今日はやる気なし。
いや、今日もやる気なし。
設計者として物申す。
ここ近年、国の方針であんたら大手が独占できるように規制かれこれを
厳格化し、求めらる基準、規格、工法を行き過ぎるほどに高度化してい
る流れの中で、選民たるあんたらがインチキしてどうする。
メジャーとしての誇りはないんかい。
江戸時代だったら大名取り潰しもんだぜ。
どうやら作業前のデーターを上書き保存してしまったようだ。
3時間かけて書いた図面がすべてパー。
以前は真っ青になっていたがいまは違う。
落胆を怒りに変えて一気呵成にやり直す。
ほ~ら、1時間で描き直せた。
それも以前より高い精度で。
東洋ゴムにKYBに川金ホールディングス。
地に落ちた「免震構造」。
地に落ちた日本の建築工学。
そもそも、私は最初から免震構造なんて怪しいと思っていたわけで、
忙しくて二か月間はなんもできんと、先にいっておいたのに、
うちに来るなり、今月20日までになんとかプランだけでも
書いて、といいなさる。
仕方ない、過去に書いた1Kアパートの図面をそっくり利用
しよう。
さも、今回考えたかのようなふりをして頂くものはキッチリ
頂こう。
仕事で山奥にある現場と水田地帯にある現場に行く。
ついでになんかいい写真が撮れそうなのでKPを持っていく。
結果、日曜日に行ったルートと同じ道をナビが誘導するのでま新しい発見はなし。
なにも撮らずに最終目的地の住宅現場に着く。
軸組み検査と工程写真を撮るのが目的だが肝心の仕事用のコンデジを忘れてしまった。
クソッーーーとぼやいていたらKPの存在に気付く。
ラッキ!
これで撮ろう。
望遠レンズだから超撮りにくいけどね。
~~~
現場監督のひとこと。
「えらいよかカメラで撮ってますね」
昨夜、AM3:15に風呂から上がる。
ひとつ修正箇所に気づいて、そこだけ直しとこうとPCを立ち上げる。
申請書類の「ロ準耐-2」のところにピッとチェックを入れる。
これで終わり。
3階建て以上で「耐火建築物」は何度も経験があるが「ロ準耐-2」は初めて。
念のために再度構造基準に目を通す。
外壁よし。
建具よし。
柱、梁よし。
階段よし。
床よし。
?
!
3階以上の床は準耐火構造とする。
ゲェーーーーーーーーーーーーー
なによ、これ!
そんなことしたら重くなるから構造計算に影響してくるやんか!
愕然、、、
なにか軽い材料被覆を見つけねば。
それから悶々と一時間半が過ぎる。
それなりに最善手を考えてじくじたる思いで寝る。
今日起きて、おずおずと構造屋さんに打ち明ける。
「床はQLデッキ(耐火構造)で見てますよ」
オォーーーーーーーーーーーー
超、超、ラッキ!!!