今日は温かい。
最低気温6℃、最高気温14℃。
なのに時々雪とはどういうこと。
オーディオを聴きながら読書をする。
なんと優雅なひとときだろう。
と、いいたいが、現実はそうではない。
少なくとも、私にはそぐわない。
理由はひとつ。
読書に身が入らない。
文章が頭に溶け込まない。
ことにボーカル物はいけない。
ボーカルの言葉が文章に干渉する。
ふたつの言葉と言葉が火花を散らす。
耳に届く言葉は、心に響く言葉は、ひとつに限る。
ボーカルのない、ジャズとかクラッシックの楽器物なら多少はいい。
脳の使い分けができる。
しかし、それでも、邪魔といえば邪魔である。
ないに越したことはない。
なにしろオーディオの音が生々しくて読書に集中できない。
目の前で演奏されいるような再現音は読書を隅に追いやってしまう。
音に魅了されて読書どころではなくなる。
書物はやはり静寂の中でひも解くのが最良である。