『笛物語』

音楽、フルート、奏法の気付き
    そして
  日々の出来事など

フルート奏者・白川真理

エジプトごっこ

2020-08-16 01:07:10 | テーブルコーディネート
「・・ここで着ないと、もう一生着ることはないんじゃない?」

この言葉に乗せられたか、本来こういう恰好が好きなのかは定かではありませんが、このところのとんでもない暑さにも後押しされて、夫の部屋着は去年の春エジプトに旅行した時に購入したグレイのガラベイヤとなりました。

これがなかなかよく似合う。

もちろん私もトルコブルーのガラベイヤ。

ストンとした丈の長いワンピースで締め付けもなく、素材はサラっとしたエジプト綿なので、涼しく快適です。

いずれもナイル川クルーズでのガラベイヤパーティーのためにアスワンのホテルで購入したものです。

せっかくガラベイヤを着たので、テーブルセッティングもエジプトのクロスに。

これは現地でこうした雑貨を買う機会に恵まれなかったので、後日ネットでみつけてウサを晴らしたもの。

ナイル川のパピルスの茂みに遊ぶ水鳥、縁取りにはロータスの花と蕾の意匠。

この柄を眺めているだけで、ゆったりと過ぎていったナイル川の船旅のひと時が思い出されます。

でも観光立国のエジプトは、このコロナ禍で経済大打撃を受けていて、エサをもらえなくなったラクダ等が餓死しているとの報道もある。

私達が乗ったラクダ達は無事だろうか?ラクダ使いのおじさんは元気だろうか?と胸が痛みます。

でもまあ沈んでばかりもいられないので気持ちを切り替えて「エジプトごっこ」。

爪楊枝入れもいつものマイセンから、カイロの飛行場でようやくショッピング出来た時にみつけた螺鈿細工の小箱に変更しました。

木彫りの素朴な猫はイシス神殿に向かうファルーカ(帆掛け船)の中で、ヌビア人の少年から買ったもの。日本円で50円くらいでしたが、素材は白檀で、今も良い香りを放っています。

残念なことにエジプト料理の素養もないし、テーブルセッティングにエネルギーを使い果たしたこともあり、いつもの適当なありあわせメニューですが、エジプト土産を見ながらガラベイヤ姿で食事するだけでも気分は上がる。

しばらく旅行は難しいので、時折、こうやって色々な国に行ったつもりのおままごとをやっていこうかな・・

ここだけの話ですが、夫のグレイのガラベイヤ姿、誰かに似ているなあ、とずっと考えていて、ようやく判明。

・・これにフードが付いていれば完璧なのに・・

「ねずみ男」でした!







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