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うっかりしてたらまた金曜日。先週とはいい難い先週日記です。
10日(月)前夜飲んで起きたら姉の息子休みというので、コインランドリーついでに川本讃岐うどんに。あつあつ大盛200+天ぷら50+いなり70円。ランドリーに戻るとなぜかまだ終わっていない。知らないおっさんに、「おばちゃんが中確かめないでお金入れちゃったんだよ、まあ、誰が悪いわけでもないし、きれいになっていんじゃねん」。Sure.~帰って仕事、恒例電話取材も~朝仕事終えてシャワーさんま6号
11日(火)昼は仕事~またもピザトースト~晩はもとは撮影の関係者でぽてたやコミュニティにも入ったKさんと同級生M君宅に。Ph撮らなかったけどさんま7号と麻婆茄子など
12日(水)朝に帰って仕事~前回記事ボノの『ルーシー』きく~夕方乾麺そば茹でる。この沢製麺「更科そば」はうまいのでリピーター~出張授業~塾に行って仕事~そのままうっかり寝る
13日(木)帰って昼はまたもピザトースト~ずっと働き、明け方シャワーさんま8号
14日(金)昼、味噌汁つくって納豆ご飯~前回記事「さんま・イン・ザ・スカイ」に出会う~塾でM君と勉強~仕事だ、と夜食にラーメンと思い目当ての店終了で、結局川本・福家という店で赤味噌ラーメン~塾に戻るとあまりもたず寝る
15日(土)朝に帰り、松坂:松井みながら原稿書いていると、弟から小学校にいてこれから仕事に行くので娘の運動会を撮ってくれと電話。納豆ご飯で腹ごしらえの後、出動。小学校の運動会というのはこうなっているのかと驚。同級生±ほか多くの知り合い、その子など多くそれはそれで楽しい一日~帰って少し競馬+仕事~晩は同級生M君宅へ。地区の若者なども来て、当該地区昭和の体育祭という貴重な映像をみる
16日(日)朝から撮影。深谷ホテルは前から開いたので、しばらくあいさつ多。帰ってシャワーで、競馬~もう食わねばまずいとさんま9号~中田にやられた阪神:中日~前日運動会にM君が話をつくり、夜は同級生男子3名女子2名で駅前もつ鍋屋の会~帰って寝て起きて、上を見ると「てんじょうのきょう」。それでまた寝る
何だか夏、ぶりかえしのこのごろ、先週さぼってたわけではないが油断で作業進まず、今週は遅れを取り戻している。楽しみはさんまと、日米縦じまががんばる野球。今、もっとも楽しみなのは、日:桧山、米:チェンバレン、心配なのは、日:久保田、米:リベラだ。
そんな昨日、仕事の資料のため「サンデー毎日」を買い、まず320円という値段に驚く。へえ、こういのって2百円台だったんじゃなかったけ、記憶をたぐると一番最近買ったのは、池田晶子最後の原稿が載っていた「週刊朝日」。年齢的にも活字好きということでも十分「オヤジ」なのだけど、21世紀に入ってというより一生でもこうしたオヤジ系週刊誌は10冊買ってない。コピーは「天下大動乱」で一番大きい写真は小沢一郎のこの印刷物を、昨日の午後、お茶の時間にながめた。
自民党、芸妓と続くグラビアに続き、「9・12テロ」、北の湖理事長、「ゆるい女」、「ニュースナビ」は鈴香被告、おしりがじり虫、和泉元彌、「しょっぱいハンバーガー」、毎日グループお得意の学校もの「付属校」……。すみません、そういうのは新聞や電車の吊り広告で十分です。
紙をめくったり画面を見たりはもっと気持ちのいいものがいいのだけれど、あんまり売れていそうもないけどこういのがあるのなら、こういう話を見て読んで、気持のいい人は少なくないのだろう。「気持いい」ってのは横暴だ。
とはいっても、こっちにとっても面白い記事があるのが、こうした雑誌の“雑”誌たるところ。前から気になっていた秋田稲庭うどんのレポート、大沢在昌は「ジャンプ」で読む両さんみたいに文体だけ味わって、大崎善生『スワンソング』を語る見事な黒子ぶりの川本三郎の書評に唸り、どこに行っても同じ口調でメディアによって内容を使い分けるフサイチリシャールを語る井崎脩五郎に舌を巻き、田中幸雄を語るわざとださく書いているのかと思われる二宮清純、まさか釣りも格闘技と同じ視点で語る夢枕獏に動転、椎名誠が語る中国で流行るおやじの腹出しルックには『国分寺書店』以来20年変わらない、これは信念を感じる。
そんな中、この号で一番心に残ったのは、巻末グラビアの覆面レスラーのようなキンチャクダイではなく、荒俣宏によるカート・ヴォネガット評だった。
自身二十代の頃は、根はロマンティックなのにわざとジョークを飛ばして文明批判をする「アメリカ的な不良っぽさが嫌いだった」という荒俣は、最後の著作である警句集『国のない男』を読んで、ヴォネガットがなぜ「不良ファンタジー作家」に徹していたかがわかったという。子どもの頃の大不況で、大人の輪に入るには「なにかおもしろいこと」をいってこちらを向かせるしかないことを学習したというのだ。
ヴォルテール、筒井康隆に比べてヴォネガットの態度を語った後、「次の一言には、ほんとうにしびれた」といって、荒俣は長い引用を置く。
すべてのものごとが つじつまが合うようなものであってほしいと思う。そうすれば、われわれはみんな ハッピーになれるし、緊張しなくてすむ。だからわたしはウソをいくつもついてきた。そうすれば、すべてが丸く収まるし、この悲しい世界を楽園にすることができるからだ
確か『気狂いピエロ』でアンナ・カリーナ演じるマリアンヌは、「世界が小説みたいに脈絡があればいいのに」といっていた。
なるほど。ヴォネガットは『スローターハウス』しか読んだことがないが、だから私は、「政治論」に興味はあっても、「政治」そのものやそれにまつわる“リアル”な営みに興味はわかない。それは「悲しい世界」にこだわるあまり「楽園」からあまりにも遠くて。ならば、ねことかさんまとか阪神とかさっきかかったアントニオ・カルロス・ジョビンとか、そういう“リアル以外”の方が「楽園」への近いように思うから。
基準は“リアル”より「楽園」であるべきだろう。ねこやさんまがそうであるように。
※記憶によるゆえ引用不正確
(Phは秋の影がついた庭のティー。BGMは accuradio Brazilian jazz)
【カウンター07】
ラーメン1/95 他外食1/37 外酒3/73 さんま4/9
10日(月)前夜飲んで起きたら姉の息子休みというので、コインランドリーついでに川本讃岐うどんに。あつあつ大盛200+天ぷら50+いなり70円。ランドリーに戻るとなぜかまだ終わっていない。知らないおっさんに、「おばちゃんが中確かめないでお金入れちゃったんだよ、まあ、誰が悪いわけでもないし、きれいになっていんじゃねん」。Sure.~帰って仕事、恒例電話取材も~朝仕事終えてシャワーさんま6号
11日(火)昼は仕事~またもピザトースト~晩はもとは撮影の関係者でぽてたやコミュニティにも入ったKさんと同級生M君宅に。Ph撮らなかったけどさんま7号と麻婆茄子など
12日(水)朝に帰って仕事~前回記事ボノの『ルーシー』きく~夕方乾麺そば茹でる。この沢製麺「更科そば」はうまいのでリピーター~出張授業~塾に行って仕事~そのままうっかり寝る
13日(木)帰って昼はまたもピザトースト~ずっと働き、明け方シャワーさんま8号
14日(金)昼、味噌汁つくって納豆ご飯~前回記事「さんま・イン・ザ・スカイ」に出会う~塾でM君と勉強~仕事だ、と夜食にラーメンと思い目当ての店終了で、結局川本・福家という店で赤味噌ラーメン~塾に戻るとあまりもたず寝る
15日(土)朝に帰り、松坂:松井みながら原稿書いていると、弟から小学校にいてこれから仕事に行くので娘の運動会を撮ってくれと電話。納豆ご飯で腹ごしらえの後、出動。小学校の運動会というのはこうなっているのかと驚。同級生±ほか多くの知り合い、その子など多くそれはそれで楽しい一日~帰って少し競馬+仕事~晩は同級生M君宅へ。地区の若者なども来て、当該地区昭和の体育祭という貴重な映像をみる
16日(日)朝から撮影。深谷ホテルは前から開いたので、しばらくあいさつ多。帰ってシャワーで、競馬~もう食わねばまずいとさんま9号~中田にやられた阪神:中日~前日運動会にM君が話をつくり、夜は同級生男子3名女子2名で駅前もつ鍋屋の会~帰って寝て起きて、上を見ると「てんじょうのきょう」。それでまた寝る
何だか夏、ぶりかえしのこのごろ、先週さぼってたわけではないが油断で作業進まず、今週は遅れを取り戻している。楽しみはさんまと、日米縦じまががんばる野球。今、もっとも楽しみなのは、日:桧山、米:チェンバレン、心配なのは、日:久保田、米:リベラだ。
そんな昨日、仕事の資料のため「サンデー毎日」を買い、まず320円という値段に驚く。へえ、こういのって2百円台だったんじゃなかったけ、記憶をたぐると一番最近買ったのは、池田晶子最後の原稿が載っていた「週刊朝日」。年齢的にも活字好きということでも十分「オヤジ」なのだけど、21世紀に入ってというより一生でもこうしたオヤジ系週刊誌は10冊買ってない。コピーは「天下大動乱」で一番大きい写真は小沢一郎のこの印刷物を、昨日の午後、お茶の時間にながめた。
自民党、芸妓と続くグラビアに続き、「9・12テロ」、北の湖理事長、「ゆるい女」、「ニュースナビ」は鈴香被告、おしりがじり虫、和泉元彌、「しょっぱいハンバーガー」、毎日グループお得意の学校もの「付属校」……。すみません、そういうのは新聞や電車の吊り広告で十分です。
紙をめくったり画面を見たりはもっと気持ちのいいものがいいのだけれど、あんまり売れていそうもないけどこういのがあるのなら、こういう話を見て読んで、気持のいい人は少なくないのだろう。「気持いい」ってのは横暴だ。
とはいっても、こっちにとっても面白い記事があるのが、こうした雑誌の“雑”誌たるところ。前から気になっていた秋田稲庭うどんのレポート、大沢在昌は「ジャンプ」で読む両さんみたいに文体だけ味わって、大崎善生『スワンソング』を語る見事な黒子ぶりの川本三郎の書評に唸り、どこに行っても同じ口調でメディアによって内容を使い分けるフサイチリシャールを語る井崎脩五郎に舌を巻き、田中幸雄を語るわざとださく書いているのかと思われる二宮清純、まさか釣りも格闘技と同じ視点で語る夢枕獏に動転、椎名誠が語る中国で流行るおやじの腹出しルックには『国分寺書店』以来20年変わらない、これは信念を感じる。
そんな中、この号で一番心に残ったのは、巻末グラビアの覆面レスラーのようなキンチャクダイではなく、荒俣宏によるカート・ヴォネガット評だった。
自身二十代の頃は、根はロマンティックなのにわざとジョークを飛ばして文明批判をする「アメリカ的な不良っぽさが嫌いだった」という荒俣は、最後の著作である警句集『国のない男』を読んで、ヴォネガットがなぜ「不良ファンタジー作家」に徹していたかがわかったという。子どもの頃の大不況で、大人の輪に入るには「なにかおもしろいこと」をいってこちらを向かせるしかないことを学習したというのだ。
ヴォルテール、筒井康隆に比べてヴォネガットの態度を語った後、「次の一言には、ほんとうにしびれた」といって、荒俣は長い引用を置く。
すべてのものごとが つじつまが合うようなものであってほしいと思う。そうすれば、われわれはみんな ハッピーになれるし、緊張しなくてすむ。だからわたしはウソをいくつもついてきた。そうすれば、すべてが丸く収まるし、この悲しい世界を楽園にすることができるからだ
確か『気狂いピエロ』でアンナ・カリーナ演じるマリアンヌは、「世界が小説みたいに脈絡があればいいのに」といっていた。
なるほど。ヴォネガットは『スローターハウス』しか読んだことがないが、だから私は、「政治論」に興味はあっても、「政治」そのものやそれにまつわる“リアル”な営みに興味はわかない。それは「悲しい世界」にこだわるあまり「楽園」からあまりにも遠くて。ならば、ねことかさんまとか阪神とかさっきかかったアントニオ・カルロス・ジョビンとか、そういう“リアル以外”の方が「楽園」への近いように思うから。
基準は“リアル”より「楽園」であるべきだろう。ねこやさんまがそうであるように。
※記憶によるゆえ引用不正確
(Phは秋の影がついた庭のティー。BGMは accuradio Brazilian jazz)
【カウンター07】
ラーメン1/95 他外食1/37 外酒3/73 さんま4/9
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