【DATA】
2005年2月4日 @電通四季劇場[海]
音楽: 振付: ストーリー:
珠玉の一曲: Overture
購入グッズ:なし
【COMMENTS】
今回は久しぶり良い席で観ることができました。前から3列目のど真ん中(予約してくださった四季会員のとえ子様に感謝!)
この舞台は演出(セット)がすごいときいていましたが、まさにそのとおりでした。つい先日までマンマ・ミーアを上演していた劇場とは思えないくらいの変わりよう。アンドリュー・ロイド=ウェバーの音楽も素晴らしかったです
が・・・。やはり日本語のミュージカルには限界があるのではないかと思いました
せっかくウェバーが作った美しい流れるようなメロディーを、日本語に直すにあたって余計なリズムをつけざるを得なくなり、もとの美しさが損なわれていました。(この点RENTのようなロック作品だともともとリズムが細かいのでまだ許容範囲なのですが・・・)
また、英語は普通にしゃべるだけでリズムのある言語ですが、日本語はべたべた一本調子の言語。その点にも日本語のミュージカルに違和感を覚える原因がある気がします。
しかも舞台では声が届くようにいわゆる「芝居がかった」言い回しになるので、ミュージカルという作品形態の持つ美しさが損なわれているような気がしました。
あとは、もう少し若い役者が育たねばならないと思います。ブロードウェイだと20代前半の役者がたくさん出てきて主役を務めていますが、四季作品は見た感じ20代後半から30代くらい(実際役者のプロフィールを見ていないので定かではありませんが)ばかりが主役をはっているような。。。クリスティーヌは16歳という設定なので、28~9歳くらいの女性が「パパ会いたい~♪」などと歌っても説得力に欠けるような。。。 (因みにファントムは・・・幻滅です)
最後にひとつどうしても気になったこと。舞台はパリで、カルロッタはスペイン人(少なくとも原作と映画の設定では)なのに、なぜ「シニョーラ・カルロッタ」というイタリア語が用いられていたのでしょう??スペイン語なら「セニョーラ」なのに・・・。
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