Que ma vie est belle!

私とは、美しいもの、美味しいもの、楽しいものの集合体。

卵爆撃

2007-09-24 18:18:45 | ロンドン

Hampsteadからの帰り、道を歩いていると突然呼び止められて、「誰かがマンションから卵を投げているから、歩道ではなく、バスレーンを歩きなさい」。慌ててバスレーンを駆け抜ける。駆け抜け終わると別の女性に呼び止められて、「警察に連絡すべきよね」。

卵だからよかったものの、これが銃弾だったらたまらない。これまで、卵にしても何にしても、通行人めがけてにしても、そうではないにしても、マンションから物が投げられるなんて、考えたことも無かったし、実際にそんな目に会うことも無かった。LondonBrusselsParisに比べて安全な気がしていたが(景気がよいからか、お金をせがむ人も居ない。ParisLyonBrusselsでは、ただ座ってお金を入れる缶などを置くだけにとどまらず、声を掛けてくる。かなり怖い)、時々ニュースで無差別殺人を聞くように、他人事ではないのかもしれない。


Kenwood House

2007-09-24 18:16:07 | ロンドン

ベルギーに伺ったときに再会した英国人の同僚から、Hampsteadが良いところだと聞いた。また、英国に住んだ経験のある日本人の同僚から、Kenwood Houseがお勧め、と聞いていたので、ちょっと地図で見てみると、Paddingtonから歩けない距離ではない、と感じた。そこで、先週の食べすぎ+土曜日に友人が遊びに来てくれてまた食べすぎてしまったので、それを解消すべく、散歩がてらKenwood Houseへ行ってみることにした。

地図とにらめっこしながら、Hampsteadへ。最後はかなり急で長い坂。運動不足の体には丁度良い。HampsteadからKenwood Houseまでまた暫くある。公園の中は道が良く分からないので、行きは幹線道路沿いに歩いてみた。

Kenwood Houseの入場は無料であるが、中には何と、フェルメール、レンブラント、ターナーの作品が収められているのである!今日はフェルメールと対話してみることにした。The Guitar Playerという作品は、ギター(確かに6弦くらいに見えるが、ホールなどはリュートみたい)を弾く少女の絵なのだが、明らかに少女は誰かと会話をしている。フェルメールの絵には何時も動きがある。そして、画面に居ない誰かの存在を確信させられる。この決して回答が得られない不思議な物語性に私達は魅かれてしまうのだろうか。

絵としては、少女の腕がとても美しい。女性らしい、柔らかな線、その柔らかであるはずの肉質が見事に現れている。前回のレンブラントもそうだが、どうしてこの「質感」があらわせるのだろうか。フェルメールの絵は、レンブラントよりさらに大まかな色塗りである。私の感覚としては、動きもあるからか、アニメーションのセル画を思い出す。そのくらい大雑把な色の塗りわけだ。特にドレス、また楽器のフレットを押さえる左手の指などは、セル画そのものに思える。それなのに、約2m離れて椅子に腰掛けて絵を見ると、そんなことは気にならず、ただ美しい若い女性の腕と指に見えるのである。

彼女は誰と、何を話していたのか?

レンブラントは1660年代と思われる、晩年の自画像である。やっぱり若い、おそらく仕事も生活も全てがうまく行っていて、我が世の春を謳歌していた頃の絵のほうが好きだと思う。でも、好みなんていつ変わるか分からない。今度来るときには、この絵のほうが好きになっているだろうか?

Kenwood Houseの正面の広々とした芝生の上で、持参のサンドイッチランチ。昨日友人が来るからと購入したPoilaneの胡桃のライ麦パンにカマンベールと友人が持ってきてくれたドライトマトを挟んできた。やっぱり芝生の上で池に飛び交う水鳥を見ながらいただくランチは気持ちよい。帰りは凡そ場所も分かったので、公園の中を歩く。本当に森の中を歩いている感じ。遠くにCentral Londonが見える。少しかすんでいるが、クリアに晴れた日はかなり綺麗に見えることだろう。Paddingtonから歩いて1時間強でこんなところに来られるなんて、Londonっていいなぁ。HampsteadからPaddingtonへは基本的に下り。また一度歩いた道なので、迷うことも無くさくさく歩くことができた。足がちょっと痛いけれど、良い運動と素晴らしい芸術鑑賞だった。


ベルギー

2007-09-24 18:12:11 | ベルギー

会社の本社はベルギーにある。今の会社に移って2年と2ヶ月。初めて本社とベルギーのR&D部門を訪問する。

月曜日はR&DのあるBrussels郊外へ。Eurostarの駅であるBrussels Midiからはタクシーで15分強。とても会社とは思えない。芝生が茂る、幅250m、長さ2kmの敷地の中に、研究棟、開発棟、生産棟が点在しているとのこと。人事等中枢が入る建物はまるでマナーハウスというか、とても会社とは思えない。こんな環境で仕事をしたら、気持ちいいだろうなぁ。でも、入って暫くはこの美しい景色に心を奪われて仕事にならないかも。。。

夕方は、以前東京勤務で、この9月からベルギーに移られた英国人の同僚が、Brussels中心部のレストランに案内してくれた。Grand Placeのすぐ近くで観光客も多く、ほとんど皆英語を話すような場所で少々心配したが、とても活気があり、良い雰囲気。舌平目の甲殻類ソースのようなものをオーダーしたが、とても美味。甲殻類ソースだけあって、かなり濃く、また付け合せのマッシュポテトも美味しくて、ついつい完食してしまった。今思えば、これが全ての始まり。。。?コーヒーにはラングドシャのような薄い焼き菓子、でも味は八の字、が木箱に入って付いてきて、これをいくら食べても良いのである。デザートがあまりに大きいので諦めていた私達は、この焼き菓子を10枚近く頂戴して、大満足だった。ちなみに一人50euro程度。従って、決して安くはない。いや、高い。ああ、円安が少しは改善してくれたら。。。ま、無理ね、今の政治状況では。

火曜日は本社。さすが本社。建物の造りが違う。とても立派。ここも広大な敷地のなかにいくつかの建物が建っている。月曜日のR&Dもここも、食べ物が美味しい。さらにこちらはデザートがかなり充実している。まずい。。。このままでは大変なことになる。

火曜日の夕方、ベルギーのSpaというところへ移動。Spaは俗に言う「Spa」の語源になった場所で、「Spa」があるらしいが、私達はホテルに缶詰になって研修。着いた日の夜から大変なことになった。それというのも、食べ物が美味しいのである。お夕飯はフルコースのdinner、まずはタルタルステーキが前菜で供され、メインは鶏。ハーブが挟まれ、クリームソースが美味。デザートはコーヒームースとアイスクリーム。その後はBarで飲み放題。とりあえず1時頃までBarで玉突き(古い!)などして起きているが、結局その間飲み続けるので、消費されるより口に入るカロリーのほうがかなり過剰になる。

朝起きて、止めておけばよいのに、朝ごはん。スクランブルエッグ、サラダ、クロワッサン、ペストリー(レーズン&カスタードクリーム)、フルーツはオレンジ、グレープフルーツ、パインアップル、これにフレッシュクリームチーズのようなものを乗せて、さらに自家製のアプリコットのコンポート、イチゴのジャムを掛ける。勿論最後はコーヒー。これだけ食べたらお昼まで何も食べられないはずなのに、10時のコーヒーでは、シナモンケーキとライスカスタードのケーキを食べてしまう。勿論ランチも抜かりない。パスタにサラダ、サワークリームとスモークサーモンのサンドイッチ、クスクス。。。デザートが素敵。チョコレートムース、オレンジの果肉たっぷりのゼリーにカスタードクリーム。そしてコーヒー。3時にはおやつ。コーヒーとチョコレートケーキ。このチョコレートケーキはどっしり濃くて美味しかった。この日はワインテイスティングもあった。白、赤、各3本ずつのワインの生産国と地域を当てるのである。赤の2本目は何と中国のワインだった。全然分からない!!ディナーは前菜がスモークサーモン、メインは豚。肉は。。。と思っていたのだけれど、マッシュポテトとキノコのソースが美味しくて、ついついお肉にも手が出てしまう。デザートはフォンダンショコラとアイスクリーム。フォンダンショコラが美味しい~!!そしてさらにBarへ。

最終日の朝ごはんは、さすがに反省してスクランブルエッグとサラダは省略。って、甘いものはさらにPain au chocolatを追加しているのだから意味が無い。10時のおやつは昨日と同じチョコレートケーキ。でも美味しいから頂いてしまう。ランチは再びパスタとサラダ。デザートのパンナコッタのクリームが濃くて。。。美味しい!!ティラミスやクリームブリュレも食べてみたけれど、パンナコッタが最高だった。最後のおやつはペストリー。これも美味しい。

帰りのEurostarはお夕食が出た(行きは朝ごはん。あまり美味しくなかった)。まずはシャンパンをいただき、前菜は生ハム。これはあまり美味しそうではなかったので、ソラマメのマリネだけ頂いた。メインはお肉か魚で私は魚を選んだ。車内食にしては美味しい。熱々なのが私好み。マッシュポテトにはオリーブが混ざっていて、これをパンにつけて食べると美味しい。。。とパンをお代わりしてしまった。ワインはブルゴーニュワインが供されて、なかなか。デザートにチーズとチョコレートムース。チョコレートムースはホテルのものに比べるといまひとつだったけれど、食べているうちに慣れてしまって、結局完食。また、サービスの係りの方がとても良く、楽しい、あっという間の2時間半。最後にはチョコレートのお土産まで頂いてしまった。

あ、この日記、昔小川洋子(?)の『妊娠カレンダー』だったか、食べたものをひたすら記録していた、みたい。。。

ちなみに、家に帰って体重計にのってびっくり。出発前に比べて4kg増。明らかに危険。今日からダイエット!!


Housewarming Party (Part II)

2007-09-24 18:05:38 | ロンドン

今日は同僚を招いてのHousewarming Party。朝からTimetableを作ってその通りに準備を進める。

メニューは、胡瓜のサンドウィッチ、イチゴのケーキを手作りして、あとはスナック類、ドライフルーツ、ナッツの詰め合わせ、チョコレート、チーズ、フルーツ、ディップをHarrodsTESCOなどから調達。さらに飲み物として、ワイン(ブランド物に弱い私は赤、白ともにルイジャドのワインをTESCOで見つけて購入)、スパークリングウォーター、スティルウォーター、お茶にコーヒー、etc

13時からを予定していたけれど、皆さん気を遣って14時前くらいから続々登場。忘れられてしまったのかしらん?と少々心配になったものの、準備としては丁度良い按配。ご家族連れでいらしてくださった方もいて、とても賑やかなpartyに。テラス席は、同僚のお嬢さんお二人のお気に入りのようで、ちょっと嬉しい。子供は正直だから。。。また、このお嬢さん方のお母様が、ケーキを焼いてきてくださって、ケーキは2種類に。とても綺麗に焼けていて、美味しそう。

また、同僚には、食べ物はあるので、手ぶらでいらしてください、とお願いしていたのだけれど、蘭のお花や瓶詰めの巨大なチョコレート、マフィン型(私がマフィンを毎日購入して食べているのを知っていたから?)とマフィンレシピの本、またご家族でいらしてくださった方は、使うのが勿体無いくらい綺麗な蝋燭を持ってきてくださった。1つは5歳のお嬢さんが選んでくださった、ということでとてもかわいらしい。さらに、カード。英国では、Housewarming partyは習慣化しているとのことで、それ向きのカードがきちんとある。

準備ですっかり疲れてしまって、あまりお構いできなかったけれど、皆さんが楽しそうにお話してくださっているのがとても嬉しかった。

疲れた~、と言っている場合ではない。明日は朝610Waterloo発のEurostarBrusselsへ行かなくてはならない!!