エサ=ペッカ・サロネン指揮、フィルハーモニア管弦楽団。2009年6月11日、ロンドン、ロイヤルフェスティバルホールにて。
Berg: Three Pieces for Orchestra, Op.6
Mahler: Symphony No.7
Esa-Pekka Salonen: Conductor
Philharmonia Orchestra
もし生きる時代と場所を選べるのならば、是非20世紀初頭のウィーン、と思っているのだけれど、そんな中で生まれたベルクのこの作品は、素人の私には
「何が言いたいの?」
である。尤も、相変わらずのフィルハーモニアなので、「本当にこういう曲なのかも分からない」。それこそウィーンフィルあたりで聴いてみたら納得いくだろうか?
マラ7は、よく言われることであるが第一楽章~第四楽章までと第五楽章の性質が全く違うので、私にはどうも、第一楽章~第四楽章+(何かオペラのようなものの)序曲に感じられた。
このマラ7にはいろいろな楽器が使われて、それも面白い。カウベル、ルーテ(占い師の筮竹のようなものが纏められているのがそれと思われる)、銅鑼ではないけれど、金属の板を叩いて音を出したり、ギター、マンドリンも登場。チューバはユーフォニウム持ち替えのようだった。
チューバ(ユーフォ)の音がとても良かった。マンドリンは、E線の調弦が?な感じだったが。。。久しぶりに聞く音色は懐かしかった。リストを使わない弾き方をしていた。それにしても、大学で指導してくださった先生は、本当に上手だったのだと、改めて感じた(失礼!)。
偶然、友人夫妻に出会って、そのまま遅い夕食へ。音楽の話をしていると、時間はあっという間に過ぎてしまう。帰宅は12時近かった。9時間後の友人訪問に備えて、徹夜で掃除!!