[解説]
五人の男女がスコットランドの高地に登山に向かう。
山中、原生林の中で女の叫び声を聞く。
五人は声の出所を探る。
たどり着いた先には土中から突き出た換気口がある。
そこから少女の助けを呼ぶ声が聞こえてくる。
躊躇する者もいたが五人は換気口の下の土を掘る。
ほどなくして上部を塞いでいる四角形の板を掘り当てる。
板を持ち上げるとその下には箱状の空間があった。
箱の中には憔悴した少女がいた。
五人は少女を助けるのだが・・・
これが凶悪な殺戮の始まりとなる。
[感想]
これぞ私好みのシチュエーション。
大自然を舞台に少人数で逃走ありのサスペンスありのサバイバルありの~
これで面白くならないはずがない。
なのに、盛り上がらないのはなぜだ?
ようするに作り手が下手くそってことよ。
たとえば、死にゆく者への演出が雑。
これを粗末にすると恐怖感もリアリティーも台無しになる。
捨て駒であってもそこにはなにがしかの主張がなければいけない。
ポイ捨てのようなことをしたんではなにも得るものはない。
★★★