到底4月とは思えない寒空の中、アカデミー賞受賞作「ハートロッカー」を観てきた。
イラクに駐留する米軍爆弾処理班の過酷さと兵士の苦悩をドキュメンタリータッチで描いた作品。
特筆すべきは爆弾を処理しているシーンのハンパではない緊迫感。
正直、疲れた・・・
そして毎日死と隣り合わせの極限状態に置かれている人間の精神状態の描写。
このへんはさすがアカデミーとっただけのことはあるかなぁって。
ただ、アメリカが作ったこの映画は当たり前だけどアメリカ目線で描かれている。
言い換えると、アメリカが正義、イラクが悪者。
でもね、イラクをはじめアラブ諸国がここまでアメリカを毛嫌いするのは過去にそれだけのことをアメリカやヨーロッパの白人連中がやらかしたっていうこと。
やっぱそのへんの根本のところから見ないと問題は解決しないよね。
まぁグロい映像も出てくるし、賛否の別れる作品でしょう。
僕は好きだけどね。