小林真 ブログ―カロンタンのいない部屋から since 2006

2006年開設の雑記ブログを2022年1月に市議当選でタイトル更新しました。カロンタンは40歳の時に飼い始めたねこです

黄色い小春日和、『イッツ・オンリー・ロックンロール』

2007-12-08 18:27:44 | 週間日記
よし急がねば、の3週間前日記です。

●11月
12日(月)おおぎやで味噌ラーメン~塾
13日(火)さんま2尾購入
14日(水)晩は出張授業~長崎ちゃんめん
15日(木)働きまくり
16日(金)朝に紅茶とコーヒーを買いに西友へ~晩は授業~太田に12月みどり市ライブ(http://www.design-factory.org/nagame/index.html よろしくお願いします)のいろいろお手伝いミーティング~らーめんよいち~さんま2尾購入
17日(土)写真室関係者O君から Nikon D40x 到着~晩は塾で中3M君に、フィルム機とともに説明
18日(日)午後から撮影は、まず近所のいっしょにバーレーもやったKさんの結婚式。20年ぶりにその弟にも会う

上の日々でなく、12月の昨日金曜から今日、ほとんど仕事のなかった土曜は、FMでロックをよくきいた。

M君の相似と疑問詞の復習をやりながらJ-WAVEジョン・レノン特集をきき、レノンの平和活動と、それがいかにロックかについて少し解説が始まり。
M君帰って車で帰り道の『洋楽キングダム』は、この間学生時代ロック研究会にいたOB・R君が、「あの番組、くだらないですよね」と熱い批判を放っていたのは、まあ初心者向きなのでしかたないところ。この日は近田春夫が出て、「白Tロック」=ブルース・スプリングスティーン、日本代表・吉田栄作、「スーツロック」=ボズ・スキャッグス、日本代表・安全地帯などと、ファッションで東西のアーチストを分類していて、くだらないといえばくだらないものの見事な分析を見せていて、中でも以前、自らのアイデンティティにしていたパンクを「ファッションだけ。音楽的には何もない」と言い放ったのはさすが。

帰って仕事しながら姉の息子にキックボクシングなどの話をききつつの渋谷陽一をきくとレッド・ツェッペリンの出し惜しみNYライブの音源登場で、それまで『タイヨウのうた』YUIという歌手の話をきいていたところを、「ひょえ、かっこいい、かっこいいってのはこういうのだ」というと姉の息子は、「そりゃあ、そうだけど、よさが違うんだよ」と「まったくな」と、のべ3回みたジミー・ペイジのライブ、『ブラック・ドッグ』との違いなどを話す。

それからいとこも来てちょっと話し、やがてJ-WAVEに戻ってロケットマンは「日本全国 当たり前と思っちゃいけないこと選手権」。いつも通りぐだぐだでつい笑ってしまう話が続いたが、やはりジョン・レノン選曲は見事。そのまま寝る。

起きて土曜朝。
1週間でももっとも楽しみなラジオの一つNHKピーター・バラカン。つけたところから始まったアレサ・フランクリンのこれも未公開音源は、『マイ・ウェイ』など、得意の何を歌っても変わらない歌唱ぶりできき応え十分。そういえば、この前きいた時、「私は、そうですね、レッド・ツェッペリンなんかはかけませんが、そのほかは何でもかけますよ」といっていたのを思い出した。誰だったか19分の曲のリクエストがあり、「それもいいのですが、あえてこの曲をかけるべきでないと判断してこの曲にします」などコメントしての選曲は、ぽわんときいていたのが申し訳ないほど小春日和の土曜の朝に“ふさわしい”。

続いて、ゴンチチの番組は「迫力のある音楽」特集。いつも通りの大胆な選曲でいろいろかかったが、ロンドン響のやっていたローリング・ストーンズ『アズ・ティアーズ・ゴー・バイ』でゴンチチのどっちか、本気でこの曲を知らないようなので驚くとともに、彼らのような音楽の達人でも知らない曲がある、われら素人が知らない曲が多くでもしかたないと安心する。どっちかがマイアンヌ・フェイスフルが歌ってと説明していたが、そのフェイスフルは「峰不二子のモデルとされる」とYahooかgooの最近ニュースにあった。
そう、R君が『洋楽キングダム』をくだらないというのはきっと、いかに初心者向けとはいえあまりに初歩的なことを語るのをきかされるからだろうからで、それは日本のような高度情報化社会特有の悲劇だろう。もちろん、どっちでもいいことだけど。

と、ここで出撃。競馬のための新聞をかうためにファミリーマートと、先週あたりのチラシで「煮ぼうと」700食無料をやっていた近くの産直へ。ここはこういう店によくある、UHF通販で売ってるようなニューミュージックの有線らしきものがかかっていてそれはそれで楽しみ。煮ぼうと目的なのか人でごった返す店内には佐野元春『アンジェリーナ』がかかっていた。やまといも、ニンジンなど買っていつもよりやけに多い10人ほどいるレジに並んでいると、意外にもローリング・ストーンズ『イッツ・オンリー・ロックンロール』。ミック・ジャガーの「ライキッ」っというリフレインのこの曲はあまり好きではないが、小春日和の新鮮野菜いっぱいでおっさんおじちゃんばっかりのここできくストーンズはまさに新鮮だった。
レジを終えマイバッグに野菜を詰めると、レジのおばちゃんが「煮ぼうと」できてますからよかったらどうぞ」。ミック・ジャガーに気を取られて「はい」と応えただけだったが、大人としては「いや、チラシを見て来たんですよ」くらいいうべきだった。

外に出ると、6名くらいおばちゃんが煮ぼうとをゆでている。興味があるのは、このそれぞれの家で勝手につくっている郷土料理の「標準」として、こういう時にどういう風につくられているかだ。よく中学生などには、各家庭でどういうものをつくっているかきく。
鶏肉のほか、ねぎ、ダイコンは薄切り、ニンジン、サトイモ、ぶなしめじ、ごぼうほかにあったかな。個人世界最愛麺、高柳製麺は、みたことのない容器を用意していた。
何の変哲もないその味は、何もないからすばらしい。みんな持っていって無言で食べているから、私の少し後には、「今なくなっちゃたんですよ。少し待ってください」とソルドアウトしてしまう。2分の幸福で満足。おかげでストーンズの後が何だったかはわからず、車に向かった頃は曲名は忘れたが、マイケル・マクドナルド時代のドゥービー・ブラザースだった。
寒いけど 空の青さは 西海岸。

そして、ファミリーマート。サンスポと迷って、「藤川球児メジャー」の見出しを見て、信じはしないけどデイリーを。
レジで待つと、前にはトラック運転手らしき若者。一番搾り500缶2本、ショートホープ4箱のほか、なぜか鉄火巻きとこれは確認できずの何かをレンジで温めてもらっている。こいつロックだ。
あのロックントラッカー、どうするのだろう。車に戻って、わざとちょっと大回りしてロックトラックを見る。東南の方角に向けられた運転席で運転手は携帯のチェックか下を向いていた。この高みこそ、わが世の春というように。駐車場深く停められた幸福のシートを、うらやましくながめながら家に帰るとティーが来た。
おお、ティー。今日は何だか、黄色い小春日和、『イッツ・オンリー・ロックンロール』だよ。
「にゃあ、にゃあ」。

それでも、競馬は当たらない。

(BGMはジョン・レノン『ダブル・ファンタジー』)

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