おととい年賀状を書いた。
いつも昨年頂いた年賀状を見ながら書いている。
印刷文字のあとに、よく手書きで「お元気ですか」と、
書き添えている人がいる。
でも、ふとこれは問いかけなのだろうかと思う。
問いかけなら、年賀状で返事を得ることはできない。
一年後の年賀状で「お元気ですよ」とは答えられない。
でも、気持ちはよくわかる。
だから私もお返しに「お元気ですか」と書いてみた。
通じ合うものと信じている。
人の鼻毛が目に入ると、とたんに自分の鼻毛が気になってくる。
天地神明に誓って、と宣言する人ほどウソ臭い。
何度いっても分からない人は、何度いっても分からない。
原則、人間は変わらないものである。
自覚なくして改善なし。
習得の早い人は飽きるのも早い。
人は幸せから外れたときに幸せを認識する。
先日、忘年会でたまたま将棋の話になった。
段位の話になったので、私の持論である、段は大会で勝って
ただでもらうのが本当の段位だと講釈したら、横に座っていた
Yさんの息子さんが、最近県の大会に出ていい成績をあげたの
で三段をただでもらったといわれた。
どこの道場に通われていたんですか、と聞いたらぜんぜん道場
にはいったことがないといわれた。
つまり、ネット将棋した指したことがなかったというのだ。
それでいきなり大会に出て三段取得。
ひぇ~そんな時代になってしまったのか。
滑舌では九官鳥のあべちゃんに及ばないけど、
おしゃべりでは負けていない。
ピーポ君も言語を操る知的生命体と分類する。
リアリティゼロ。
アクションは派手だが中身は薄っぺら。
楽しけりゃそれでよい、という映画。
まあそれはいいとして、気になったのはアンジーの走り方。
スパイらしからぬ、女性のひ弱さを感じてしまった。
風格は一級品なのに意外な弱点を見てしまった。
★★☆
若かりしころ、肉体労働をしたことがある。
出勤の朝が毎日雨降りのように憂鬱であったことを憶えている。
結局、社長の傲慢さと仕事の辛さに四ヶ月でやめてしまった。
その後、とある資格を取るために勉強にいそしんだ。
そしてぶじ取得、その方面の職についた。
これでお金がもらえるの、というくらい仕事が楽しかった。
やはり、好きなことをしてお金をもらえるのが一番だと思った。
しかし、月日が経つとすべてがあたりまえになった。
ありがたみも霞みのように薄らいでいった。
そして12年が経過していった。
ひょんなことからというか、やや衝動的に会社を辞めた。
念願の独立をしたのだった。
仕事のあてはほとんどなかったのだが、運良く、たまたま、
いろいろとつながっていって、食っていくことができた。
当初は不安もあったが、それ以外は天国みたいに安楽だった。
休みが取れない日も続いたが、頑張った分お金になるんだから
文句のつけどころはどこにもなかった。
仕事をやるもやらないも自由。
平日に映画見に行くのも自由。
好きな時間に床屋にも歯医者にもいけた。
疲れたらいつでも昼寝ができた。
これほどの自由と開放感はなかった。
しかし、月日が経つとやはりすべてがあたりまえになった。
ありがたみも霞みのように薄らいでいった。
そして14年目を迎えようとしている。
初心に返る。
口では簡単だが、頭を納得させるのは容易ではない。
頭のやろうはすぐに現状に馴染もうとする。
苦難に遭えば苦難を、快楽に溺れれば快楽を、さも平常であるかの
ように順応しようとするのだ。
私の好きなサバイバル物だがそう期待はしてなかった。
サバイバル物というと簡単そうで意外と難しい。
登場人物が多くなるほど人間関係が交錯して煩雑になっていく。
みんな和気あいあいのストーリーなら簡単だが、それだと安直すぎて
リアリティに欠けてしまう。
(個人的には和気あいあいのストーリーは好きなんだけど)
というわけで、サバイバル物でありながら、そこで起こる人間関係の
いさかいと調和をストーリー性豊かに描いていくことになる。
もっとも作者の力量が問われるところだ。
殺伐とした人間関係ばかりが強調されると、折角のサバイバルの面白
さが損なわれてしまう。
人間ドラマとサバイバルのバランスの取り方が非常に難しい。
その点、この『自殺島』のバランス配分は実に良好だ。
巻を重ねて人間関係が複雑になっていく中、サバイバルの比重にも
ちゃんと気を配っている。
5巻まで読んだところでは、ストーリーについてはほぼ合格ラインに達し
ている。
ただし、画力についてはまだまだ未熟だ。
似たような顔つきの登場人物が何人かいて、見分けるのに苦労する。
画力は今後の課題ではあるが、それよりもこれから先起こるマンネリを
をどう打破するかが最大の難所になるだろう。
なにしろ限られた領域のサバイバルだけに、長期間新鮮なストーリーを
維持し続けるのは容易ではない。
そこを切り抜けるだけの秘策とアイデアを作者が用意できるか。
これからが正念場だ。
ストーリー ★★★☆ (1~5巻)
作画 ★★☆ (1~5巻)
以下、眞鍋かをりのツイートより。
なんだかもうイケメンとかどうでもよくなってきた。外見の良さ
ばっかり気にする年齢でもないし。普通にちゃんと働いてて、
少しは趣味も持ってて、私にもまわりにも優しくて、たくさん愛情
をくれて、イケメンだったらそれでいい。
KaworiM0531 2011/07/18 01:09:05
1人でカフェにいるとき、近くにイケメソがいたりするとアヒル口で
ななめ上を見たりして自分史上最高に可愛い顔で物思いにふけってる
感を演出してみるが、やはり全く見ていない。 しかし、その状態を
都合よく『人知れず咲く花』と呼ぶことにしている
KaworiM0531 2011/11/30 16:56:55
監督は名匠クリント・イーストウッド。
この映画はタイトルの示す通り、死後の世界をテーマにしている。
にも関わらず、そういう映画に付きもののうさん臭さはない。
ホラー的要素は皆無といっていいくらいにない。
それどころか、文学を感じさせる上質なヒューマン物に仕上がっている。
じゃ、死後の世界はなおざりになっているかというとそうではない。
この映画は遠く離れた場所の三つの物語で構成されている。
いずれの物語もその根底にはなにがしかの「死後」の世界が関わっている。
その死後の世界感に揺れ動く三人の主人公がラストで出会うことになる。
満を持して、最後の最後に主人公たちの求めがひとつに結実する。
その静から動への高揚が絶妙だ。
全般を通じてよけいな色づけを極力排除した演出が功を奏している。
イーストウッド監督の「慎ましさの美学」ここに極まれり。
素晴らしい!
★★★★
書類がない。
さっきまであった書類が見つからない。
FAXを頂いてからコピーしたまでは覚えている。
それからどこに仕舞ったかが思い出せない。
夜からずーとその書類を捜している。
10時を過ぎてとうとう諦めた。
申し訳ないが、またFAXを送ってもらおう。
夜分に電話をかけ、またFAXを送ってもらった。
今度は間違いなく目的の場所に仕舞うことにする。
二部必要なので一部をコピーする。
コピーの蓋を開ける。
と、そこに探していた書類が乗せられていた。
なんのことはないコピーし掛けて忘れてしまったのだ。
バカみたいと思うが、これがごく普通の出来事なのだ。