霊
感覚はこれ信念の影を視るに過ぎず。
汝ら霊眼を備えて霊姿を視るとも
実在を視たるに非ず、
感覚にて視得るものは
すべて心の影にして第一義的実在にあらず、
霊姿に甲乙あり、
病める霊あり、
苦しめる霊あり、
胃袋もあらざるに胃病に苦しめる霊あり、
心臓も有たざるに心臓病にて苦しめる霊あり、
これすべて迷なり。
斯くの如き霊、人に憑れば
憑られたる人或いは胃病を顕わし、
或は心臓病を顕わす。
されど霊覚に映ずる
さまざまの苦しめる霊は、
第一義的実在にあらず、
彼らは誤れる信念によりて
流転せる迷の影なり。
迷い迷いて流転せる心は
その信念が形となりて仮の相を現ずべし。
されど如何に相を現ずるとも
仮相は永遠に仮相にして実在となることを得ず。
汝ら、実在にあらざる物を恐るること勿れ、
実在にあらざる物を実在せるが如く扱うこと勿れ。
実在にあらざる物には実在をもって相対せよ。
真にあらざるものには真をもって相対せよ。
仮相に対しては実相を以て相対せよ。
闇に対しては光をもって相対せよ。
非実在を滅するものは実在のほかに在らざるなり。
仮相を破るものは実相のほかに在らざるなり。
虚妄を壊するものは真理のほかに在らざるなり。
闇の無を証明するものは光のほかに在らざるなり。
彼らに生命の実相を教えよ。
彼らに生命の実相が神そのものにして完全なる事を教えよ。
神はすべてなるが故に
神は罪を作らざるが故に
神のほかに造り主なきが故に
此の世界に犯されたる罪もなく
報いらるべき罪もなきことを教えよ。
三界の諸霊
三界の諸生命
この真理を観じ、
この真理をさとりて、
一切苦患の源となるべき
顛倒妄想を摧破すれば、
天界の諸神ことごとく真理の合唱を雨ふらし
現世の生命ことごとく光りを仰ぎ、
惑障ことごとく消滅し、此世はこの儘にて光明
世界を示現せん。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます