『笛物語』

音楽、フルート、奏法の気付き
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  日々の出来事など

フルート奏者・白川真理

親不知問題

2023-05-21 23:28:10 | 日常
昨年12月末に発覚した右下の親不知問題。

40年前、ドイツに行く前に、某大学病院で全て取ったつもりだったのが、右下だけは、

「下顎の神経近くに横たわっていて、取り出すのが難しいのと、特に悪さもしそうにないので、このまま様子見としましょう」

と言われて、そのままになっていたもの。すっかり忘れていました。

それが40年経って、悪さをし始め、すぐ横の奥歯が虫歯になり、神経を取る治療がほぼ3か月続き、その後は、コンサートや発表会など演奏の仕事との兼ね合いもあるので、少し待っていただき、いよいよこの29日に紹介された口腔外科で撤去手術と相成りました。

この治療が始まりだしてから、つまり昨年末から、ずっと右半身がどんよりとダル重かった。

歯自体は全く痛みはないのに、首筋と肩が特に凝る。

そして、この懲りは日を追うごとに増して、4月からは筋肉弛緩剤のお世話になるように。

副作用はやや眠くなるだけとのことで、最初は恐る恐る試したのですが、かなり効き目はあり、この薬のお陰で、4月は通常の暮しを送ることができました。

でも5月になってから日々痛みは増し、3時間くらい吹いてしまうと、もう翌日はテキメンにバリバリと肩が凝り、右腕に痺れまで感じられるようになったので、今は練習するのを控えている。

どうしたものか?と思いつつ暮らしていたのですが、先週「あれ?」と気付いた。


なんと・・・親不知が生えてるっ!?

昨年末、レントゲンを撮った時は、確かにかなり下の方に埋まっていて、先生から「ほら、ここに居ますねえ~~」と説明された。

それが紹介された口腔外科に事前検査に出向いた4月4日、こちらの先生からは「そんなに顎の神経には近くないですよ。もちろんリスクは0とは言えないけれど、これくらいであれば決して難しい手術ではないです。」と励まされ、かなりほっとしたのでした。

思えば、この時既に、親不知は上昇してきていたんだな。

上昇を続け、ついに生えた親不知は日々さらに大きくなっている。
こんなにぐいぐい動いているんだからダル重いのも当然か。

これが動き始めていたから奥歯も圧迫されて虫歯になったし、ダル重さが増してきたのね。

ネット検索すると、60代で親不知が生えるということは殆どなく、稀にあっても、それは歯茎が下がったり歯槽膿漏が原因とのことだけれど、幸い私はそのどちらでもない。

生えてきたばかりの親不知はツルツルで真っ白で、ちょっと愛おしい。

4月4日には歯茎を切開してから3つに割って取り出す、との説明を受けたのだけれど、これなら切開する部分が減るということでもあり、術後の回復も早いかも?

親不知も、なるべく手術の負担を少なくしてやろう、とせっせと生えてきたのかも?

40年前はトンカチでガンガン叩き砕かれて、麻酔こそしているものの、その振動と音だけでも拷問だ~~と思ったのですが、先生は

「あ~~今はそんなことする歯医者は誰もいないから安心してください!」

40年も経てば、技術も機械も躍進しているという訳で、それはまあ良かったなあと。

昔は施術後10日位、つばを飲み込むのも出来ない程の痛みが続いたのだけれど、それも、トンカチガンガンのせいで、今はそんなこともなく平均、2,3日で回復するとも聞いて一安心。

あと、周囲に、意外にも多くの60代、70代で親不知撤去手術をした、という人が多かった。音楽仲間、同窓生、生徒さん、みんなから「大丈夫だよ~」と励まされたのでした。


とはいえ、やはりちょっとドキドキしながらのカウントダウンが始まりました。




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