木村は貴乃花。
香取 、草彅、稲垣は若乃花。
中居はおかみさん(藤田紀子)。
マイナス要素を上げていく。
おこちゃま映画は好きじゃない。
ディズニー映画は好きじゃない。
しゃべる動物映画は好きじゃない。
少年に野性味を感じない。
CGありきのような映画には感情移入できない。
と、まあいいつつも、正直なところけっこう面白い。
★★★~★★★☆
いいも悪いも映画を見ているような小説である。
ビジョン的には手に取るように分かりやすい。
たが、その分、読み手の描くイマジネーションに自由度がない。
型にはまりすぎていて、小説の持つ想像性を圧迫している。
登場人物の個性や描写についても同様に分かりやすいが深みがない。
出来の良いカップメンを食べているような味気なさを感じる。
たしかにアイディアはよい。
核となるゾンビの科学的解釈には少なからず興味をそそられる。
ただ、所詮ゾンビである。
いまさらゾンビにひとかたならぬ意味を求めようと思わない。
★★★
同じ年のニコール・キッドマンとジュリア・ロバーツ。
ニコールの不自然なボトックス顔と役柄もあってのジュリアの老け顔。
好対照の二人。
今回は顔的にも演技的にもジュリアの勝ち。
で、映画の方はというと「大どんでん返し」の割にはそれほど無理がない。
結末を持って異様なジュリアの老け顔の意味がわかる。
全体的にも良質なスリラーに仕上がっている。
ただ、主人公レイとクレア(ニコール)の色恋沙汰はいらなかった。
本筋に関係ないところで異人種間の恋愛劇を無理に作り出す必要はない。
とってつけたような主張にかえっていやらしさを感じてしまう。
★★★~★★★☆
最後の「どんでん返し」は意表を突かれる。
当然無理はあるが、そもそもが半分コメディである。
素直に驚いてやってもいいだろう。
欲を言えば、リベンジとなる更なるどんでん返しが欲しかったが、カラッケツに
なったことで願ってもない幸せを得たのだからこれはこれで人生の逆転劇である。
★★★~★★★☆
デッサンとしての物語はいいのだが作りが甘いからいまひとつ真実味がない。
状況に応じた切実さも伝わってこない。
監督ラッセル・クロウの演出はいまひとつデリカシーに欠ける。
★★★