俳優の緒形拳が逝った。享年71歳。
肝臓を患っていたことを8年間も隠し続けての役者人生。壮絶の一言に尽きる。
たしかに手術なんかをしていればもっと長生きできたかもしれない。
でもそれをしなかったからこれだけの作品を残せたのだとも思う。
ここまでくると仕事というより「緒形拳」という作品をその人生をかけて演じていたのかとすら思えてくる。
最後の最後まで‘役者’として旅立ったのかなぁって。
今の世の中、71歳という生涯は逝ってしまうにはまだ早いのかもしれないが彼にとっては「大往生」だったのではないだろうか。僕はそんな気がする。
ジャンルは違えど僕も彼のような人生を歩みたい。