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Gustavo Dudamel & VPO アルペンシンフォニー 第一日目

2024-08-24 11:00:00 | Gustavo Dudamel
ザルツブルク音楽祭にて、Gustavo Dudamel & VPO を聴いた。
 
前半はリトアニア生まれのソプラノ、Asmik GrigorianでR.シュトラウスの「4つの最後の歌」。とても張りのある、透明度の高い声。ドイツ語の歌向きだと思い、この人の歌でマーラーを聴きたくなった。オペラだったらどんな役が良いのだろう、と考えていたが、演奏会の後友人らから、サロメ、蝶々夫人、エフゲニーオネーギンなどでも大活躍なのだとか。押しも押されぬ大スターだったよう。もうちょっとしっかり旬の演奏家を押さえなければ、と反省した。
 
後半はアルペンシンフォニー。流石にシモンボリバーの時のように会場の照明を落とし、日の出と共に照明を明るくするような演出はなかったけれど、始まりの朝靄のような薄い音の重なりがたまらなかった。
嵐の部分のコントラバス、パーカッションの渾身の演奏は、客席も思わず嵐に煽られたかのような反応に。
 
前半も後半も、Gustavoがタクトを下すまでみんなじっと待って、音楽好きが集まっている、という感じがした。
このような場に、来たいと思ったら来られることを、ただ感謝するのみ。
実は、ある買い物を予定していて、これからはこうして海外へ来るのは控えよう、と思っていたのに、こうやって聴いてしまうと、12月のマケラさま & VPO@楽友協会とか来年の6月のマケラさま & BPO@フィルハーモニーなど、今年のGustavoとの比較で聴きたくなってしまう(爆)