約1年ぶりに四ツ谷の高級フレンチ北島亭に行ってきました
この入り口からはとても高級フレンチレストランとは想像できないですが・・・
店内は割りと小奇麗です。
前回行ったときから注文システムが変わり、この写真のメニュー一覧から冷たい前菜×2、温かい前菜×1、魚料理×1、肉料理×1の5品で15,750円のコースか、このメニューのうちオススメのがついていない、はっきり言ってショボイ料理が3品(8,400円)または4品(10,500円)出てくるシェフお任せコースの3種類で、半強制的に一番高い15,750円のコースを選ぶことになるメニュー設定でした 5品のコースはアラカルトで頼んだら2万円以上かかってしまう内容なので、お得といえばお得ですが、全て1品ずつの計4品でもう少し安めのコースがあったらベストだと思いました。。。
ドリンクをオーダーした後に登場したアンチョビ入りのプチクロワッサン。
ちゃんと温めてあって、サクサクでバターの甘みが絶妙の、大変美味しいクロワッサンです ・・・が、アンチョビが嫌いな私にはツライ一品でした でも他の人には好評でした。
気を取り直してアミューズ2品目はオマールえびのビスクです。
茶碗蒸しのような器の中に、オマールのエキスたっぷりの濃厚なスープ 磯の香りが強すぎず弱すぎず、とても落ち着く味でした。スープを飲んだらいよいよコース開始です
冷前菜一品目:帆立貝柱のマリネ・黒トリュフ添え レモンの香り・サラダ添え
イキナリ出ました 高級食材黒トリュフ 勿論フランス産です。もう天にも昇る気持ちでした ナマモノがダメな私ですが、この帆立はすごく新鮮で、プリプリしてとても甘みがあり、生臭さは一切感じません。レモン風味が味を引き立てます。一緒に出てきた筍の薄切りと胡桃の相性も絶妙
コチラは同行者がオーダーした兵庫産カキのマリネ・キャビア添え フランボワーズの香り・サラダ添え。単品だと8,000円近くする一品
冷前菜二品目:ずわいがにとアスパラのシャルロット風サラダ
見た目がとても可愛らしい一品です 周りのアスパラを崩すと・・・
ずわいがにがたっぷり入っています アスパラはシャキシャキで、あっさりしながらカニの味はしっかり残って、女性に人気があるというのが頷ける一品です。
同行者がオーダーした本マスのマリネ 皮カリカリ焼 北島亭風 と、
利尻産生うにのコンソメゼリー寄せ カリフラワーのムース添え。
前回来た時(レポートはコチラ)は殻付きで動いているうにが出てきてインパクトがありましたが、今の時期は殻付きは出ていないとのこと。ただ、殻を割って上質なうにだけを選んで箱詰めをしたものを買っているので、殻付きよりは味が上だそうです。
温前菜:仏ブルターニュ産オマールえびのサラダ仕立て
「超貴重!青いオマールえび」とメニューに書かれていて迷わずオーダーした一品。調理の都合上、2人で1種類をオーダーします。はさみ部分の身やみそと和えた身など、どれも違った食感で楽しめました。特にはさみ部分はコラーゲンが入ってそうなムースっぽい食感でした。手前の緑色のインゲンのピュレも美味でした
他の2人がオーダーした仏産フォアグラのポアレ 筍のムニエル添え。
一口いただいたところ、フォアグラは焦げ目がついて濃厚な味わいで、トロトロの食感とシャッキリした筍がよく合いました
本日のパン。小さいですが、外側カリカリ&中しっとりで美味でした
魚料理:銚子産金目鯛の皮カリカリ焼
メニューに「超貴重!」「高級魚」「食べなきゃ損!」とまで書かれていた一品。調理前の状態で丸ごとの鯛を見せていただきましたが特大で丸々太ってとてもおいしそうでした。これも1尾を丸ごと調理するということで4人で統一してオーダーするように言われました。半生の状態の焼き加減で、赤ワインソースに脂が溶け出しています 皮はカリカリで、ほんのり(言われなきゃ分からないほど)カレー風味のクミンを感じます。尻尾の部分または頭の部分が唐揚げで登場しましたが、こちらも香ばしくて美味 しかし、この半生のふわふわぷりぷりの鯛の身のウマサには敵いません 本当に北島亭の魚料理はいつも美味しくいただけます
肉料理:特選和牛ランプ肉のステーキ エシャロットバターソース
こちらも4人統一オーダーの一品。宮城産仙台牛A-5使用のシェフ自信作です オーダー時に量を指定できて、一般的な女性なら80g、通常100g、ガッツリ行く人は160gと聞きましたが、どうせ同じ値段なら少なくしたら勿体無い と120gでお願いしましたが、多すぎました・・・ 北島亭はやはり一品ずつの量が多いので、肉好きの私でも80gで十分だったかもと思いました。。。
お肉自体は素晴らしく、付け合せの「築地で一番美味しいジャンボしいたけ」と同じくらいの柔らかさで、肉の旨みが引き立つ絶妙な火加減 ソースもまろやかな味で滅茶苦茶美味でした 前回は鴨肉で「肉料理で定評がある割にはあんまり・・・」な印象でしたが、この日のステーキを食べて、その真価を初めて理解しました
お食事をしっかり堪能した後はお待ちかねのデザートタイム 軽いものから5品挙げられましたが、お肉であんなに死にそうなほど満腹になったのに、懲りずに一番重い苺タルトをオーダーしました
苺ぎっしり フランボワーズソースが塗ってあって、ちょっぴり甘酸っぱく、付け合せのバニラアイスによく合います タルト生地もサクサクで文句なし
二番目に思いチョコレートのテリーヌ。ビターチョコレートムースを型で固めたもので、間にヌガーの層が入っています。一口いただきましたがほろにがで予想外に重くない味わいでした。フランボワーズのソルベ添え。
この日一番軽かったデザートのブランマンジェ
3番目に軽いカスタードプリン。因みに2番目はクレームブリュレでした。
食後のコーヒー
残念ながらカプチーノはありませんが、濃厚でとても美味しいコーヒーでした。他にも紅茶、エスプレッソ、ハーブティーがあります。しかもお替り自由
コーヒーのお供・巨大なとちおとめ(前回は腐りかけでしたが今回は上等)
食用のほおずきの飴がけとココナッツクッキー。ほおずきは初めて食べましたがトマトのように瑞々しく、ちょっと酸味があって甘い水あめ(キャンディー状に固まってます)とよく合いました
たっぷり3時間お食事を堪能した後は、なんとお土産が 食事中に出てきたパンと、静岡産の甘いみかんと九州産の金柑です。
ドリンクに烏龍茶とエビアン(本来有料ですが、記載漏れだったのかノーチャージでした)を注文し、サービス料込で約18,000円でした。予算オーバーでしたが、金額に見合う料理の数々で、一同幸せな気持ちになって帰りました。 塩味がきつすぎるというクチコミもありますが、たまにはこんなしっかりした味のフレンチもいいと思います
北島亭
東京都新宿区三栄町7 JHCビル1F
地図:
(くどい!)
量が多くて有名なんだよね。
コースはこの量はちょっと無理かも~~。
アラカルトで適当にシェアして二人で1.5人前とか
しても大丈夫な雰囲気のお店ではない??
その分酒飲むからさ・・・。
かなり大量だけど、普段少食な人でも意外と行けちゃいます(その分昼はセーブしなきゃ無理だけど・・・)
アラカルトは、大人数(今回は4人で不可だった)で行くとダメだけど、2人くらいで行けば問題ないみたい。
ということで是非行ってみてね~