都内某所にて午前の2時間、西園美彌先生の個人セッションでした。
初参加した8月1日の4時間のセミナーの後も、画期的に変化進化し、バッハのチェロ組曲全曲一気、なんてことも出来て、何より、より実感なく吹ける、つまりより効率がよくなったので、もうそれだけでも、奇跡?というくらいで驚いていたのですが・・
本日はフルート持参で、音も出せる場所。
色々と心と身体のお話などの後は、フルートを演奏しながら、様々なご助言を受けました。
最初はドビュッシーのシランクスを吹きました。
「いやあ、そうなんですね~。」
「?」
「個人セッションでのプロの音楽家の方というのは初めてなんですが、左脳が全く使われなくなっているんですね。」
とのこと。
なんで、そんなことが判るんだろう・・?
と思いつつ、それはどうも、良い事らしいのでやや良い気分に。
そしてその後は、左上半身と右下半身に音が響いてこない、とのご指摘のもと、
様々なことを色々とやって・・・
やはり足裏の3点で立つことの重要性を再認識。
演奏している間に美彌先生が私の足指を広げたり持ち上げたりして、足裏環境を変えてくださるのだけれど、その瞬間に音が変わる。
そうして整えた後は、最初に響いていなかった箇所も生き返る。
さらに「足もですが、手も小指が弱いです。使う使わない、という以前に神経が通ってない!」
ということで、小指を活性化させる動きを丁寧に教えていただきやったところ、ぐ~~んと下がる肩。
その解説も、ここの筋肉はあそこと繋がっているから、そのためにこうする、という非常に論理的かつ簡潔明快で、とてもわかりやすいし、そのために、頑固な私の脳も納得して動くので、それもより効果を高めているのかな?と思う。
これにより、背中側の肋骨と腕、手指の繋がりが生れる。
右を修正しただけでも、フルートが軽くなり驚いた。
そして両方をやり終えた後は首がグーンと伸びて、声まで変化。
「・・・10際若返りましたよね・・!」
「はい!」
この結果、フルートの響きが大きく変化しました。
昔、川崎優先生が「僕のヘインズはね、七色の音がするの」と仰っていて、実際、本当に素晴らしかった。一音の中に、シャボン玉の色彩が変化するように、様々な色が動き調和していた音色。
まだまだそれには及ばないものの私の初代ロットも、同様の響きになったのを初めて聴きました。一つの音の中に様々な色。まさに「音色」だ。
ああ、これまでは笛を吹いていても、モノクロームの世界に生きていたのだなあ、と思う。
自分の耳がおかしくなったのか?というくらいそれまでとは別の音。
虹色のマーブル模様が動き回っている。
さらにドンジョンの小品2つ(エレジーと風の歌)で、早いパッセージの曲も。
この段階で、今までのように様々なコントロールに気を配らなくても、指が自動的に動くようになっていて驚いたのですが、ここでもあらたなご助言が。
「速い曲になると重心が前に行きますね。でもそれは悪いことではなく、遅い時と速い時の重心の変化はむしろ大切にして、その上で・・」
と色々。
最後に、息をもっと長く使えるようになりたい、と相談したら、なんと耳!?
耳をひっぱることで、鼻のなんたらかんたら(忘れた!)が変化し、横隔膜も・・とのこと。
耳と横隔膜・・?
そして私専用の、つまり今の状態の私に最適な耳のひっぱり方を教えていただいた。
真っ先に、目の変化に気付く。視界がぱっと開け、ピントがあってクリアに見えるように。
そして胸元にスコーンと穴が開いたような、嫌、それよりも蓋が開いたと言った方がよいかも?なんせ、それまでのツマリが取れて、ただただ「有難い」という生まれて初めての感情が生まれたのでした。
演奏もさらに別物に。
吹いている間、丹田のあたりに手を添えてくださったのですが、そのとたんに、また大きな変化が。自分が感じている温かさがそのまま音になるような。
今度は美彌先生の手無しで吹きましたが、あの感覚は残っていて、ソロでも同様の演奏をすることが出来た。
なんというか、ただただ「有難い」。
「ありがたや!」と冗談交じりで言うことはあったけれど、これほど心の奥底から何かに感謝したことが私の人生にはあっただろうか?と思えるほどの大きな感情でした。
何かしてもらったことに対する恩義や感謝というのではなく、訳もなく、ただただ「有難い」。
今ここに存在していることがありがたい。
「人間を磨け」という植村先生の教え。
「あとは、人としてどう生きるかですね」という甲野先生の言葉。
いずれも漠然としていて、とても荷の重い宿題で、「よき人であろう」と心がける、というのもなんだか違う気もしていて、じゃあどうすれば?となっていたけれど、こうして身体を整えることで、心も変化させていければよいのだな、と新たな道筋をみつけた心地です。
「最後の演奏は、全く違いましたね。聴いている人の丹田も温かくなる演奏でした。みなさんに喜ばれますよ。グーンと振動が伝わってきました。」
と仰っていただけました。
「楽しくて人に役立つことをやっていこう」という師匠の宿題の一つが果たせるようになるのかな?と希望の芽が少し伸びる。
最後に、魔女のおまじない的ご助言も。これは秘密。
帰宅後、少し休んで何もしないでフルートを吹きましたが、レッスン時と同様の音。
でも、もう一度手首のワーク、耳のワークをやると、さらにます響き。そして様々な音色に。
どんどんと変化するのが面白く、結局初代だけで時間切れとなりましたが、明日は5代目でも試してみようと思います。
・・「記念日」が多すぎる・・?
初参加した8月1日の4時間のセミナーの後も、画期的に変化進化し、バッハのチェロ組曲全曲一気、なんてことも出来て、何より、より実感なく吹ける、つまりより効率がよくなったので、もうそれだけでも、奇跡?というくらいで驚いていたのですが・・
本日はフルート持参で、音も出せる場所。
色々と心と身体のお話などの後は、フルートを演奏しながら、様々なご助言を受けました。
最初はドビュッシーのシランクスを吹きました。
「いやあ、そうなんですね~。」
「?」
「個人セッションでのプロの音楽家の方というのは初めてなんですが、左脳が全く使われなくなっているんですね。」
とのこと。
なんで、そんなことが判るんだろう・・?
と思いつつ、それはどうも、良い事らしいのでやや良い気分に。
そしてその後は、左上半身と右下半身に音が響いてこない、とのご指摘のもと、
様々なことを色々とやって・・・
やはり足裏の3点で立つことの重要性を再認識。
演奏している間に美彌先生が私の足指を広げたり持ち上げたりして、足裏環境を変えてくださるのだけれど、その瞬間に音が変わる。
そうして整えた後は、最初に響いていなかった箇所も生き返る。
さらに「足もですが、手も小指が弱いです。使う使わない、という以前に神経が通ってない!」
ということで、小指を活性化させる動きを丁寧に教えていただきやったところ、ぐ~~んと下がる肩。
その解説も、ここの筋肉はあそこと繋がっているから、そのためにこうする、という非常に論理的かつ簡潔明快で、とてもわかりやすいし、そのために、頑固な私の脳も納得して動くので、それもより効果を高めているのかな?と思う。
これにより、背中側の肋骨と腕、手指の繋がりが生れる。
右を修正しただけでも、フルートが軽くなり驚いた。
そして両方をやり終えた後は首がグーンと伸びて、声まで変化。
「・・・10際若返りましたよね・・!」
「はい!」
この結果、フルートの響きが大きく変化しました。
昔、川崎優先生が「僕のヘインズはね、七色の音がするの」と仰っていて、実際、本当に素晴らしかった。一音の中に、シャボン玉の色彩が変化するように、様々な色が動き調和していた音色。
まだまだそれには及ばないものの私の初代ロットも、同様の響きになったのを初めて聴きました。一つの音の中に様々な色。まさに「音色」だ。
ああ、これまでは笛を吹いていても、モノクロームの世界に生きていたのだなあ、と思う。
自分の耳がおかしくなったのか?というくらいそれまでとは別の音。
虹色のマーブル模様が動き回っている。
さらにドンジョンの小品2つ(エレジーと風の歌)で、早いパッセージの曲も。
この段階で、今までのように様々なコントロールに気を配らなくても、指が自動的に動くようになっていて驚いたのですが、ここでもあらたなご助言が。
「速い曲になると重心が前に行きますね。でもそれは悪いことではなく、遅い時と速い時の重心の変化はむしろ大切にして、その上で・・」
と色々。
最後に、息をもっと長く使えるようになりたい、と相談したら、なんと耳!?
耳をひっぱることで、鼻のなんたらかんたら(忘れた!)が変化し、横隔膜も・・とのこと。
耳と横隔膜・・?
そして私専用の、つまり今の状態の私に最適な耳のひっぱり方を教えていただいた。
真っ先に、目の変化に気付く。視界がぱっと開け、ピントがあってクリアに見えるように。
そして胸元にスコーンと穴が開いたような、嫌、それよりも蓋が開いたと言った方がよいかも?なんせ、それまでのツマリが取れて、ただただ「有難い」という生まれて初めての感情が生まれたのでした。
演奏もさらに別物に。
吹いている間、丹田のあたりに手を添えてくださったのですが、そのとたんに、また大きな変化が。自分が感じている温かさがそのまま音になるような。
今度は美彌先生の手無しで吹きましたが、あの感覚は残っていて、ソロでも同様の演奏をすることが出来た。
なんというか、ただただ「有難い」。
「ありがたや!」と冗談交じりで言うことはあったけれど、これほど心の奥底から何かに感謝したことが私の人生にはあっただろうか?と思えるほどの大きな感情でした。
何かしてもらったことに対する恩義や感謝というのではなく、訳もなく、ただただ「有難い」。
今ここに存在していることがありがたい。
「人間を磨け」という植村先生の教え。
「あとは、人としてどう生きるかですね」という甲野先生の言葉。
いずれも漠然としていて、とても荷の重い宿題で、「よき人であろう」と心がける、というのもなんだか違う気もしていて、じゃあどうすれば?となっていたけれど、こうして身体を整えることで、心も変化させていければよいのだな、と新たな道筋をみつけた心地です。
「最後の演奏は、全く違いましたね。聴いている人の丹田も温かくなる演奏でした。みなさんに喜ばれますよ。グーンと振動が伝わってきました。」
と仰っていただけました。
「楽しくて人に役立つことをやっていこう」という師匠の宿題の一つが果たせるようになるのかな?と希望の芽が少し伸びる。
最後に、魔女のおまじない的ご助言も。これは秘密。
帰宅後、少し休んで何もしないでフルートを吹きましたが、レッスン時と同様の音。
でも、もう一度手首のワーク、耳のワークをやると、さらにます響き。そして様々な音色に。
どんどんと変化するのが面白く、結局初代だけで時間切れとなりましたが、明日は5代目でも試してみようと思います。
・・「記念日」が多すぎる・・?
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
その後、美彌先生からご連絡いただき、なんと過分なツイートしてくださいました。
『フルート奏者白川真理さんに指導させていただきました。一流の方を前にすると私自身能力を開花させられるのかミラクル全開。 (※なお、魔女トレ個人セッションは現在頻繁には行えない状況です) ………………』
恐縮です。でも嬉しい!\(^o^)/
人間も笛も決して一流なんかではありませんが、あの美彌先生がこのように仰ってくださるのだったら、この際、そういうことにしてしまおうかしら??
というか、それに相応しい笛吹きになるようさらに精進したいと思います。
美彌先生、本当にありがとうございました!