アルゼンチン大統領だったファン・ペロンの妻、エビータことエバ・ペロンの生涯を描いた作品。
狂言回しは、キューバ革命で有名なアルゼンチン生まれのチェ・ゲバラ。という設定。
何年も観るチャンスを逃してきて、今回やっと観ることができた。
劇団四季ミュージカル「エビータ」
2012/2/4 昼 自由劇場
<メインキャスト>
エビータ 野村玲子
チェ 芝 清道
ペロン 佐野 正幸
マガルディ 渋谷 智也
10年以上ぶりの野村玲子さんを楽しみにしていたのだけど、少女時代のエバ役で出てきた彼女を見た瞬間、「ありゃりゃ、これはだいぶ無理があるな…」
でも、演技が見た目を超えればいいのだ!
そう思っていたら、まさかまさかの歌声でびっくり。
安定感がなく、聴いていたこちらが変な汗をかくほど。
彼女の歌うシーンのたびに落ち着かなくなり、1幕は少し疲れてしまった。
2幕での、病に侵されながらも信念を貫くあたりは迫力があってよかったけど、最後まで私は受けつけられなかった。
チェの芝さん、相変わらず素晴らしい。
芝さんは、こういう人間臭くてシニカルな役どころが本当にうまいと思う。
ペロンの佐野さんも期待どおり。
マガルディの渋谷さん。あか抜けないスターの感じがよく出ていた(笑)
今回、観に行ってよかった~と思ったのは、アンサンブルの皆さんのダンス!
躍動感のある振付はカッコよく華やか。
しかもよくまとまっていて、これには見とれちゃった。
作品としては良いんだけど、個人的に、ラストへの流れがミュージカルとして退屈。
ストレートプレイならまだしも、もう少し何か展開はないのかと思う。
A・ロイド・ウェバーの音楽はいいんだけどねー。
主役が変わっても2回は観に行かない…かな。
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