先日、稲毛音楽室にうかがった折、もうお一人、介護職の方もいらしていました。
そんなこともあり、久しぶりに、私も技?を披露。
甲野先生を見て、お話を伺って、それを自分のフルートに、とやってきているので、技での対人稽古、というのは殆どやっていない。
でも、多分出来るよな、とやってみたところ、まあ出来る、と思っていたくらいだから、出来たのですが、それが予想していた以上に威力があったので、本当に驚きました。
遅ればせながら、甲野先生が仰っていた「両手が協力し合わない」ことの効果を実感できた。
・・もっと早くやってみれば良かった・・・
それは、おそらく誰にでもすぐにできると思う。
そして、これがまた大いにフルートに役立ったのでした。
その日、初めて披露したのは、椅子に腰かけた方に両手指を組んでいただき、前に出して受けをとってもらう。
その中に腕を入れて引き起こす、というもの。
これは、かつて、虎拉ぎ、栴檀の手の内、火焔などで実践していたもの。
でも、過去にやっていたものは、みな両手だった。
それでも、驚く程、効果がああり、力感なく、相手を引き上げることができたもの。
・・それが・・・
相手にかけた手は何もしないで、もう片方だけでいろんな手の内にしたところ、威力は数十倍になったのではないかな?という実感。
本当に驚きました。
一番やりやすい虎拉ぎで皆様にも試していただきましたが、やはり、片手だけの方が威力が増す。
自分で行った時の感覚は、やはり背中でギュスターブくんが整列しているような感じ。
両手だと、背中が混線している。でも、これも片手でやったからこそで、両手でやっていた時は、混線しているとは思わなかった。
そして、フルートの応用は・・・
左手で火焔。右は添えるだけ。
火焔の手の内は抜刀術の「鯉口を切る」にも通じると思う。
・・・そういえば、花道@スラムダンクが
「左手は添えるだけ」と庶民シュートを成功させていたじゃないか!?と今思い出す。
もう一つの大きな気付きは
ぼんやりナショナルジオグラフィックの番組を観ていて気付いたもの。
神罰を受けて滅んだというソドムとゴモラではないか?と思われる街の遺跡が発見された話。
宇宙から飛来した小惑星の衝突などの影響ではないか、という検証だった。
その中で筒にためた空気を筒底を叩いて出し、紙コップを重ねて作った城壁を崩す、というものがありました。
空気の動きがわかるように、筒の中には煙を入れておく。
この筒底が横隔膜に当たるのだなあ・・とぼんやり考えていて、ハタと気付いたのは、そのエネルギーや勢い、はたまた空気の形状をそいで邪魔するのは口元だなあ、ということ。
フルートの吹き方を説明するのに「お茶をさますような息で」とか掌の中央にフーっと息を当てる様に、みたいなこともよく言われていて、それはまあ、それで方向をコントロールするためには必要なものかもしれないけれど、そうやって教わってしまったために、
口先だけで息を出すことに慣れてしまう、というか是としてしまう。
オーレル・ニコレクラスの伝統の稽古方法を植村泰一先生、そしてやはりニコレの弟子だった播博先生から教えていただき、これはまあニコレ門下ではなくとも、一般的にしられている良い稽古方法かと思うけれど、フッフの練習、というのがある。
タンギングをしないで、息だけで、バッハのパルティータのアルマンドを吹く、というもの。
まあ、音階だけでも良いのだけれど。まずは、一音からだし。
実践していたけれど、やはり口が邪魔していたなあ、と。
これが以前より腹奥から出来るようになったのは、「息を使う」の実践で、より深く吸える様になってから。
その後、「口開けの儀式」をこの筒底の底を打つやり方でやる。
・・・・
昨日、合わせ練習にいらしたピアノの吉岡由貴さんに伝授したところ、ピアノの音もふっさりと、丸く深くなり、驚きました。
多分、最初の「口開けの儀式」がスイッチになってより手指、腕等が腹奥に繋がり、余計なことをしなくても大丈夫になるからではないかと思う。
その後は特別に息のことを気にかけなくても、最初に出した音が気に入っているので、そこをずっと辿っていくこととなり、それがまた身体を整えて、というよい循環が生れるのではないかなと。
9日の本番、楽しみです。
そんなこともあり、久しぶりに、私も技?を披露。
甲野先生を見て、お話を伺って、それを自分のフルートに、とやってきているので、技での対人稽古、というのは殆どやっていない。
でも、多分出来るよな、とやってみたところ、まあ出来る、と思っていたくらいだから、出来たのですが、それが予想していた以上に威力があったので、本当に驚きました。
遅ればせながら、甲野先生が仰っていた「両手が協力し合わない」ことの効果を実感できた。
・・もっと早くやってみれば良かった・・・
それは、おそらく誰にでもすぐにできると思う。
そして、これがまた大いにフルートに役立ったのでした。
その日、初めて披露したのは、椅子に腰かけた方に両手指を組んでいただき、前に出して受けをとってもらう。
その中に腕を入れて引き起こす、というもの。
これは、かつて、虎拉ぎ、栴檀の手の内、火焔などで実践していたもの。
でも、過去にやっていたものは、みな両手だった。
それでも、驚く程、効果がああり、力感なく、相手を引き上げることができたもの。
・・それが・・・
相手にかけた手は何もしないで、もう片方だけでいろんな手の内にしたところ、威力は数十倍になったのではないかな?という実感。
本当に驚きました。
一番やりやすい虎拉ぎで皆様にも試していただきましたが、やはり、片手だけの方が威力が増す。
自分で行った時の感覚は、やはり背中でギュスターブくんが整列しているような感じ。
両手だと、背中が混線している。でも、これも片手でやったからこそで、両手でやっていた時は、混線しているとは思わなかった。
そして、フルートの応用は・・・
左手で火焔。右は添えるだけ。
火焔の手の内は抜刀術の「鯉口を切る」にも通じると思う。
・・・そういえば、花道@スラムダンクが
「左手は添えるだけ」と庶民シュートを成功させていたじゃないか!?と今思い出す。
もう一つの大きな気付きは
ぼんやりナショナルジオグラフィックの番組を観ていて気付いたもの。
神罰を受けて滅んだというソドムとゴモラではないか?と思われる街の遺跡が発見された話。
宇宙から飛来した小惑星の衝突などの影響ではないか、という検証だった。
その中で筒にためた空気を筒底を叩いて出し、紙コップを重ねて作った城壁を崩す、というものがありました。
空気の動きがわかるように、筒の中には煙を入れておく。
この筒底が横隔膜に当たるのだなあ・・とぼんやり考えていて、ハタと気付いたのは、そのエネルギーや勢い、はたまた空気の形状をそいで邪魔するのは口元だなあ、ということ。
フルートの吹き方を説明するのに「お茶をさますような息で」とか掌の中央にフーっと息を当てる様に、みたいなこともよく言われていて、それはまあ、それで方向をコントロールするためには必要なものかもしれないけれど、そうやって教わってしまったために、
口先だけで息を出すことに慣れてしまう、というか是としてしまう。
オーレル・ニコレクラスの伝統の稽古方法を植村泰一先生、そしてやはりニコレの弟子だった播博先生から教えていただき、これはまあニコレ門下ではなくとも、一般的にしられている良い稽古方法かと思うけれど、フッフの練習、というのがある。
タンギングをしないで、息だけで、バッハのパルティータのアルマンドを吹く、というもの。
まあ、音階だけでも良いのだけれど。まずは、一音からだし。
実践していたけれど、やはり口が邪魔していたなあ、と。
これが以前より腹奥から出来るようになったのは、「息を使う」の実践で、より深く吸える様になってから。
その後、「口開けの儀式」をこの筒底の底を打つやり方でやる。
・・・・
昨日、合わせ練習にいらしたピアノの吉岡由貴さんに伝授したところ、ピアノの音もふっさりと、丸く深くなり、驚きました。
多分、最初の「口開けの儀式」がスイッチになってより手指、腕等が腹奥に繋がり、余計なことをしなくても大丈夫になるからではないかと思う。
その後は特別に息のことを気にかけなくても、最初に出した音が気に入っているので、そこをずっと辿っていくこととなり、それがまた身体を整えて、というよい循環が生れるのではないかなと。
9日の本番、楽しみです。