バレンタインの渋谷に、スタジオにこもっての練習。
夜7時半からの開始です。
29日の本番までに都合がつくのはこの日しかなかったので、皆お仕事帰りのスーツ姿。
ベースのNくんなどは、帯状疱疹になってしまったというのに、痛み止めを飲みつつの参戦。
お母様が入院されて、アメリカ留学中のお嬢さんも帰国して、おばあちゃまのお見舞いに、というご事情のボーカルTくんも、参加。
あくまでも「遊び」の同級生バンドではあるけれど、やはり本番となると、その責任があるので、それは果たそう、という姿勢に、学ぶところは多いです。
一曲目を演奏してびっくり。
なんだか、とっても良い感じ?
前回の1日の練習の時、ドラムのTくんが、高松から参加してくれた効果があったせいか、その後の夫々の精進のせいか?
その後の全ての楽曲も、かつてないくらい、良い仕上がりとなり、とても良い気分でサクサクと練習は進んだのでした。
「・・・なんか、私達、みんなで一緒に上手くなったよねえ・・」
うんうん、とうなずきあう。
ここで誰もが、細かいダメ出しをし合わないところが、このバンドの良いところでもある。
個人的には、ピピに学んだ奏法の変化の効果が著しく、こんなに自由に思い通りにフルートを吹けたのは、多分、初めて。
「水月」は途中でブレスをとれば初心者でも吹ける曲ですが、長いフレーズを一息で吹いてかつ表現するのは、実はちょっと大変。特にBメロの高音域のところ。
自分で作ったくせに、このあたりが中々難しく・・
でも、それが、本当にゆとりの中で、つまりようやく技術を気にすることなく純粋に表現のことだけを考えて吹けるようになっていたのが、とても嬉しかった。
バンドのみんなも、吹き始めたとたん「あれ・・?」という表情・・だった気がする・・
(・・とこれを書いていて気付いたのは、普段は無意識の内に、親指から上げていて、そいつが親指の動きを阻害し、他の指にも影響を与えていたのでは?ということ。
これはこれで新たなテーマになりそうです・・)
キーボードでも、それは同様で。
指の個性によるばらつきが揃うのも不思議・・
おそらく上げ方の工夫がかなり影響したのではないかと思います。
最初に羊座り(つまり猫のスタンバイ)、次に重心移動による螺旋、そして肩甲骨スイッチの腕の上げ方・・
フルートはこれに「埋める」が加わるのですが・・
とにかく、本当に楽器演奏って、こんなに楽しいものだったのね、と生まれて初めて思ったかも。
もちろん、まだまだ先はあるし、ここからがまた新たなスタート地点なのだろうけれど・・
最初はなんとなく巻き込まれてしまって、行きがかり上・・という感じで始まり、続いたバンド活動で、スケジュールがタイトな時はすぐに休むし、正直気乗りしない時もあったけれど、続けてきて、本当に良かったと、誘ってくれたみんなに感謝です。
いつものイタリアンで美味しくビールを飲みつつ、話題は本番での衣装決め。
「絶対着たいのがあるので、それ、着るから!」
と真っ先に宣言。
普段は絶対選ばないようなスパンコールがびっしりの光る深緑のトップスが900円になっていたのを昨年みつけて購入していたのでした。時間待ちでチラっと覗いたファストファッションのお店で。
「スパンコールってどんなん?」(エレキNくん)
「きらきら光るウロコがびっしりついてるような感じ!」
「ああ、うちの母ちゃんが結婚式で着て、嫁さんより目立っとったと話題になったやつやな・・」(同上)
「じゃあ、ウロコおろし金持ってきておろしてやる~」(ベースNくん)
「フン。とにかくこれ着るんだから。あ、じゃあ光物縛りは?ドレスコードは光物で・・」
「あ、俺持ってる。こないだゴスペルの発表会で着た金の衣装が・・」と写真を見せるTくんと、
「あ、それ、いいね!」と盛り上がるのを華麗にスルーしてリーダーのIくんは
「では、第一部の服装は自由ということで。」
とサクっと判決を下す。
第二部はIくんのお嬢さんの漫画「まちかどまぞく」のTシャツ。
これはIくんからメンバーへのプレゼントで、主人公のシャミ子がプリントされたものと、シャミ子のご先祖さまが部屋着にしている「血糖値高め」と書かれたナイスなもの2種類で、私は
My blood sugar level is dangerous
の方。
これがシャレにならないよう、気を付けねば・・
そしてアンコールでは、それをガバっと脱いで、昔WAYAZみんなでお揃いで作ったオリジナルの黒いTシャツ。
袖にはアディダスをもじったウドンマークの「ウドンダス」も付いている。
同期からの申し込みも続々で、小さな会場なこともあり、満員御礼。
さらには、高松からもドラムTくん、ベースTくんの二人が、また京都からIくんも、この日のためにシンセとキーボードの練習を重ねて、カリフォオルニアの青い空で共演参加との連絡が。
彼の郷ひろみの物真似は最高で、2年前の二次会では、これでその日の全ての印象をさらっていってしまったのだけれど、ぜひまた歌って欲しい・・楽しみ・・
中学でも同じブラバンでクラリネットを吹いていて、とても大人しい色白の美少年・・という印象は還暦を越えた今でもそのまま。
普段は物静かで、知的な大学教授。
・・なのに、身体をくねくねさせる独自のフリで歌う、独自の郷ひろみ・・
ということで、その日集った同期全員があっけにとられ、大爆笑となったのでした。
色々と心配なことも多い昨今で、ついつい不要な外出は控えて、と思いがちだけれど、これは人生の愉しみに「必要」な集い。
健康管理に充分注意して、みんなで良い本番にしたいものです。
夜7時半からの開始です。
29日の本番までに都合がつくのはこの日しかなかったので、皆お仕事帰りのスーツ姿。
ベースのNくんなどは、帯状疱疹になってしまったというのに、痛み止めを飲みつつの参戦。
お母様が入院されて、アメリカ留学中のお嬢さんも帰国して、おばあちゃまのお見舞いに、というご事情のボーカルTくんも、参加。
あくまでも「遊び」の同級生バンドではあるけれど、やはり本番となると、その責任があるので、それは果たそう、という姿勢に、学ぶところは多いです。
一曲目を演奏してびっくり。
なんだか、とっても良い感じ?
前回の1日の練習の時、ドラムのTくんが、高松から参加してくれた効果があったせいか、その後の夫々の精進のせいか?
その後の全ての楽曲も、かつてないくらい、良い仕上がりとなり、とても良い気分でサクサクと練習は進んだのでした。
「・・・なんか、私達、みんなで一緒に上手くなったよねえ・・」
うんうん、とうなずきあう。
ここで誰もが、細かいダメ出しをし合わないところが、このバンドの良いところでもある。
個人的には、ピピに学んだ奏法の変化の効果が著しく、こんなに自由に思い通りにフルートを吹けたのは、多分、初めて。
「水月」は途中でブレスをとれば初心者でも吹ける曲ですが、長いフレーズを一息で吹いてかつ表現するのは、実はちょっと大変。特にBメロの高音域のところ。
自分で作ったくせに、このあたりが中々難しく・・
でも、それが、本当にゆとりの中で、つまりようやく技術を気にすることなく純粋に表現のことだけを考えて吹けるようになっていたのが、とても嬉しかった。
バンドのみんなも、吹き始めたとたん「あれ・・?」という表情・・だった気がする・・
(・・とこれを書いていて気付いたのは、普段は無意識の内に、親指から上げていて、そいつが親指の動きを阻害し、他の指にも影響を与えていたのでは?ということ。
これはこれで新たなテーマになりそうです・・)
キーボードでも、それは同様で。
指の個性によるばらつきが揃うのも不思議・・
おそらく上げ方の工夫がかなり影響したのではないかと思います。
最初に羊座り(つまり猫のスタンバイ)、次に重心移動による螺旋、そして肩甲骨スイッチの腕の上げ方・・
フルートはこれに「埋める」が加わるのですが・・
とにかく、本当に楽器演奏って、こんなに楽しいものだったのね、と生まれて初めて思ったかも。
もちろん、まだまだ先はあるし、ここからがまた新たなスタート地点なのだろうけれど・・
最初はなんとなく巻き込まれてしまって、行きがかり上・・という感じで始まり、続いたバンド活動で、スケジュールがタイトな時はすぐに休むし、正直気乗りしない時もあったけれど、続けてきて、本当に良かったと、誘ってくれたみんなに感謝です。
いつものイタリアンで美味しくビールを飲みつつ、話題は本番での衣装決め。
「絶対着たいのがあるので、それ、着るから!」
と真っ先に宣言。
普段は絶対選ばないようなスパンコールがびっしりの光る深緑のトップスが900円になっていたのを昨年みつけて購入していたのでした。時間待ちでチラっと覗いたファストファッションのお店で。
「スパンコールってどんなん?」(エレキNくん)
「きらきら光るウロコがびっしりついてるような感じ!」
「ああ、うちの母ちゃんが結婚式で着て、嫁さんより目立っとったと話題になったやつやな・・」(同上)
「じゃあ、ウロコおろし金持ってきておろしてやる~」(ベースNくん)
「フン。とにかくこれ着るんだから。あ、じゃあ光物縛りは?ドレスコードは光物で・・」
「あ、俺持ってる。こないだゴスペルの発表会で着た金の衣装が・・」と写真を見せるTくんと、
「あ、それ、いいね!」と盛り上がるのを華麗にスルーしてリーダーのIくんは
「では、第一部の服装は自由ということで。」
とサクっと判決を下す。
第二部はIくんのお嬢さんの漫画「まちかどまぞく」のTシャツ。
これはIくんからメンバーへのプレゼントで、主人公のシャミ子がプリントされたものと、シャミ子のご先祖さまが部屋着にしている「血糖値高め」と書かれたナイスなもの2種類で、私は
My blood sugar level is dangerous
の方。
これがシャレにならないよう、気を付けねば・・
そしてアンコールでは、それをガバっと脱いで、昔WAYAZみんなでお揃いで作ったオリジナルの黒いTシャツ。
袖にはアディダスをもじったウドンマークの「ウドンダス」も付いている。
同期からの申し込みも続々で、小さな会場なこともあり、満員御礼。
さらには、高松からもドラムTくん、ベースTくんの二人が、また京都からIくんも、この日のためにシンセとキーボードの練習を重ねて、カリフォオルニアの青い空で共演参加との連絡が。
彼の郷ひろみの物真似は最高で、2年前の二次会では、これでその日の全ての印象をさらっていってしまったのだけれど、ぜひまた歌って欲しい・・楽しみ・・
中学でも同じブラバンでクラリネットを吹いていて、とても大人しい色白の美少年・・という印象は還暦を越えた今でもそのまま。
普段は物静かで、知的な大学教授。
・・なのに、身体をくねくねさせる独自のフリで歌う、独自の郷ひろみ・・
ということで、その日集った同期全員があっけにとられ、大爆笑となったのでした。
色々と心配なことも多い昨今で、ついつい不要な外出は控えて、と思いがちだけれど、これは人生の愉しみに「必要」な集い。
健康管理に充分注意して、みんなで良い本番にしたいものです。