々な気付きとそれに付随する演奏が、もうみな、どうでもよくなるくらいの変化が。
それは先日の時間短縮の音楽家講座。
甲野先生が1月20日に気付いたという『浮き構え』。
これは、いくつかのポイントに気を付けて丁寧に行えば、誰でも、すぐに出来る。
早速、翌日レッスンの中で試したところ・・・
それまでのフルート人生が丸ごとワープして異次元に飛んで行ったくらいの違いに、驚きました。
それまでCD出すたびに、すぐにも回収したい!と思えて、「今ならもっとマシに吹けるのに」」」という悔恨にさいなまれるのが常で、まあ、それはみんなそうだろうけれど、
そうしたつまらない小さな悔恨も、もう今となっては、「しゃーない、あんな吹き方やったら、もう50歩100歩、みんなおんなじや~」と突如ネイティブではないインチキ讃岐弁になってしまうくらいに。
よくネイティブの同期の仲良しに「あんた、それちゃうで~」と怒られているけれど、とても感動したり、驚いた時には、何故か、心の中で、このインチキ讃岐弁になることが多い。
丹田、というのではもちろんない。
もし本当にそれが養われたのであれば、もっととんでもないことになっているだろうから。
でも、この身体と、それがもたらす心の状態は、かつて味わったことのないもの。
緊張すると喉が詰まって声が出なくなる、ということがあるけれど、『浮き構え』をするとその正反対の状態になる。
肩が下がることにより喉がぐっと下がって通りが良くなり、横隔膜ももちろん下がるので深い呼吸に。
コロナ禍も早一年。
あまり意識はされていなかったけれど、徐々に蝕まれて浅い呼吸になっていたのかもしれない、と気づかされた。
深い呼吸を取り戻す。
これだけでも、凄いことなのだけれど、もちろん、それに伴ってフルートの響きはさらに増し、疲れ知らずに。
今まではうっかり練習しすぎて疲れた日にはアリナミンを飲んでいたけれど、もうそれも不要。深い呼吸が全てを変えてくれる。
自粛期間中、テレマンのファンタジー12曲を一気に、というので遊んでいたのですが、途中で水を飲んだりはしていたし、リピートなしで、だった。
それが、フルにリピートして全く休まずに、水を飲みたいとも思わずに、全曲吹いて気持ち良い、というのはちょっと普通じゃ考えられない。・・7か月後には63歳なのに・・
時間が取れずにまだ試みていないけれど、多分、バッハのチェロ組曲も1番から5番まで通せると思う。6番はまだ譜読み状態なのでだめだけれど。
やったのは、曲間に『浮き構え』。
これがリフレッシュ効果にもなったのかも。
もちろん、音もすっかり変わり、身体全体にエコー装置が装着されたみたいに、残響が残る。
さらに凄いのは、アマチュアの生徒さん達がもれなく、同じような音が出せるようになった、ということ。
甲野先生は本日72歳に。
お祝いのメッセージと一緒に、このご報告をしたら、あの「浮き構え」は、その後もいろいろな働きがみつかっていて、さらなる工夫がこれからの課題、とのこと。
色々な働き?さらなる工夫??
と次回の音楽家講座がさらに楽しみです。
今回は自身の気付きではなく、甲野先生に御教えいただいた『浮き構え』による変化のレポートですが、フルート奏法の一環ということで、「気付き」のカテゴリーに。
・・・・
今、最低でも1時間は猫じゃらしに費やしていて、これはこれで結構疲れるのですが、これも事前に『浮き構え』をすると各段にラクに。
充分、ティーンエイジャーのピピにも対応できるようになったのでした。
掃除機も軽くなるし、本当に気味悪いくらいに不思議な変化です。
虎拉ぎの時も驚きましたが、今回のものは、過去最高のびっくり、かも・・
とはいっても、かつてないくらいのスピードで変化していたので、書こうと思っている間に変わってしまうので、書きそびれていた、ということもある。
その中でも、特に役に立っているものは「迂回する腕」。
ダイレクトに目指すのではなく、一旦迂回する方が実は近道という。
そして、「左右」。正確には「右左」と言った方が良いだろう。
左右は対象ではなく、その使い方の順番でも身体は大きく変化する、というのはとても面白い。特に四方襷における違いは本当に不思議。
フルートの構え方としては、この2つが現在のメイン。
あと、訂正事項としては羊座り。
これほど、左右対称ではありません、人もまた法螺貝みたいな非対称的螺旋構造?なんてことをずっとのたくっていたのにも関わらず、なんと羊座りはがっつりと真後ろで行っていた、という・・・
本当に、過去にすりこまれた「思い込み」からの脱却は困難だ。
羊座りも真後ろではなく、ごくわずかに左に。
ここは、本来、男性の着物の帯を締めるポイントの箇所、とそういえば、昔、史上最強の東の呉服屋の若旦那ウッチーさんに教えていただいたことを思い出す。
今もそれが伝わっているのか、知る人ぞ知る知識なのかは定かではないけれど、それまで私は知らなかった。
で、何故、そんな話になったかというと、腰に丸紐を結ぶだけでなく、長く垂らしてアースみたいにして舞台と繋がる、というのが私の裏技で、コンサートや録音の時はロングドレスの下に、こうした秘密兵器を仕込んでいる。
その垂らす箇所が、日は、その少し左側だった、ということで。
そこが一番しっくりくる、という感覚でしか説明できなかったことが、着物のお作法の中でちゃんとあった、というのが驚きだった。
もしかしたら、女性の着物の帯も、本来はこの少し左の位置だったのかも。
もちろん、見た目は、真ん中が美しいという常識に支配されているから違和感あるかもしれないけれど、今度着る時には試してみようと思う。
この違いは、とても大きいものでした。
・・でも・・・
そんなことが、そして、過去の様々な気付きとそれに付随する演奏が、もうみな、どうでもよくなるくらいの変化が。
それは先日の時間短縮の音楽家講座。
甲野先生が1月20日に気付いたという『浮き構え』。
これは、いくつかのポイントに気を付けて丁寧に行えば、誰でも、すぐに出来る。
早速、翌日レッスンの中で試したところ・・・
それまでのフルート人生が丸ごとワープして異次元に飛んで行ったくらいの違いに、驚きました。
それまでCD出すたびに、すぐにも回収したい!と思えて、「今ならもっとマシに吹けるのに」」」という悔恨にさいなまれるのが常で、まあ、それはみんなそうだろうけれど、
そうしたつまらない小さな悔恨も、もう今となっては、「しゃーない、あんな吹き方やったら、もう50歩100歩、みんなおんなじや~」と突如ネイティブではないインチキ讃岐弁になってしまうくらいに。
よくネイティブの同期の仲良しに「あんた、それちゃうで~」と怒られているけれど、とても感動したり、驚いた時には、何故か、心の中で、このインチキ讃岐弁になることが多い。
丹田、というのではもちろんない。
もし本当にそれが養われたのであれば、もっととんでもないことになっているだろうから。
でも、この身体と、それがもたらす心の状態は、かつて味わったことのないもの。
緊張すると喉が詰まって声が出なくなる、ということがあるけれど、『浮き構え』をするとその正反対の状態になる。
肩が下がることにより喉がぐっと下がって通りが良くなり、横隔膜ももちろん下がるので深い呼吸に。
コロナ禍も早一年。
あまり意識はされていなかったけれど、徐々に蝕まれて浅い呼吸になっていたのかもしれない、と気づかされた。
深い呼吸を取り戻す。
これだけでも、凄いことなのだけれど、もちろん、それに伴ってフルートの響きはさらに増し、疲れ知らずに。
今まではうっかり練習しすぎて疲れた日にはアリナミンを飲んでいたけれど、もうそれも不要。深い呼吸が全てを変えてくれる。
自粛期間中、テレマンのファンタジー12曲を一気に、というので遊んでいたのですが、途中で水を飲んだりはしていたし、リピートなしで、だった。
それが、フルにリピートして全く休まずに、水を飲みたいとも思わずに、全曲吹いて気持ち良い、というのはちょっと普通じゃ考えられない。・・7か月後には63歳なのに・・
時間が取れずにまだ試みていないけれど、多分、バッハのチェロ組曲も1番から5番まで通せると思う。6番はまだ譜読み状態なのでだめだけれど。
やったのは、曲間に『浮き構え』。
これがリフレッシュ効果にもなったのかも。
もちろん、音もすっかり変わり、身体全体にエコー装置が装着されたみたいに、残響が残る。
さらに凄いのは、アマチュアの生徒さん達がもれなく、同じような音が出せるようになった、ということ。
甲野先生は本日72歳に。
お祝いのメッセージと一緒に、このご報告をしたら、あの「浮き構え」は、その後もいろいろな働きがみつかっていて、さらなる工夫がこれからの課題、とのこと。
色々な働き?さらなる工夫??
と次回の音楽家講座がさらに楽しみです。
今回は自身の気付きではなく、甲野先生に御教えいただいた『浮き構え』による変化のレポートですが、フルート奏法の一環ということで、「気付き」のカテゴリーに。
・・・・
今、最低でも1時間は猫じゃらしに費やしていて、これはこれで結構疲れるのですが、これも事前に『浮き構え』をすると各段にラクに。
充分、ティーンエイジャーのピピにも対応できるようになったのでした。
掃除機も軽くなるし、本当に気味悪いくらいに不思議な変化です。
虎拉ぎの時も驚きましたが、今回のものは、過去最高のびっくり、かも・・